
久しぶりのドンチッチョ
先日久しぶりにドンチッチョに行ってきました。
コロナ禍になってから行ってなかったので、3年振りということになるでしょうか。
入居していたビルが老朽化で建て替えになり、数か月前に姉妹店だったラ コッポラの場所に移転して仮店舗営業しています。
旧店の営業終了前に石川シェフからご連絡を頂きましたが、なかなか時間が取れず行けずじまい・・・
先日やっと伺うことができました。
先日やっと伺うことができました。
雨降りの水曜日でしたが満席。
移転して仮店舗営業中でも相変わらずの人気です。
スタートはいつものパネッレ
ひよこ豆のペーストを揚げたものです。
シチリアのパレルモの名物。
外はパリっとして中はしっとり。
ビールやスプマンテによくあいます。
稚鮎とハモのフリット
稚鮎の苦みとハモの食感がたまりません。
旬の食材を活かしカラッと揚げた絶品フリット。
カチョカバロのグリル
これはメニューに載っていない裏メニュー。
定番はブラッティーナ(小さなブラータ)ですが、ブラータはクリーミーすぎるので、いつもワガママを言って他のチーズを出してもらいます(すみません・・・)
今日はカチョカバロしかなかったようでグリルにしてもらいました。
表面はカリッとして中はとろっと、もっちりとした食感でとても美味しい。
白ワインによく合います。
ポルチーニとボンゴレのリングイネ
いつもはボンゴレボッタルガ(ボンゴレのカラスミかけ)をオーダーすることが多いですが、サマーポルチーニが入っていたので迷わずポルチーニのボンゴレにしました。
ドンチッチョのボンゴレは絶品なので、それにポルチーニが加わればその味は想像どおり。
ドンチッチョのボンゴレは絶品なので、それにポルチーニが加わればその味は想像どおり。
思わずイタリア人のように ”ウーン” と唸ってしまう美味しさです(笑)。
アルデンテの一歩手前くらいのスーペル(スーパー) アルデンテ?も健在。
ドンチッチョに通うようになってから、この茹で加減が自分のスタンダードになりました。
白金豚の炭火焼
岩手のプラチナポーク 白金豚のグリル。
スタッフの方がシェアするためにナイフを入れるのを見ただけで肉質の柔らかさが分かります。
長くドンチッチョに通っていますが、おそらく豚を食べるのは初めてかな・・・?
予想した以上に柔らかく甘く風味があって美味しい。
ここ数年豚を食べることが増えましたが、ブランド豚は肉質も柔らかく甘みもあってとても美味しいですね。
最近食後のドルチェがお腹に入らなくなり、今回もドルチェ無しのエスプレッソで終了。
パネッレから始まり、前菜2品、パスタ、肉でお腹いっぱい。
パネッレから始まり、前菜2品、パスタ、肉でお腹いっぱい。
3年振りでしたが料理の味もサービスも変わらず完璧でした。
ドンチッチョの前身のトンマズィーノから通い始め18年目になりますが、久しぶりにドンチッチョに行って改めて思うことはブレないことの大切さ。
イタリア料理も新しい店が次から次へとできては消えていくような状況ですが、時代の波に流されず料理もサービスも極めながら、ずっと予約の取れない人気店であり続けることは並大抵のことではないと思います。
石川シェフが毎日厨房に入り、手が空けば自らテーブルをセットし接客もする。
徹底した現場主義がブレない味とサービスを提供し続けているのだと思います。
それがメディアに頻繁に出ているシェフたちとは違うのかなと・・・
そう考えると飲食業界もファッション業界も同じような状況なのかなと思わずにはいられません(苦笑)。
仮営業店舗は前の店の半分の席数になってしまったのでさらに予約困難になりましたが、ふた回りめの20:30くらいの時間帯は比較的予約が取りやすいようです。
ドンチッチョに行かれたことのない方は機会があれば是非行ってみてください。
イタリア人も唸る本格的なシチリア料理店です。
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