私も読書6月 | 都内 中堅校からの大学受験2026

都内 中堅校からの大学受験2026

2020年に都内の私立中高一貫校に入学した息子の日常を綴っております。

図書館でやっと『フォース・ウィング』の順番が回ってきた!と喜んだのもつかの間、わずか数ページで挫折。カタカナが多いの苦手。。。人気がある作品なので頑張りたかったけど無理だった。

他にも1/4~1/2ぐらい読んで「もぉいいかな」と思った作品が数冊あり、完読したのは10冊。

今月はダントツなものはなかったけど、小説系だったら『赤と青とエスキース』、それ以外だと『老後の年表』がオススかな。

 

 

【小説系】

『暗号の子』

短編集で、近未来を感じさせる内容の小説が多く、今後十分に起こり得る話で唸らされた。ただ、ITの技術用語に馴染みがないと読み進めるのが辛いと思う。
一方で、画期的なサービスを開発した人が自殺した(する)という設定で書かれている作品が多く、安易だと思った。
 

 

『パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々 4』

これまで張られた伏線を一気に回収して盛りだくさんだった。残すは本題のみになった(と思う)。次は最終巻、楽しみ!

 

 

『入居条件:隣に住んでる友人と必ず仲良くしてください 』

前半は冗長的。中盤は「初夢」あたりから少し怖い話になる。ラストは突然ブチッ!と終わった。「えっ、これで終わり?何も始まっていないし終わってもいないのに!」と思った。

 

 

『赤と青とエスキース』

綺麗な話で、おさまりもよい。最近こういった作品に出合えていなかったので嬉しい。

 

 

『本と歩く人』

やさしい空気が流れるお話だが、非常に遠慮がちに現代社会の病や闇を幾重にも指摘している。ドイツっぽい作風で、エンデの『モモ』を思い出した。私はそんなにドイツの作品を読んでいないし、『モモ』にいたっては昔ネットであらすじを確認したことがあるだけだけど(笑)。

 

 

【小説系 以外】

『私とは何か』

筆者の作品を読み解くための解説集っぽかった。偉人級の作家にはこういった書がたくさんでているが、それを自分で書いちゃうところが面白いと思った。「分人」という考え方は興味深い。

 

 

『漫才過剰考察』

TVをあまり見ない私には知らないことも多かったが、くるまさんの熱量は伝わった。

のめり込めるものを仕事にできた人は幸せだと思った。
 

 

『老後の年表』

50歳から80歳までだいたい2歳きざみで、その後は82歳、90歳、100歳でどういことが起きるかが書かれている。母を見ていると、まぁ、その通りかなと思う。
日本人なら『DIE WITH ZERO』とあわせて読むのがおススメ。

 

 

『トイレと鉄道』

やや冗長的だが、列車にトイレができるまでのあれこれは蘊蓄系のTV番組のネタにもってこいな感じ。「黄害」と言う言葉を初めて知った。列車トイレが走りながら線路に糞尿をまき散らしていた時のその飛散距離たるや!衛生上の問題や悪臭がどのくらい深刻だったことか。

 

 

『AI失業』

失業の話よりも、日本のAI技術が遅れていることに警鐘を鳴らしている。AIは今後もっと利用料がとれるビジネスに成長していくと思うので、AI技術が遅れていると経済的損失が大きい。
仕事に使うなら、どこのAIを使うかも慎重に考えないといけないと思う。政治家や国家公務員が国策や国際会議の作戦を練るのに他国のAIを使うのは危険だと思う。考えすぎかな(笑)。