2週間ぶりの更新です。
久しぶりに少し期間があいてしまいました。
先週は来春夏のトレンドノートの作成に集中していたので、ブログをアップする余裕がまったくありませんでした。
そして、3連休最終日の月曜日は、我が家の大きなイベントがありました。
ひとり娘の結婚式が行われ、新婦の父親としての大事な役割をしっかり果たしました。
私のスーツは、この日のためにオーダーしたCUSTOM TAILOR BEAMSのダブルブレストのブラックスーツ。
新郎はBRILLAのタキシードでした。
当然二人ともBEAMSということですね。(笑)
娘のドレスは自分で見つけてきたアメリカのビンテージのウェディングドレスです。
この画像、先日Instagramに軽い気持ちでアップしたら、5700もいいねがついて、お祝いのメッセージもたくさんいただきました。
プライベートなことながら、多くの方々に祝福していただき、感謝の気持ちでいっぱいです。
ありがとうございました。
今日はお問い合わせも多い、Vゾーンのコーディネートについてです。
最近Instagramでアップしたタイドアップのコーディネートについて、少し細かく解説したいと思います。
ダブルブレストのブレザーを使ったちょっとトラッドなコーディネート。
今シーズンから取り扱いを始めた、個人的にも注目している英国のネクタイブランドです。
2色のストライプですが、イエローの部分を織りで切り替えているので、よく見ると3色のストライプに見える凝った生地のネクタイです。
チーフは80年代のDRAKE'Sのプリントで、虎が描かれている珍しいチベット柄のチーフですが、見える柄の部分がイエローなので、ボタンのゴールドとネクタイとチーフがマッチし過ぎてしまったのが反省点です。
ブレザーはきちっと着こなすと真面目に見えすぎるので、シャンブレーのタブカラーで少しカジュアル感をだしました。
ブレザーにシャンブレーのタブカラーは、私がBEAMS Fのショップマネージャーだった頃によくしていたコーディネートなので、懐かしくもあり、今また新鮮なコーディネートです。
デニムのブレザーにストライプのネクタイ。
ネクタイは、GIERREのBEAMS エクスクルーシブ ビンテージラインのストライプ。
グリーンがかったブルーが絶妙のストライプです。
デニムとシャンブレーの同系色コーディネートなので、挿し色にグリーンがかったブルーを利かせたのがポイント。
独特なブルーの配色が、アズーロ エ マローネのコーディネートに鮮やかな色を挿すというVゾーンになりました。
白黒のグレンプレイドのスーツにダークネイビーを使ったモノトーン風のコーディネート。
今シーズン、モノトーンの流れが来ていますが、モノトーンが苦手な方におすすめしたいコーディネート。
黒っぽく見えるダークネイビーのストライプのシャツにダークネイビーのソリッドタイを合わせました。
ブラックのストライプやタイが苦手な方は、無理に黒を取り入れるのではなく、こんな風にダークなネイビーを使ってモノトーン風に見せるほうが流れを取り入れやすいと思います。
シャツは以前購入したBEAMS Fのオリジナルですが、今シーズンも似たものを展開しています。
かなり濃いネイビーのストライプです。
ネクタイはDRAKE'Sの定番の50オンスのプリントです。
今シーズンオーダーしたブラウンのグレンプレイドのスーツ。
生地はCARLO BARBERAです。
バルベラらしいパープルのウィンドウペンがとても綺麗な生地です。
シャツは以前購入したBRILLAオリジナルのストライプのラウンドタブ。
ワインレッドのストライプがスーツの色とよく合います。
グレンプレイドにストライプのシャツを合わせたので、ネクタイはブラウンの無地にしました。
パターン オン パターンの場合は柄を二つまでに抑えるのがコーディネートのポイントです。
シャンブレーのワーク風シャツにタイドアップという80年代風コーディネート。
ジャケットはシングルのブレザーですが、シャツのダブルポケットがわかるように手にもって撮りました。
シャツは4~5年前に購入した、BORZONELLAのワーク風ダブルポケット。
早すぎたのか、当時あまり理解されず、それほど売れませんでした。(苦笑)
しばらくクローゼットに眠っていましたが、ダブルポケットの流れが来ているので、最近気に入ってよく着ています。
80年代~90年代前半くらいのアーカイブの資料からピックアップして復刻させました。
もちろんBEAMSエクスクルーシブなので、BEAMS以外では手に入りません。
DEAKE'Sは当時から英国のブランドながら、英国以外のフランスやイタリアやアメリカを中心に展開していたので、このネクタイも当時のアメリカやフランスのブランドのような雰囲気のストライプです。
グリーン×イエローというコンビネーションも当時よくあった組み合わせで、こんな80年代風のコーディネートにはよく合います。
ワークシャツやウェスタンシャツにタイドアップは、80年代のBEAMSで流行っていたスタイルですが、今また新鮮です。
ブラックウオッチのブレザーにドレススチュアートのシャツを合わせた、タータン オン タータンのコーディネート。
タータン オン タータンは、80年代のフレンチアイビーブームの時によくやっていたコーディネート。
当時はタータンチェックのパンツにタータンチェックのシャツを合わせ、ネイビージャケットやカーディガンを合わせていました。
ジャケットがかなり濃い目のトーンのブラックウオッチで、シャツも同系色のドレスゴードンなので成立するコーディネートです。
ネクタイは5年くらい前に展開していた、BEAMS F オリジナルのカシミア ニットタイを合わせました。
柄を二つ合わせたので、ネクタイは無地しかありませんね。
普通のネイビー無地のシルクタイでも合いますが、アイビーやプレッピー的なイメージのコーディネートなので、個人的にはニットタイ以外選択肢が無いという感じです。
ニットジャケットを使った、カジュアルなタイドアップ。
ニットジャケットは3年前に購入した、DRUMOHRのニットジャケットです。
このシャツ、本当に汎用性が高くて、出番の多いシャツなんです。
タータン以外だと、チェックのジャケット生地を使ったタイでも合うと思いますが、私はアイビー世代なので、やはりタータンチェックがしっくりきます。(笑)
ニットジャケット以外では、ショールカラーのカーディガンでもいいですね。
こんなリラックスしたタイドアップも今の気分なんです。
ベージュのウールギャバジンのスーツを使った、秋らしい暖色系のVゾーンコーディネート。
スーツは2年前にオーダーしたSTILE LATINOです。
ネクタイはDRAKE'Sのプリント。
ブラウンベースにオレンジとグリーンのペーズリー。
光沢を抑えたマダー風プリントのタイです。
シャツはERICCO FORMICOLAのパープルのギンガムチェック。
濃いめのトーンのパープルなので、意外と合わせやすいシャツです。
パープルとブラウンという暖色系をベースに、ペイズリーのオレンジとグリーンをポイントカラーに使ったコーディネートです。
ベージュスーツのコーディネートが春夏っぽく見えてしまうという方には、こんな暖色系のVゾーンがおすすめです。
私のコーディネートは基本的に着回しなので、ご覧のように以前購入したものと新たに購入したものを組み合わせてコーディネートします。
全身新しいものでコーディネートすることはほとんどありません。
そういった意味では、ネクタイとシャツの買い足しは、コーディネートを新しく見せる効果が大きいと思います。
個人的には襟型の変化は重要で、最近はタブカラーをよく着ていますが、自然とネクタイが持ち上がるので、Vゾーンをエレガントに見せる効果が高いです。
そして、カジュアルなタイドアップと言うのも80年代のリバイバルで新鮮に感じでいます。
若いころよくしていた、ワークシャツやウェスタンシャツにタイドアップするのが今また新鮮に感じます。
今シーズン2回目のVゾーンの解説、皆さんのコーディネートの参考になればうれしいです。
来週から2020年秋冬のプレコレクションが始まり、社内の行事も続き、一年で最も忙しいシーズンに入ります。
すでに12月中までスケジュール表がびっしり。
ブログを書く時間も少ないですが、最低でも1週間に1回の更新は続けたいと思っています。
忙しくても内容薄くならないように注意します。
手抜きはできません。