先だって、ある方と話をしていると、中学校で硬式をやらせるにあたって、①とにかくきっちり基礎を教わって高校につなぐのと、②やっぱり名門の強いところでしごいてもらう、のと、どちらかいいのだろう・・・と悩んでおられた。

そのお話しを伺ったときは、『実力があるなら、名門チームがいいのではないですか・・』と応えたのだが、ユウなどは、もう絶対の絶対、この基礎をしっかりコースではないとやっていけないと思う。


プロになるための要素は、①強く望む事(おそらく、これが一番必要)、②技術レベル、③ケガをしない身体、④継続したモティベーション(いろんな事があると思う) の4点ではないかと勝手に解釈している。


それを前提に考えたときに、名門でレギュラーになれず、また、まともな練習をさせてもらえなかったら、①を維持するのは相当難しい。

実際に聞いた話だが、あるシニアのチームでは、レギュラーがフィールドで練習をしているときに、補欠はグランドの周りをランニングしているそうだ・・・。つまり、チームの目的が、個人個人の選手の養成ではなく、チームが勝つ事におかれていると、当然そうなると思う。

それは悪いことではなく、しっかり目的にあった監督の考え方だと思う。


だから、どんな雰囲気で練習しているかという事より、どういう目的でチームが動いているかが、私は、とても大切なんじゃないかと思うわけだ。

同じような記事を何度も書いたけれど、この時期の選択はとても大切だと思うので、繰り返した次第。

バッティングの基本はセンター返しである。というのは、良く言われるが、何故そうなのかを、落合博満氏の『超野球学①』を読んでナットクした。


それは、例えて言うと、ノックを打つ人(ノッカー)の自然な身体の使い方を見ていると、打ちたい野手に身体を向けて打っている。つまり、ボールを打つ時は、打者の両肩を結ぶ直線と平行に打ち返す事が最も自然で、理にかなった打ち方であるという事をあらわしているという事だ。(なるほど)

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ところが、この基本であるセンター返しというのができないバッターが実に多い。

確か、イチロー選手が高校に入学したときに、監督に、『センター返しでいいなら80%は、その方向に打てます!』と言い切って監督に反感を買い、さらに、『それならやってみろ』と、3年生ピッチャーと対戦させられ、実際に対戦すると、結局ほとんどセンターに打ち返したという文章を読んだことがある。さすがイチローだ。

ちなみに、ユウに、もし良いボールが10球来たとして、センター返しで打てる確率はどれくらいある?と聞いてみた。
すると、
『うーん、9本』
『いや、10本かな・・・』
『やっぱり9本!』と答えた!
そう言えば、先だっての少年団野球の練習の時、マシンを使ってのバッティングだったのだが、15球中12球くらいが殆ど同じセンター前に、(おそらく半径2mもずれていない)、飛ぶので、ショートを守っていた私はびっくりした経験がある。後で聞いたら、そこを狙って打った・・・と言うのだ。

なかなか面白いと思って別の質問をしてみた。

『じゃあ、もしいい球が来たとして、ライト方向に狙って打てる確率はどれくらいある?』

『うーん、8本か9本は打てると思う!』と、言うではないか!フムフム。


ユウは、まだかなり非力ではあるが、ある意味では、狙った方向にボールを飛ばすための技術に対する自信はあるようだ。そして、これはバットコントロールという意味では、すごい話だと思う。


先だっての美蹴館でのフリーバッティング。コーチが投げる、かなりゆるいボールを打つのだが、ユウは、引っ張るのではなく、センター方向に打ち返すようなバッティングをしていた。

あれだけ遅いと、つい引っ張りたくなるものだ。


コーチがボールを投げ終わって、そして、足下のボールをひらいにいった、その瞬間を狙ってピッチャー返しを打ったのは面白かった。

さすが、コーチは素晴らしい反応をしてユウの打撃をキャッチしたが、私は遠くから見てたけど、そこを狙ったのが解った1発だった。面白かった。


↓ の写真は、3回くらい前の練習時の写真。

ピッチ役のコーチにカーブを多投されて、面食らった打撃練習だったようだ。

ネットの横で見てくれているのが、安達コーチグッド!

1205

12月19日

前回が雨で流れたので、久しぶりの夜の練習。三木防災公園野球場は、場所も場所だけに(山のてっぺん)、とっても寒い。

今回は、同じ地域からの体験参加の選手も来ており、顔見知りの選手がいるという事で、楽しそうにキャッチボールをしたり、アップしたりしてました。

こないだまで対戦するだけの相手で、試合中も話をする事なんか一度も無かったのに、同じチームで楽しそうに練習やってるってのが、スポーツのいいところだなあ。プロでも、トレードで宿敵チームに移ったりする事があるんだもんなあ・・・。なんかオモシロイ。


写真は、ノックの様子。ボールに向かってスタート切ってるのがユウ。ブルーの帽子の選手たちが、

宿敵 IB東-A1チームのトモダチ音譜

入部してくれたらいいんだけどな。(もう4チームも見学に行っているそうだ。ユウみたいに、どこも比較せず、即断即決も珍しいみたい。)


12/15(土)、ユウ選手、はれて美蹴館ロケッツの一員となった。15日の入部説明会には、5~6名の参加。セレクションには23名程度来ていたので、もう少し多いかと思ったが、現段階でユウの同期はそれくらいだ。

公式試合用ユニフォーム、練習試合用ユニフォーム(どちらかが、黒でどちらかが白)、試合用ユニフォームパンツ、キャップ、アンダーシャツ、ソックス、ベルト、グラコン、バッグ、トレーニングジャージの採寸とネーム入れ。


入部申込書の再提出(ファックスで送るんではなかったショック!。このあたりの説明は、前回の記事のコメントに記載あり)にあたって、もう一回悩んだのが、希望守備位置。

彼なりに、もう一度イロイロ考えて、結局、第一希望:セカンド!おおっ、内野か! 第二希望:センター、に変更したのだ。これは、かなりの決断と言える!

やっぱり、最終的にあんまり外野はボールが飛んでこないから・・・ってのが決断の理由みたい。


そして、もう一つ悩みに悩んだのが、セカンダリーユニフォームの背番号だ。金曜日くらいから、こんな会話が続いていた。

『18番にしよっかな・・・』

『うーん、でもそれってエースナンバーやから、もう誰か使っているのと違うかなあ・・・』

『じゃあ・・・100番にしよっかな・・・』

『・・・・・・そ、そ、それって、かっこ悪くない?・・・・ガーン

『やっぱりー、じゃあ、31番にしよっかな・・・リンウエンツと一緒・・・』、てな具合だ。

で、結局選んだのは・・・・51番。エリア51 とまで言われるほど有名になった背番号。イチローナンバーだ。

でも、セカンドでしょって、まあ、いいかっ。





昨日の12日、ユウは、美蹴館ロケッツに正式申込をした。と言っても、必要事項を用紙に記入してファックスするだけだが。

その中で、希望守備位置という欄があるので、ユウに確認してみた。すると、10秒くらい考えた挙句、

『う・・・ん・・ピッチャーしよっかなーっラブラブ

『ええええええっ、ぴ、ピッチャーぁぁぁぁぁ????  な、なんでまた唐突に?』

『あ、やっぱり止めた』(なんじゃそら)


ひょっとすると、ピッチャーへの憧れがあるのかな。

以前話をしたときは、ピッチャーは、①毎日試合に出られないから面白くない ②バッティングよりピッチング練習が中心になるから面白くない と言う理由で却下してたんだけど、やっぱり心のどこかであるんだろうなあ。


二人でキャッチボールをするときも、私を座らせてピッチングの真似事をする事が時々ある。

いつも驚くのは、ボールはそれほど速くはないが、コントロールが結構いいのだ。ストライクゾーンにビシビシくるので、受けていて楽しい。


でも、ユウのようにまだまだ発育期にある少年に、ピッチャーのような過酷なポジションはやらせたくないというのが、私の本音でもある。

今は、外野でしっかり基本を練習をさせてもらって、高校くらいから本当に希望するポジションを狙えばよいと思っている。


結果的に、第一希望:センター 第二希望:セカンド で、お願いした。

さあ、いよいよ、本当にユウの硬式野球への挑戦が始まったのだ。(正式入部は、1月だったと思う。)


雨ちなみに、本日は、あいにくの雨降りで、週一回しかない仮入部はお休み。今まで6回あったうち、頭痛で1回、修学旅行で1回、雨で1回お休み。

ユウが帰ってきたので、さらりと言ってみた。『ユウ、残念やったな、セレクション、あかんかったわ・・』。

一瞬、間をおいて、えーっ、そうなん・・・ダウン・・・って感じで、ちょっとだけ涙目になってました。

『悲しいの?』と、聞くと『悔しい!』。まあ、そうやろうなぁ。

でも、いいんやで、別にセレクションに合格しなくても、これから頑張ればいいんやからね。という私に、『うん』と応えていた。(あっさり立ち直り。)


で、驚いたのが、次のコトバ。

『美蹴館ロケッツってお金、他よりも高いん?¥

『・・・・・・・・・』

そんなこと気にしてたんや!(かなり、びっくり)

子供心に、いろんな事を考えながら野球やってんやなあ。


■美蹴館ロケッツ入部に際してのコストについて

実際は、そんなに他と比べて高くないんじゃないかな。年会費が、10,000円。 月会費が12,000円。 送迎協力費が、年間で30,000円。年間、最低でも184,000円はかかる。それに加えて、用具購入費(ユニフォーム、帽子、グラコン、ジャージ、アンダーシャツ、ソックス、ベルト、バッグなど)で、67,000円。

フムフム。


他のリーグに加盟しているところなどは、試合で勝ち進むと、関東や和歌山やと結構遠方への遠征が多くなり、父兄も同伴だったりすると、結構、最初には見えないコストがかかるようだ。


まあ、そんなことは、どうでもいい。

何かを手に入れようと思うと、何かに投資をしなければならない。当たり前の話だ。

入力をケチって、出力を期待してはいけない。

ユウ、なんの心配もしなくていいので、好きな事に思う存分、打ち込みなさいグッド!

美蹴館による第二回目のセレクションが、12/8(土)明石球場にて開催された。ユウも2度目の参加。

今回の参加者は23名。前回の7名に比べると、やはり多い。皆、ここにコンディションをあわせてくるうようだ。

守備、バッティングなどを一通り。

前回は、緊張の中でのセレクションだったようだか、今回は、同じ少年団のチームメイトもいて、また、前回参加の選手や、顔見知りの選手もいたりして、結構楽しかったようだ。

帰宅した時は、まあまあの自信のようだったが(彼はいつも、まあまあの自信。案外プラス思考なのだ。)、本日(12/10)ファックスで届いた結果は、『助成金契約提示なし』でしたしょぼん


こんな文章がとどいた。


今回は残念ながら契約提示無しになってしまいましたが、成長過程の中にある貴選手には今後多くの伸びしろがあり、長所の伸ばす指導を行っていきます。美蹴館ロケッツに入部いただけましたら、随時行われる美蹴館スタッフ推薦枠での契約という選択肢も残されますので、日々の練習に励み技術レベルの向上に努めていただきたく思います。


今日、ユウが学校から帰ってきたら伝えよう叫び

(反応が楽しみやなあ・・・)

しかし、約1年半前に始めた野球だし、身体もかなり小さい方だし(2月生まれというハンディもある)、まさに上記にもあるように、これからの3年間が勝負なんだろうなと思う。

でも、よく考えたら、3年でだいたい決まるんだな・・・・。なるほど、なるほど。

そう考えたら、毎日の努力がいかに大切かが身にしみる。


少年団の最後の公式試合が終わり、少年団の選手たち(ユウの同級生)も、次の進路に向けて動き出した。

早いところでは、1月から正式入部が始まるようなので、(美蹴館もそうだ)動きも慌しい。

少年団チームで、人気のあるのが、兵庫神戸ボーイズ 。2005年にできた(美蹴館と同じ頃?)若いチームだ。


ユウは、あれこれ比較せず、最初に見学に行った(というより、いきなりセレクションを訳も解らず受けた!)感触で美蹴館ロケッツを選んだが、今でも良い選択をしたと思っている。グッド!


当クラブの目的は、試合に勝つことや、野球の強い高校に口利きをしてもらう事ではなく、本当にしっかり基本を学び、野球が上手くなる事に目的を置いている。

エラーしたことを怒るのではなく、何故捕れなかったかを指導する所が素晴らしい。

プロ野球選手の中には、高校時代に補欠でも、大学や社会人で頭角を現す選手も実際にいる。ロケッツの安達コーチ(元・阪神タイガーズ)も、高校時代は補欠だったようだ。

夢は、強く望めば必ず実現する、というが、そのためには、今しかできない基礎を徹底的に固める事が必要だと思う。地味な練習の中にこそ、イチローのような大記録が生まれるのだ。


今日は、いつものユウのホームグラウンド(笑)の谷口公園で、テニスボールによるフリーバッティングを100球程度打ち込んだ。最近は、5時半には暗くなるので、本当に一瞬しか練習できない。

バッティングセンターもいいが、ユウは、このテニスボールのフリーバッティングがとても気に入っているのだ。

昨日まで、谷口公園は、20㎝くらい丈の雑草が生い茂る公園で、打ったボールを捜すのに、とても手間取った。が、今日行ってみると・・・・、な、なんと、綺麗に刈られているではないかチョキ

お陰で、打ったボールは点々と転がって行く(これは、実際には、打つ方としたら気分がいい!)のと、ボールの回収がとてもスムーズという点で、ユウもとてもテンション高く、いい当たりを連発できた。

(投げる方は、強烈なピッチャー返しが飛んでくるので、結構怖いっすよ叫び。)


今回はテーマを『個人練習』にしようか『美蹴館ロケッツ』にしようか迷った挙句、ロケッツを選らんだ。


ユウは過去の記事を参考にしていただくと解る様に、小学校5年生から野球を始めた。

少年野球団が、ふつう3年生から始まる(学校によっては1年生!)を思うと、もう、メチャクチャ遅いスタートだ。

実際には、メチャクチャ下手くそ。さすがに3年生から頑張っている子供達は上手い!アップ

そんな中で、かなりの猛特訓を繰り返した。基本的には、キャッチングと守備練習。そして、努力の甲斐あって、なんとか先発を任されるようになった。これは、かなり頑張ったなあ、と思う。特に、守備と走塁に関しては、かなり良い線行ってると思えるくらい練習した気がする。


そんなユウが、美蹴館にお世話になって、最初に徹底的に指導されたのが、実は、その自信があったキャッチングだった。

捕球の位置を、繰り返し指摘される。私が見ていると、ナイスキャッチってな捕球も、プロの目から見ると指摘の対象になる。私は、ただ、ただ、感銘の限りだ。なるほど、なるほど・・・。

これがプロなんだ、と思った。

ほんのわずかな少しの動作。これを美蹴館はしっかり叩き込んでくれる。

試合に勝つことが目的ではなく、野球を上手くなること。そして、高校に行ったときには、基礎がバッチリ、そして、打てる選手になる事、どうやらこれが美蹴館ロケッツの指導方針のようだ。

まさに望むところ。

この3年間、とにかく大活躍しなくてもいいから、まず、何も解っていない野球の基本の基本を感じてもらいたいと、ただ、ユウのチチは思うのであった。


守備

今までは、この写真のように、身体の前でボールを裁ききれていなかった。

今は、凄いですよ。

内野手への転向も考えようかなあ・・・。

イチローを育てた鈴木家の謎 (集英社文庫)/斎藤 茂太
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この本ではないが、『イチロー我が息子』を読んだ。タイトルから解る様に、お父さんが書いた本だ。

この本を読むと解るのは、イチロー選手は天才なのかもしれなしが、実は、天才は凡才の1000倍努力していると

いう事実に気付かされるところにある。

ただ、それは、やらねばならないという努力ではなく、夢中で虫取りをしている子供のように、努力と言うほどの努力でない、そのこと自体が楽しくてしかたのない作業なのだろう。


生まれ持ったというか、幼いときに開花したほんのちょっとした才能(というより、本人の意思)を親が尊重して伸ばしてあげるか、そんなのムリだよ・・・と型にはめるのか、これが本当に人生を大きく左右するのだと、イチロー選手の子供のころの本を読んでいるとよく解る。


つまり、おそらく、教育の本質はここにある。

好きな事をみつけたら、それに全力で打ち込めるような環境を作ってあげること。

後は、本人が取り組む密度の問題だ。夢中、夢中ってのは、夢の中って書くんだよなあ。


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昨日(25日)本当に現役最後の公式戦。ユウは1番ライトで出場。

成績:3打数2安打。

試合は、井吹東A2に2-1で敗北。

これで彼らの挑戦は終わったのだしょぼん


さあ、切り替えて頑張ろう。