MEN'S EX 連載 3月号 | ELEMENTS OF STYLE

MEN'S EX 連載 3月号

 

 

MEN'S EX 3月号

 

 

image

 

 

3月号の特集は ”春のお洒落具体策”

 

 

ピンクの表紙とブラウンのジャケットのコントラストがとても綺麗です。

 

 

ファッションの仕事やっていると、こういうところも気になるものです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

BEAMSが別注した英国製のバッグやカスタムテーラーの紹介ページもあります。

 

 

 

 

 

 

こちらも是非チェックしてください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私の連載 ”中村達也の買い足しノート”

 

 

image

 

 

image

 

 

今回のテーマは "スエードジャケット"です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

以前にも少しお話しましたが、今シーズンのバイイングを行った昨年の6月のイタリア出張で、レザーのジャケットやアウターがかなり打ち出されていました。

 

 

PITTIの会場やミラノのショールームで私が撮ってきた画像をお見せします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ご覧のように、レザーブランドだけでなく、テーラードブランドやアウターブランド、シャツブランドなど、専業ブランドではないところからもスエードのジャケットやアウターが打ち出されているのを見ても、今シーズン重要なアイテムであることがわかります。

 

 

これだけスエードのジャケットやアウターが打ち出されるのは10年ぶりくらいでしょうか。

 

 

私の記憶だと、VARSTARINO(バルスタリーノ)のスエードのドライビングブルゾンが流行っていた頃だったような・・・


スエードのジャケットやアウターの流れが来ている背景には、近年のレザーブームがあると思います。

 

 

ここ数年のライダースジャケットやミリタリーテイストのレザーやムートンのブームでもおわかりのように、オトナのカジュルスタイルにおいてレザーのジャケットの流れが来ているのは明確です。

 


そして、今シーズンはリゾートやリラックスというキーワードのもとくつろいだ印象のアイテムが数多く出てきているなか、レザーのジャケットやアウターも柔らかな印象のスエードが注目され、多くのブランドから打ち出されています。

 

 

さらに、靴やバッグなど他のアイテムを見てもスエードが打ち出されていることから、スエード自体がレザーの中でトレンドになっているような印象もうけます。

 

 

ヨーロッパの人達にとって、もともとスエードのジャケットやアウターは定番アイテムなので、日本より流行とは関係のないアイテムと思う人が多いでしょう。

 

 

夏でも湿度が低いヨーロッパでは、真夏でも夜になると肌寒いこともあり、軽くて柔らかいスエードのジャケットやアウターは、サマーカシミアのニットと並んで、ある意味必需品であるとも言えるでしょう。

 

 

それでも近年はナイロン系の軽いアウターが大流行していたので、ヨーロッパでも明らかにスエードのジャケットやアウターを着る人が減っているなと感じていました。

 

 

そう言った意味では、定番アイテムのリバイバルと言えるのではないでしょうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私も以前購入したスエードジャケットを何着か持っているので、今シーズン久しぶりに着ようと思い、クローゼットから引っ張り出しました。

 

 

 

CINQUANTAのドライビングブルゾン

 

 

 

 

 

 

8年くらい前に購入したような記憶が・・・

 

 

当時バルスタリーノが大流行していましたが、へそ曲がりな私はチンクアンタを購入しました。

 

 

色も今シーズンのブラウン系のトレンドカラーであるタバコブラウンなので、これはかなり重宝しそうです。

 

 

今見ても裏地のストライプが洒落ています。

 

 

因みに、今シーズンこのモデルの復刻版を展開しています。

 

 

こちらをチェックしてみてください。

https://www.beams.co.jp/item/beamsf/blouson/21180296837/

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

EMMETIのシャツジャケット

 

 

 

 

 

 

これも7~8年前に購入したような記憶が・・・

 

 

襟がテーラードカラ―で裾がシャツのようにラウンドしているこのジャケットは、当時人気のモデルでした。

 

 

シャツタイプのジャケットは、まさに今の流れなのでこれも重宝しそうです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

EMMETIのM65タイプ

 

 

 

 

 

 

これは5年前くらいに購入したような記憶が・・・

 

 

ショート丈のM65タイプです。

 

 

色はタバコより少し薄いベージュですが、これも着れますね。

 

 

他のものと比べると少し重めなので、3月くらいから着れそうです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、今シーズン個人的にワードローブに加えたいのがこの2着。

 

 

EMMETIのシャツジャケット

https://www.beams.co.jp/item/brilla_per_il_gusto/blouson/24180274832/

 

 

 

上で紹介したシャツジャケットのアップデート版とも言えるジャケットです。

 

 

レザーの厚さを0.5mmまで薄くしてあるので、かなり軽くて柔らかい。

 

 

上質なニットやTシャツの上にさらっと羽織りたいジャケットです。

 

 

畳んでもコンパクトになるので、出張に持って行くにも便利です。

 

 

タバコブラウンの色もいいですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

CINQUANTAのダブルライダース

https://www.beams.co.jp/item/beamsf/blouson/21180268837/

 

 

 

 

ライダースジャケットはかなりカッコいいと思うのですが、表革の黒は自分のキャラクターに合わない気がして、今まで手が出ませんでした。

 

 

スエードのブラウンになるとハードな印象がなくなり、このサンプルを初めて見たときからかなり刺さりました。

 

 

それ以降プレスルームのサンプルを何度もチェックしています。(笑)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2着ともいきたいところですが、安いモノではないので、どうしようか悩むところです。

 

 

それでもメゾン系ブランドと比べれば半値以下ですからね。

 

 

富裕層の方々にとっては、2着購入しても1着以下という値段です。

 

 

ブランドによっては3着買えるかもしれません。

 

 

そう言った意味では、EMETTIやCINQUANTAのクオリティーを考えれば相当バリューがあると思います。

 

 

私は富裕層ではないので、しばらく悩むとします・・・(苦笑)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

スエードのブルゾンやジャケットは、年間を通して着られるのもいいところです。

 

 

以前購入したものがクローゼットに眠っているのであれば、私のように引っ張り出して着てみてください。

 

 

まだ着たことがないという方は、是非今シーズンワードローブに加えてください。

 

 

コーディネートを上品に格上げしてくれるので、費用対効果を考えてもおすすめです。

 

 

私は2着いくか・・・

 

 

しばらく悩みます。