LACOSTE ロングスリーブ | ELEMENTS OF STYLE

LACOSTE ロングスリーブ

 

昨年の10月28日にアップしたインスタのコーディネート。

 

 

白黒のハウンドトゥースのジャケットを中心としたモノトーンコーディネートですが、この時着ていたポロシャツが20年くらい前に購入したラコステの長袖ポロ。

 

 

 

 

 

 

 

 

いわゆるフレンチラコステと呼ばれる、フランス製の鹿の子のポロシャツの長袖ですね。

 

 

半袖は20枚近く持っていますが長袖はこの一枚だけ。

 

 

20年くらい前にBEAMSのカジュアル店のスタッフがよく着ていたので、自分も休日に着るかなと思い、BEAMSの原宿店で購入しました。

 

 

買ってみたものの、いざ休みの日にカジュアル店のスタッフと同じようにデニムと合わせて着てみるも何故か全く似合わない・・・

 

 

なので、結局ジャケットのインナーとして数回着ただけで屋根裏にしまいっぱなしになっていました。

 

 

今になってまた着てみようかと屋根裏から引っ張り出すきっかけとなったのがこの写真。

 

 

 

 

1989年に初めてヨーロッパに出張に行った時の写真。

 

 

白黒のギンガムチェックのジャケットに黒のフレンチラコステ、チャコールグレーのパンツ、靴はオールデンの黒のタッセル。

 

 

コーディネートが上のインスタの画像とあまり変わらないんです(笑)。

 

 

当時は英国調の流れが少し出始めた頃でしたが、まだフレンチアイビーの流れが強かったので、この時代のイメージでコーディネートすると、今は上のインスタの画像のようなコーディネートになります。

 

 

90年代後半頃にイタリアのクラシックスタイルの流れが来るまでは、このようにジャケットやスーツのインナーに鹿の子のフレンチカラーのポロシャツを合わせるスタイルは一般的でした。

 

 

当時のBEAMSのスタッフもそのようなコーディネートをよくしていたので、当時からいるスタッフや当時を知るお客様にとっては ”BEAMSっぽい合わせ” ということになります。

 

 

ちなみに、私がBEAMS入社時の先輩で当時のフレンチアイビーの師匠とも言えるこの方もコットンスーツにフレンチラコステ。

 

 

GQ https://www.gq.com/gallery/street-style-pitti-uomo-spring-summer-2017

 

 

2016年6月のPITTIの画像ですね。

 

 

フィレンツェの定宿が一緒で、いつも朝食を一緒に食べるのですが、「昨日着てたポロシャツどこのですか?」と聞いたところ、「BEAMS時代に買ったラコステだよ」という返答。

 

 

自分「ありましたね、そんな色」、鴨志田さん「みんな着てたよね」、自分「ロイヤルブルーやパープルやライラックも人気でしたよね」、鴨志田さん「昔はいい色あったよね」と、こんな感じで朝からラコステ話で盛り上がりました。

 

 

やはり80年代のフレンチアイビーを経験した世代にとっては、ラコステのポロは今でも外せないアイテムなんです。

 

 

ということで、春先まだまだ寒くて半袖のラコステは着れないので、長袖のカノコポロをネイビーとブラック二枚購入しました。

https://www.beams.co.jp/item/beams/shirt/11120045462/

 

 

 

 

 

 

もちろん、ジャケットやスーツのインナーに着ようと思っています。

 

 

フランス製の長袖は一枚しか持っていないので、黒のフレンチは資料として保管して今回購入した黒を着ようと思います。

 

 

日本製のラコステは生地も縫製も世界一と言われていますが、クオリティーが良すぎることが当時のフランス製を知る自分にとってはデメリットでもあるんです。

 

 

特に洗った後の縮みと襟の型崩れが日本製のラコステにはないんです。

 

 

 

 

こんな感じで、洗っていくと襟がよれて丸くなっていい雰囲気が出るんです。

 

 

そして、当時のフレンチラコステは洗濯後ボディーがワンサイズくらいつまります。

 

 

つまり、当時のフランス製のサイズ2を着ている自分が、今日本製で同じボディーサイズで着るとなるとサイズ1になります。

 

 

しかし、1だと肩が小さくて袖も細くてかなり窮屈なので、ボディーが1でその他のスペックが2であれば当時と同じサイズ感で着られるということになります。

 

 

かなりマニアックな話ですね(笑)。

 

 

そういうパターンオーダーがあればと思いますが、まずありえないでしょうね(笑)。

 

 

数年前にフランス製のカノコポロが復活したことがありましたが、やはり日本製と同じで洗濯しても縮まらないので、フランス製であろうが日本製であろうが、それが今の世界的なラコステの基準と言うことですね。

 

 

洗濯してつまって型崩れした方がカッコいいなんて言ってるのも昭和の洋服屋だけかもしれません(苦笑)。

 

 

と言うことで、どうしても当時のフランス製でなければという方は、古着屋を丹念に探せばクオリティーが良いものがあるかもしれません。

 

 

そこまでこだわらないという人や古着は苦手と言う人は、私のようにおとなしく日本製を買いましょう(笑)。

 

 

これからの季節、昨年の秋に購入したジョンスメドレーの長袖ポロとラコステの長袖ポロが活躍しそうです。

 

 

今年の春夏は久しぶりにポロシャツの流れが戻ってきているので、色も含めて買い足ししようと思っています。

 

 

首が長い自分にとっては、襟があるとなんとなく安心なんです(笑)。

 

 

気楽に着れるインナーは、冬はタートル、春と秋は長袖ポロという感じでしょうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

MEN'S EX ONLINE のインタビュー記事 ”ファッション履歴書” で私のファッション履歴について取り上げていただきました。

 

 

 

 

笑える画像も多いですが、これだけ詳しく書いていただいたのも初めてなので、ご興味のある方は是非ご覧ください。

 

 

MEN'S EX ONLINE

https://www.mens-ex.jp/archives/1141219