夏休みにスマホデビューをするとか、夏休みを機にルールを見直したいと思っている、という話をちょくちょく聞くので、昨年、息子校の保護者会できいてきた話を少し書きます。要は、
「子供にスマホを渡すなら、親がしっかり管理せよ。」
渡したのはお前だろう、知らんがな。自分で責任取れよ。
とのことです。
↓↓↓以下、先生のお話の概要↓↓↓
スマホのオンラインゲームは、親世代とは全く別のもので、
子供たちがゲームがやめられないのは、意志が弱いからではありません。
スマホのゲームは無料でプレイできる代わりにプレイヤーに広告視聴をさせます。これがゲーム会社の収入になっています。ゲーム会社は、プレイヤーに広告を視聴させるためにいろいろなことを仕込んできます。これが、
子供たちがゲームをやめられなくなってしまうトラップ
です。(★1)
ゲーム会社がそういった思想でゲームを作っているので、子供たちがトラップにはまってゲームがやめられなくなってしまうのは仕方がありません。大人でもはまりますから。
とのことです。学校でも指導はしますが、
勉強するときは、スマホは親が預かる
勉強部屋には持ち込まない
など、子供とスマホを物理的に離してしまうルールを作って守るのがお勧めです。
中高一貫校の勉強のペースは速いので、ひとたび遅れると取り戻すのが難しいです。せっかく入学した学校ですから・・・・・。
↑言い回しは忘れたけど、成績不振だと途中で退場になるよ。泣きつかれても知らんよ。そうならないように気を付けて。と言う話。
★1
トラップの代表例をあげると、
・ログインボーナス
・ゲーム上で展開されるイベント
・時間の経過でプレイできる時間が増える仕組み
プレイ時間の貯蓄には上限が設けられていて、数時間で満タンになります。
効率的にゲームを進めるためには数時間に1回ログインしてプレイしなければなりません。
これらの仕組みの特徴は、1回あたりのプレイ時間が短くてすむことです。だから、本人も保護者も問題視しないことが多いのですが、ログイン回数が増えると常習化するそうです。常習化すると、成長期にもかかわらず、就寝時間中に目覚ましをセットしてでも起きてプレイする子もいるそうです。このことからわかるように、非常に中毒性があるとのことです。