ネイビージャケットにおススメのストライプ | ELEMENTS OF STYLE

ネイビージャケットにおススメのストライプ

 

緊急事態宣言も延長され、テレワークも増えて会社にほとんど行かないという声も結構聞くようになりました。

 

その一方で20:00くらいの電車に乗ると、ちょっとためらうくらいの満員状態で、この状況でも出勤しなければならない人が多いのも事実。

 

私も今月は2021秋冬のバイイングのピークなので、ほぼ毎日出社してショールーム周りです。

 

そんな私のようにテレワークでは仕事にならないという方たちのために、今回はネイビージャケットにブルーシャツ、グレーパンツという、ビジネスマンの方たちのジャケットスタイルに合う、私のおススメのネクタイを4本ご紹介します。

 

 

 

 

一本目は最近お気に入りのグリーン系のストライプ。

 

 

 

 

 

クラシックなストライプの色だしが上手いHOLLIDAY & BROWN

 

このネクタイもクラシックなクラブタイの雰囲気ながら、色柄は今の雰囲気にアップデートされています。

 

ベースのグリーンは少しグレーがかった落ち着いたオリーブ。

 

このグリーンのトーンがグレーのパンツと相性がいいのがポイント。

 

そして、差し色に使われているオレンジもポイントです。

 

 

以前もグリーンベースのネクタイをオススメしましたが、意外と持っていない人が多いようです。

 

確かにグリーンはベースのトーンを間違えると難しくなる色ですが、このくらい落ち着いたトーンであればネイビージャケットと合わせてもよく馴染みます。

 

自分はアイビー世代なので、こんなアップデートされたクラブタイ風のストライプは刺さります。

 

アメトラ風のテイストが好きな人に特にオススメしたいストライプです。

 

 

 

 

 

二本目はブルーの発色がいいサテンのストライプ。

 

 

 

 

 

光沢のあるサテンの生地がブルーの発色の良さをさらに引き立てています。

 

FRANCO BASSIは、イタリアっぽい洒落たカラーリングのストライプを作るのが本当にうまいです。

 

もう20年以上彼らのコレクションを見てきましたが、毎シーズンフランコバッシらしい絶妙な配色のストライプが必ずあります。

 

 

ベースはロイヤルブルーとインディゴを混ぜたような絶妙なトーンのブルーです。

 

ダークなネイビーで引き締めて、ベージュとイエローが差し色になっていますが、実は細く入ったホワイトのストライプが引き立て役になっているというのが色づかいのポイントです。

サテン地は光沢があり過ぎるとドレッシーに見え、ジャケットコーディネートは難しくなりますが、これは比較的光沢を抑えた生地なので難しくはありません。

 

プリントなので生地が滑らかでタッチが柔らかいのもポイント。

 

柔らかい生地の表情が上の画像を見ただけでよくわかると思います。

 

イタリアらしい艶もありながら上品な色づかい。

 

他のブランドではなかなか見られないストライプです。

 

 

 

 

 

3本目はイタリアの定番、アズーロ エ マローネのストライプ。

 

 

 

 

 

これもFRANCO BASSI

 

この配色はネイビージャケットに合わないはずがないと言えるくらい、イタリアでは定番のカラーコンビネーションです。

 

 

イタリアのネクタイブランドであれば毎シーズンどこでも必ずやっている配色ですが、そこはフランコバッシなので他のブランドとはひと味違います。

 

上の画像を見るとわかりますが、ブラウンの部分がヘリンボーンのジャガードになっていて、とても立体的な生地感のあるストライプです。

 

ビンテージ風の組織使いですが、現代風にアップデートさせて古臭く見せないのはさすがにフランコバッシですね。

 

このネクタイもネイビーを挟む細いイエローの差し色がポイント。

 

私の場合、ネクタイ選びはメインカラーだけでなく、差し色に使われている色を重視します。

 

遠目で見れば目立たない差し色ですが、ネクタイの印象を左右する重要なポイントです。

 

このネクタイは、ネイビーとブラウンというイタリアの定番的な色使いでありながら、組織の変化と絶妙な差し色が特徴の他のブランドにはないストライプです。

 

 

 

 

4本目はイタリアの夏の定番とも言えるガルザのストライプ。

 

 

 

 

 

毎シーズンナポリらしい特徴的な柄が多く、個人的にも好きなブランドでもあるFRANCESCO MARINOのガルザのストライプ。

 

ガルザとはイタリア語でガーゼの意味で、メッシュ状に織られたザックリとした生地感が特徴です。

 

イタリアのネクタイブランドが好んで使う生地なので、ある意味とてもイタリアっぽいネクタイ生地であると言えます。

 

 

ブラウンとネイビーとシルバーという定番色で構成されたストライプですが、ベースのブラウンがメランジになっているのがポイント。

 

もともとガルザは目が粗く織がハッキリ見えることが生地の表情にもなっていますが、さらにベースのブラウンがメランジになっていることで普通のガルザとはひと味違う雰囲気を醸し出しています。

 

ちなみに、このネクタイはカジュアルなコーディネートにもよく合います。

 

デニムやシャンブレーのシャツにファイブポケットというような、ドレスダウン的なミックスコーディネートにもよく合うネクタイです。

 

ジャケットだけでなく、ブルゾンやアウターにもネクタイを合わせたいという方にもおすすめしたいネクタイです。

 

 

 

 

 

今回のおススメはこの4本。

 

ベーシックでありながら、ちょっと気が利いた色柄のネクタイというのをポイントに、ビジネスシーンでも取り入れやすいネクタイをチョイスしました。

 

いずれもクラシックなネクタイですが、まわりで同じようなネクタイをした人を見かけることはほとんどないと思います。

 

会社の規則で白いシャツしか着られないという方も多いと聞きますが、実は白いシャツで色を使ったVゾーンを作るのは我々プロでも結構難しいのです。

 

理由は、ネイビージャケットに白いシャツ、グレーのパンツにはあまり色を使わないシンプルなネクタイが合うのですが、反面色を使うとネクタイだけが目立ち野暮ったい感じになるんです。

 

これについては、また別の機会に私が考える白シャツに合うネクタイをご紹介したいと思います。

 

スーツのネクタイに関しては、近いうちにアップされる2021春夏のMR_BEAMS WEB版で私のおススメのネクタイをコーディネートに使っていますので、アップされましたらまたご紹介します。

 

ちなみに、Youtubeも先週収録しました。

 

 
前回は私一人で少し堅い感じでしたが、今回は若いスタッフも入れて和やかな雰囲気の動画です。
 
2月末くらいのアップになりそうです。
 
お楽しみに。
 
 


 

 

今すぐお見せできるスーツにおススメのネクタイは、インスタでもアップしたこの二本。

 

 

FRANCO BASSI

 

どちらも今シーズンのおススメです。

 

ご興味ある方は是非。