久しぶりのMEN'S CLUB
久しぶりのMEN'S CLUB。
それも見開き2ページ。
6月号の特集は ”クラシックで遊ぶ”
メンズクラブでクラシックという特集も久しぶりのような気がしますが、内容はメンズクラブ的な解釈で昨今のトレンドであるクラシックなスタイルを紹介しているので、普通のクラシックとは少し目線が違います。
今回のページは ”今どきのクラシック” というテーマで、春夏の定番アイテムでもあるコットンスーツをタイドアップとノータイで、なるべく堅くならずにコーディネートすること。
そして、選んだコットンスーツはコレ。
以前このブログで紹介した、岡山のシャンブレーの生地を使ってCUSTAM TAILOR BEAMSでオーダーしたスーツ。
因みに、本誌の文中にも書かれていますが、今シーズンこれと同じ生地でパンツをワンプリーツにしたBEAMS Fのオリジナルのスーツが売られています。
つまり、これとパンツだけが違うスーツという事です。
タイドアップスタイルはこんな感じです。
シャツはBRILLAのタータンチェックのラウンドカラ―。
ネクタイはネイビーの無地のニットタイを合わせました。
最近画像のようなクラシックなタータンチェックが気分なんです。
来秋冬は英国的なクラシックなタータンチェックの流れもあるので、読者の皆さんも頭の片隅に入れておいてください。
この場合カジュアルなニットタイを選んで、タイドアップが堅く見えないようにすることがポイントです。
もともとコットンスーツにニットタイは定番的な合わせなので、シャツがタータンなら無地のニットタイというのが最初からイメージでした。
なので、ジャケットコーディネートの時もこんな感じです。
以前インスタにアップした画像ですが、ブレザーにタータンチェックのシャツの時もネイビーのニットタイです。
ネイビーのニットタイがVゾーンを引き締めてくれるので、タータンチェックのシャツの甘さを適度におさえてくれます。
因みに、これはある店舗のディスプレイ。
ドットのニットタイを合わせていますが、なんとなくVゾーンがあまくてカワイイ感じになってしまいます。
逆にチーフは堅すぎですね。
すぐに指導しました。
靴はクロケットのブラックのタッセル。
全体にインディゴとネイビーの分量が多いので靴の色はブラックを選びました。
ノータイのコーディネートはこんな感じ。
メンズクラブであれば、ノータイはTシャツにスニーカーかなとも考えたのですが、私には到底似合わないので長袖のスキッパーを合わせました。
合わせているのはZANONEのハイゲージの長袖のスキッパー。
http://www.beams.co.jp/item/beamsf/shirt/21120019716/
このスキッパー、さらさらしていてものすごく着心地がいいです。
ポロシャツでもいいのですが、ボタンが付いていないスキッパーの方がオープンカラ―のような感じでこなれた感がでます。
コットンスーツでノータイの時は、こなれ感をだすのが重要ですね。
襟を出すのに抵抗感がある方も多いと思いますが、襟を中におさめると逆に堅い感じに見えます。
ジャケットと同系色で、このスキッパーのように襟が大きくないモノを選ぶと悪目立ちしないので、襟をだしたことのない人は是非試してみてください。
足元はタッセルでもいいですが、よりカジュアルで軽い雰囲気にしたかったのでビットローファーを合せました。
特に難しいテクニックを使ったコーディネートではないですが、選ぶものを少し変えるだけでコットンスーツのノータイスタイルも随分イメージが変わると思います。
今回久々にメンズクラブでコーディネートを取り上げていただきましたが、実は最近メンズクラブ世代よりもっと若い20代の方々に声をかけられることが多いんです。
皆さんこのブログを見ていたり、FacebookやInstagramを見ているとのこと、20代ということは父親が私より若いという事も有りえます。
でも、若い人達にドレススタイルに興味を持ってもらえると言うのは嬉しいことですね。
私自身若い世代の人達にうける格好を無理にしようとは思っていませんが、結果的にカッコいいと思っていただけるのであれば、そんなに嬉しいことはありません。
メンズクラブの対象年齢に比べれば、もう随分オッサンになってしまいましたが、これからもたまに登場させていただければ嬉しいですね。
編集部の皆さん、頑固親父にはなりませんのでご心配なく。(笑)
”無理に若ぶらず、古臭くもならず”
それが大事かなと思っています。
ウェブマガジン FORZA STYLEの ”僕が捨てなかった服” で、私が捨てなかった服を数回にわたり紹介します。
第一回目は、最後のVAN世代とも言える私が高校一年の頃に初めて買ったKENTのマドラスチェックのジャケットについてです。
私がイタリアの服を紹介してもありきたりなので、フレンチトラッドやアメカジのアイテムや英国ブランドを中心に紹介して行きます。
正直このジャケットが採用されるとは思っていませんでした。
是非ご覧ください。
FORZA STYLE
http://forzastyle.com/articles/-/53687