秋冬の買い物 ドレス編 | ELEMENTS OF STYLE

秋冬の買い物 ドレス編

 

やっと寒くなってきて、自分の買い物もオーダーしたものが上がってきたり、予約したものを購入したりと、やっとエンジンがかかってきました。


今回は最近購入したジャケットやスーツ、コートをご紹介します。

 

 

 

 


昨年オーダーしたALFONSO SIRICAのジャケットとスーツが仕上がってきました。

 

 

ジャケットはネイビー×ホワイトのハウンドトゥース

 

 

 

 

 



生地はイタリア製のツイードを選びました。

 
糸は英国のシェットランドを使って織っていますが、英国のものよりウェイトが軽めです。


最近個人的にハリスツイードのフェザーウェイトでも重く感じるので、このくらいのウェイトのツイードの生地が好みです。


白黒のハウンドトゥースではなく、白ネイビーのハウンドトゥースを選ぶのも自分っぽいと思っています(笑)。







スーツはブラウンのグレンプレイド

 

 

 

 

 

 
生地はFOX BROTHERSのフランネルです。
 
 
このグレンプレイドは独特な色のブラウンでFOX BROTHERSにしかないブラウンなんです。


なので、迷わずこの生地一択でした。


パンツは2プリーツのサイドアジャスターにしました。
 
 
初めてALFONSO SIRICAでスミズーラしましたが、あまりの仕上がりの良さに驚きました。


ナポリのサルトリアで今まで何着も仮縫い付きのオーダーをしましたが、正直今回の仮縫いなしのMTMの方が仕上がりがいいのです。


前下がりが結構ついているので、仕上がり後前丈のみ1㎝詰めましたが、それ以外は全く問題なし。
 
 
SIRICA本人が仮縫いをしなくても仕上がりに自信があると言っていましたが、それも嘘ではありませんでした。


その理由も彼に聞いたのですが、長くなるのでまた別の機会に書きます。
 
 
袖とパンツの裾はフラシで上げたので日本で仕上げをしています。


スーツはフランネルなのでもう少し寒くならないと着れませんが、今から着るのが楽しみです。
 
 
 
 



TITO ALLEGRETTOでオーダーしたスーツも仕上がってきました。

 

 

 

 

 


生地は英国のARTHUR HARRISONのサキソニーのグレンプレイドです。


ダブルブレストは重く見えるので、フランネルではなくサキソニーにしました。


モデルは以前BEAMSで展開していた6ボタンの下掛けモデル


パンツは2プリーツのサイドアジャスターにしました。


TOTO ALLEGRETTOはパターンオーダーではなく、生地の乗せ換えだけなのでサイズ44でオーダーしました。

 

 

やはり前下がりがきついので、SIRICAと同様に前丈のみ1㎝お直しで詰めます。


イタリアのジャケットは胸の厚みのあるイタリア人の体型に合うパターンで作られているので、自分のように胸に厚みがないと前丈が下がるので長く感じるのです。


一方日本人は反身の人が多いので、前丈が上がる人が多いとSTILE LATINOのVINZENZOが言っていましたが、自分は反身でも屈身でもないので、前着丈が長く感じ直すケースが多いです。


ちなみに、私はSTILE LATINOでスミズーラする場合、やはり前丈は1㎝短く指定しています


ALFONSO SORICAも次回オーダーする場合は1㎝短くしようと思います。


私のように身長が低いと前丈が長いジャケットを着ると脚も短く見えるので、調整は必須なのです。

 

 

 

 

 

 

 

今シーズン展開しているTAGLIATOREのナッピングウールのコート

 

 

 

 

 

 
今シーズンの私のリコメンドアイテムですが、どうしても欲しかったので展示会の時に自分用に一着オーダーしました。
 

このモデルは今シーズンから展開する新しいモデルですが、オーナー兼デザイナーのPINO LERARIOの名前を冠したラインなので、本国ではTAGLIATOREではなく、PINO LERARIOのネームで展開されています。


サルトリアにあるようなカーブしたフラップポケットが特徴。

 

 
こういった濃いディティールもこのコートの良いところです。
 
 
定番で展開しているダブルのコートRICHに比べるとワンサイズくらいゆったりしているので、サイズは44でもタイトにならず適度にゆとりをもって着られます。


着丈は103㎝くらいなので、ひざが隠れるくらいでちょうどいい長さです。


生地はコレクションにはなく探してもらったものなので、このコートは世界中でBEAMSだけの展開です。


昔の厚くて重いナッピングウールではないので、日本の今の気候にも合っていると思います。


自分も20年以上前にCARUSOでスミズーラしたナッピングウールのポロコートを持っていますが、今着るとかなり重く感じます。


温暖化で生地に対する考え方も世界的に変わってきているのは間違いありません。
 

このコート、かなりご予約をいただいたので現状残っているのが42と48だけになります。


おそらく継続して展開することはないので、気になる方は是非お買い求めいただければと思います。
 
 
 
 
 
 
 
展示会で気に入って予約を入れて購入したFINJACKのジャージのブレザー

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ジャージの生地は見た目がいかにもジャージという生地が多いのですが、これはフランネルに見えるのがポイント


展示会に行った時に、この生地とシルバーのメタルボタン、アメリカのブレザーのようなミシンステッチと言うのも気に入って予約を入れました。
 

サイズは44でジャストですが、寒くなった時に厚手のニットを着たいので46を購入しました。


直した箇所は袖丈と着丈を1㎝詰めました。


腰ポケットの下の長さが長いので、1㎝詰めであればポケットを移動しなくても問題ないバランスです。


ボタンが少し高めなので下掛けで着ています。


これ以外にも気に入っているポイントは色々ありますが、長くなるので神藤さんのYoutubeをご覧ください。

 

 

皺にならないので出張の時など畳んで持って行けるのもいいところです。



あくまでもカジュアルなブレザーなので、カチッとしたテーラードジャケットがお好きな方には向かないかもしれません。


私はなんでもかんでも良いとは言わないので、その点だけはお伝えしておきます。
 
 
 




そしてもう一着は、DOPPIAAのコーデュロイのダブルのジャケットを購入したのですが・・・

実はお直しでトラブルがあって、まだ戻ってきていないのです・・・(苦笑)


あまり聞いたことがない珍しいトラブルですが、いずれにしてもお客様のもので無くて良かったです。


自分のものは修正して着られるようになれば問題ないので、どうやってリカバリーしようかこれから考えます。


今回はブルーではなくブラウンにしました。


理由などは仕上がってきたらご紹介できればと思います。

 

 

 

 

 

今回はドレス編と言うことで、サルトリアのジャケットやスーツからカジュアルなジャケットまで購入したものをご紹介しました。


自分で言うのもなんですが、相変わらず守備範囲が広いと思っています(笑)。

 


ブランドや値段や蘊蓄ではなく、着たいと思うものは垣根無く身に着けるのが自分のポリシーなのです。


前回のブログでも書きましたが、もともとこのブログを始めたのも、そういう自分の考えを皆さんにお伝えしたかったということもあるので、20年に向けての初回のブログもブレずに書きました。


次回は購入したカジュアルアイテムをご紹介します。