今年も新潮社から「高校生に読んでほしい50冊」がでた。確認して目に留まったものは積読した。
積読といえば、今月も小説系は外れが多く途中まで読んで返却した本が何冊かあった。この頃に積読した本は外れが多い。
『パーシージャクソン』は1冊/月で借りて自分のペースで読む予定だったのに、図書館にライバルが現れて持っていかれた。 ようやく手元に届いたと思ったらさらに待っている人がいる。今、必死に読んでいる。のんびりと読めない。
今月は強推しの本はなかったけど、同世代なら『人はどう死ぬのか』は一読の価値あり。
以下は完読した本と簡単なコメント。
【小説系】
短編集。読みやすく、気が付いたら最後まで読んでいた。
どの話も理不尽きわまりないオチで、「はぁー!?」と言いながら読んだ。
薄い本だけど、主人公の「推し活」の様子が延々と書かれているのでお腹いっぱいになった。
旧友が村井理子さんの本をすすめてくれたので積読して読んだ。
タイトル通りの内容で、筆者の重病が発覚して入院、手術、退院、復活までの話。
群ようこさんぽい。他にもいくつか気になる作品があるので読んでみようと思う。
【小説系 以外】
私が言うのもなんだけど、広く浅くよくまとまっていた。
2030年は医療と不動産が、、、
簡潔でわかりやすかった。
血管の老化防止には1日3個のミカンがおススメ、3個以上はNGとのこと。甘いミカンの方が効果がある。見た目で甘いミカンを選ぶコツは皮がシワシワで、軸が細ければ尚更よいとのこと。
息子さんが言葉をしゃべり始めたころから、嘘をつくまでの育児日記。筆者は精神科医なので、観察がサマになっている。子育てをした人なら懐かしく感じると思う。
これまであまりSFを読んでこなかったが、読み手を考えさせる作品があることは知っていた。それでこの作品を読んだ。「第3章 知能と設計の倫理」、「第4章 管理と自由の倫理」がよかった。
50歳になったら一読をすすめたい本。
延命治療や死に場所(死に方)について書かれており、親や自分のことを考えるのに役に立つと思う。
筆者が読んだ作品から厳選した50作品が紹介されている。よくまとまっていたけど、私が読んでみようと思う作品はなかった。三宅香帆さんは、本のタイトルをつけるのがうまいと思う。
『嫌われる勇気』ほどのインパクトはなかったが、印象に残った記述を読み返すといいこと書いていると思った。