ああロミオ、あなたはどうしてロミオなの | 都内 中堅校からの大学受験2026

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2020年に都内の私立中高一貫校に入学した息子の日常を綴っております。

ある晩の寝る前の会話。

 

何の話をしていたか忘れたけれど、息子が

 

ぶちゅー:「『ウェストサイドストーリー』はいいよ。ストーリーはくそだけど、音楽がいい。あれは絶対に見るべき。」

 

と言いました。夫(珍しく早く帰宅)と私は、

 

驚き:「えっ、観たことがあるの?」

 ↑家族の中で一番映画をみていて詳しいと自負しているが、近代SFが中心で男性趣向が強い。例えば、最近だと『国宝』は全く興味なし。

 

真顔:「学校で見た。」

 ↑コロナ禍の時、いくつかの授業で映画視聴が続いたので名作通?

 

ニヤニヤ:「お母さんもタイトルは知っているわ、有名よね。話は知らないけど。」

 ↑あまり映画を見ていない人

 

ニコ:「ストーリーはね、『ロミオとジュリエット』みたいな話。」

うーん:「敵対するモンタギュー家とキャピュレット家の息子と娘が恋愛に落ちるんだよ。」

真顔:「筆者はイギリス人だけど、物語はイタリアのヴェローナの設定。」

 

ニヤニヤ:「『ああロミオ、あなたはどうしてロミオなの』」

 

真顔:「お母さん、読んだことあるの?」

 

ウインク:「あるわよ、常識よ。書いたのはシェイクスピアね。」

 

イヒ:「あぁ、そうだった。」

 ↑筆者を覚えていないとは。。。泣


イヒ:「きもいよね。『あなたはどうしてそんなに美しいの。』だなんて、そんなこと言う男って、」

 

ポーン:「へっ!?ロミオは、、、男だと思う?女だと思う?それから、」

 ↑一気に目が覚めた

 

アセアセ:「えっ、男だっけ?じゃぁ、『どうしてそんなにかっこいいの?』か。いずれにせよ、よくそんな言葉がでてくるなぁー。」

 

滝汗:「あ、あ、あ、あれは、、、自分達の恋が叶うのが難しいことを嘆き悲しんででた言葉よ。あなたがあの家の人でなければよかったのにって。」

 

ガーン:「えっ、そうなの?」

 

ゲロー:「あ、あなた、本当に困るわよ、日常生活でもそういうちぐはぐなことを言っていたら会話が成り立たないじゃない。周囲の人が理解に苦しむわよ。わかるでしょ、お母さんが日頃、あなたの日本語おかしい、日本語力がない、会話にならないって言っているの。癖や若者言葉であげ足をとっているんじゃないのよ。」

 

イラッ:「知らんわ!読んでないからコンテキストがわかってないから。あっ、コンテキストじゃない、話の背景とかね。」

 ↑普段の会話でわざわざ難しい言葉を使って複雑な言い回しをしたり、英単語を乱用して鼻につくことが多いので時々注意している

 

ムキー:「読め!」

 

ムキーッ:「やだよ、そんなつまらない話!」

 ↑多分、どこかで読んでいると思うけど?

 

 

そして、なぜか話は『源氏物語』や『吉原、花魁』に。。。

続きはそのうち書くと思います。