レブル250 新パワーヘッダー 続けてます。 | BEAMS(ビームス) 開発ブログ

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二輪アフターパーツメーカー(ビームス)の開発担当です。
新製品の開発等、開発者の目線でブログを更新したいと思いますので、宜しくお願いします。


どうもお疲れ様です。


先週末に名古屋モーターサイクルショーも終わり、春のビッグイベントは終了ですね〜。

桜も散っていくし、終わったら終わったでちょっと寂しい今日この頃。

そんなこと言ってる内にゴールデンウィークがきちゃいますし、お仕事バンバン進めなとかないとという感じです。

名古屋モーターサイクルショーは申し訳なかったのですが、パスさせてもらって先週はずーっと社内にいましたんで、作業はスムーズ!

レブル以外にも進めてることがあるんですが、それもできたし、やっと落ち着いて作業できました。


で、来週はマフラー試験があります。

それに向けてレブル250のパワーヘッダーの新シリーズ、「パワーヘッダーRS」の開発を続けております。


えーと、新型と前型2台ともリフトにのっておりますが、音を作るのは終わりましてサイレンサー位置調整のために移動した次第です。

音作りの最中の写真はなんと撮り忘れるという失態。(笑) 


レブルでは残念ながら商品化しなかったんですけど、以前にパワーヘッダーTYPE Mを作りました。

実はエリミネーターより先だった。(笑)

その際にサイレンサー構造を見直しましたので、今回はそれをベースに作り上げたって感じです。

なにから見直したかって話ですが、一番最初に作ったパワーヘッダーS。

TYPE MやらRSやらややこしいですが。(笑)

これ決して悪い構造ではないのですが、過剰過ぎたので、、、作るのが大変でコストが高い。

また社内では音量はもう少し大きくしてもいいんじゃないかって意見もありましたんで、TYPE Mを開発する際に構造を見直した次第です。

もちろん単純に簡素化しただけでは、シングルエンジンの破裂音を抑えた良い低音にはなりません。

インナーの寸法だったり形状、ポイント抑えて音を作り上げます。

私も当時から進歩した部分もありますから(笑)

という手前味噌はどーでもいいんですが、、、

音量はパワーヘッダーSの90dBから今回のRSは92〜93dB想定で作ってます。


これ開発あるあるかもしれないんですけど、開発当時は文句ない良い音と思っていた物、マフラーレイアウトやデザインとかもそうですが、何年かたって改めて見たりサウンド聞いたりしてみると、、、あれ?

こんな感じだったっけ??となることが多々あるのです。今の自分ならこうするとかね。時代が変わったのか自分が変わったのか。

もちろん最初の印象から変わらないものもありますけども、疑問に思った物は深く考えずに変えれるものは変えます。(笑)


ということで、音だけでなくレイアウト。

今の私のアメリカンのマフラーのトレンドは水平基調なのでこれも今に合わせて変えます。

当時の私は最初のパワーヘッダーSはサイレンサー角度は少し上げ気味、

その後のTYPE Mは更に角度上げ気味で作っていて、これがカッコイイと思ってましたが、今の感性は少し違います。


現在開発中のRSでは、、、

最初パワーヘッダーSの角度に合わせたのが↑コチラ。やっぱりちょっと上がり過ぎてイメージと違うんだよなぁって思いまして、、、

これくらいに。こっちの方がバランス良くないですか??サイレンサーの特徴が生きるというか。


なんでもかんでも水平がいいわけじゃないですが、せっかくなのでちょっと印象が変わる一例を。

エリミネーターも当初はサイレンサー角度上げ気味に合わせてたんです。


こんな感じで(笑)↑

ですがだんだん角度が下がってきてこうなって↑

最終こうなりました。↑

全然別物(笑)。まぁでもパワーヘッダーはダブルもシングルも沢山お買い上げいただいており、デザインは気に入っていただけてるのかなぁと思っております。

ありがとうございます。


こんな感じでレイアウトや音は人それぞれ好みもありますけども、車体に合って今良いと思った物でいきたいもんです。


途中違う車両の話に脱線しましたが、こんな感じでレブル250のパワーヘッダーRSは進めております。


今回はこの辺で失礼して作業に戻ります。

また宜しくお願い致します。