MR_BEAMS
2021春夏 MR₋_BEAMSの完成まであとわずか。
先週金曜日も私のパートのNAKAMURA NOTEの原稿が20枚上がってきて、即日校正を入れなければならなかったので、1時間以上かけてじっくり原稿をチェックしました。
自分がコメントしたことには責任があるので、プレススタッフに任せっきりにせず、必ず自分でチェックするのがポリシーです。
取材を受けるようになってから30年間、ずっと続けてきたことです。
原稿をノーチェックで戻す人もいると聞きますが、それは自分の言っていることに責任を持たないのと同じ、その先に読者がいることを考えれば、そんな無責任なことはできません。
なので、私の原稿はエディターさんには嫌われるかもしれませんが、細かいところまで赤(チェック)が入ります。
反面、もしかすると自分の言っていることが上手く伝わらなかったのかなと思うこともあり、それが誰にでもわかりやすく話すというポリシーにもつながっているのです。
1月の初めに行ったコーディネート組み。
毎回プレススタッフとスタイリストと一緒にコーディネートを組みます。
チーフの入れ方やソックスの有無、着せつけのポイント等々、細かいところまでプレススタッフとスタイリストに伝え撮影に入ります。
そんな面倒でうるさい私の期待に応えてくれるスタイリストは、いまやクラシック系のスタイリングならこの人と言われる四方(しかた)君。
通称シカちゃん。
彼はほとんどのドレス系雑誌のスタイリングを手掛けている人気スタイリスト。
自分も連載や雑誌の特集ページのスタイリングなどで長く一緒に仕事をしているので、最も安心して任せられるスタイリストです。
今回もかなり細かい注文をしてビビらせてしまいました(笑)。
それでも上がってきた画像で少し気になる点があったので、今度会ったら優しく指導します(笑)。
モデルは今回もDAVID。
彼とも長い付き合いになりますが、実は彼以外でなかなかクラシックな服が似合うモデルっていないんです。
日本人が着るのだから日本人モデルを使った方がいいというご意見をいただくこともありですが、クラシックな服が似合う日本人のモデルを探すのはさらに難しいんです。
昔なら木村東吉さんや田中カールさんみたいにトラッドな服が似合うモデルもいたのですが・・・
DAVID自身がクラシックな服が好きだというのもポイントです。
PITTIに自腹で行くモデルなんていませんから(笑)。
ポーズも細かいことを言わなくても理解しているというのは大きなポイントです。
ということで、撮影も無事終わり、先日画像のチェックも終わりました。
私が特にこだわるポイントは、見る人にコーディネートが良く伝わること。
スタイリッシュで感度の高いページづくりも大事ですが、読者に洋服の色柄、シルエット、コーディネートが伝わらなければ意味がないというのが私の持論。
特にWEB版になってスマホで見る人が増えたので、小さな画像で読者にいかに伝えるかが重要だと思っています。
前回の反省点も踏まえ、今回はコーディネートが良くわかることを特に注意するように編集チームに伝えました。
画像もチェックをして改善されているので、よりコーディネートがわかりやすくなっていると思います。
そして、トレンド解説動画の撮影も終わりました。
前回は私一人で解説しましたが、堅い感じで個人的にも話しにくかったので、今回は若いスタッフを入れて和やかな感じの動画にしました。
三條場の再登場のリクエストも多かったので、今回はMCで戻ってきました。
全員自分の子どもくらいの年齢。
世代を超えて違和感なく一緒に動画を撮れるというのもBEAMSならではですね。
ということで、2021春夏のMR₋BEAMSは前シーズンに続きWEB版で今週中くらいのアップ予定です。
動画配信は今週末くらいのアップ予定です。
アップ次第SNSでお知らせします。
お楽しみに。