シャンブレイのスーツ | ELEMENTS OF STYLE

シャンブレイのスーツ


 

いち時期増減もないまま落ち着いていたブログのアクセス数。

 

 

さすがに時代の波で ブログ→Facebook→Instagramと言う流れになってきたのかなと思っていたのですが、昨年の秋くらいからアクセス数が再び増え始め、1月は58万のアクセス数がありました。

 

 

通常イタリア出張時のアクセス数は増えるのですが、例年よりアップ数が少ないにも関わらず多くの方にご覧いただきました。

 

 

ありがとうございました。


アクセスを増やす方法はいくらでもあるのですが、それは私のブログの趣旨とは違うので、これからも今のスタンスは変えずにやっていこうと思います。

 

 

 

 

 

 

1月はイタリア出張の話ばかりでしたが、今回は春夏のお勧めについてです。

 

 

 

 

 

 

昨年このブログでも少し紹介した CUSTOM TAILOR BEAMS” でオーダーしたシャンブレイのスーツ。

 

 

 

 

 

岡山のシャンブレーの生地を使って、BEAMS Fのオリジナルで展開しているチェンジポケット付のジャケットと2インプリーツ サイドアジャスターのパンツという組み合わせでオーダーしました。

 

 

シャンブレイ(アメリカ)、テーラーリング(軽く柔らかいイタリア的な仕立て)、英国テイストのディティール(チェンジポケット、サイドアジャスター)という、米×伊×英というミックステイストというのが、このスーツをオーダーした狙いでした。

 

 

 

 

 

 

 

昨年6月のイタリア出張でも着ていました。

 

 

 

 

シャンブレーのタブカラ―にクレストタイ、足元は黒のタッセル。

 

 

コーディネートもミックススタイルでした。

 

 

 

 

 

 

 

GQの ”The Best Street Style from Pitti Uomo 92” のトップページでも、このスーツを着た画像が使われています。

https://www.gq.com/gallery/street-style-pitti-uomo-92#intcid=dt-recirc-cral2_2

 


 

 

西口と高田のかなり攻めたコーディネートに比べると私はかなりシンプルですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

国内出張にも良く着て行きました。

 

 

 

 

シャンブレイのシャツを濃淡のコントラストでノータイで合わせると言う、一見誰にでもできる当たり前のようなコーディネートですが、チェンジポケットやサイドアジャスターというディティールのおかげでシンプルなコーディネートも味気ない雰囲気にはなりません。

 

 

 

 

 

 

 

 

上下をバラしてジャケットとしても着ました。

 

 

 

 

英語で”BROKEN SUITS”(ブロークン スーツ)、 イタリア語で”SPEZZATO”(スペッツァート)と言われる、スーツの上下をバラして着るコーディネートは数年前からイタリアのサプライヤーから提案されていましたが、まさにそれですね。

 

 

シャンブレーの生地ならスーツをバラして着るのも無理なくできます。

 

 

このスーツをオーダーしたきっかけは、数年前にあるブランドが展開していたシャンブレイのスーツ。

 

 

洗いをかけて少し色落ちしたカジュアルなセットアップ的なスーツだったのですが、すごく雰囲気のいいスーツでした。

 

 

ここ数年、春夏はコットンスーツをよく着ていたので、その当時のイメージが残っていた私は、新たにコットンスーツをオーダーする場合はシャンブレイのスーツを作ろうと閃きました。

 

 

しかし、オーダーバンチにあるイタリア製の生地は柔らかすぎてイメージどおりのものがなく、お取引のある岡山の生地屋さんに自分のイメージを伝えてシャンブレーの生地を探してもらいました。

 

 

伝えたイメージは、”シャツ生地ではなくパンツも作れるようなしっかりとした打ち込みのあるシャンブレイの生地”

 

 

すると、イメージどおりの生地があるある。(笑)

 

 

最近はSTILE LATINO や PAIDEIA など、BEAMSが扱うイタリアのブランドもデニムやコットンやリネン素材に関しては日本の生地を使うことが多くなっています。

 

 

実は、いまイタリアでも日本製のデニムやシャンブレーやチノが非常に注目されていて、多くのブランドが日本製の生地を使っています。

 

 

そして、”JAPAN FABRIC” というのがウリになっているというのが実情です。

 

 

この生地、コットン100%ですが意外と皺になりません。


パンツの膝も抜けずクリースも消えにくい。

 

 

さすが打ち込みがしっかりした日本製の生地です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

自分でオーダーしてみてかなり気に入ったのと、まわりの人達からの評判も良かったので、今シーズン同じ生地を使ってBEAMS Fで展開することになりました。

 

 

 

 

 

 

ジャケットは私がオーダーしたモデルと全く同じ。

 

 

私は裏地をブラウンにしたのですが、なんとなくしっくりこなかったので青味のあるパープルにしました。

 

 

チェンジポケットはハズはずせないディティール。

 

 

これでパッチポケットや普通のフラップポケットであれば、このスーツを作った意味あいが変わってしまいます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

パンツはワンプリーツのベルトループ付にしました。

 

 

 

 

私がオーダーした2インプリーツのサイドアジャスターにしたかったのですが、ベルトレスのパンツに馴染めないお客様もまだまだ多いという店舗からの声もありワンプリーツにしました。

 

 

もちろん、スリムなノープリーツと言う選択肢はありませんでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

このスーツ、コットンスーツをお持ちでよく着られる方には是非着ていただきたいスーツです。


タイドアップ、ノータイどちらでも着られて、上下をバラしてセットアップ的な使い方もできます。

 

 

今シーズンならポロシャツと合わせて着てもいいでしょう。

 

合わせるシューズは、おそらく多くの方が持っていると思われるタッセルが良く合います。

 

 

そして、今シーズンはビットローファーと合わせるのもいいでしょう。

 

 

お値段は¥75.600-(税込)

 

 

この生地をイタリアに輸出してイタリアのブランドで作れば相当高くなることを考えると、フル毛芯の本格的な仕立てのスーツでこの値段はバリューがあると思います。

 

 

私が実際に着てみて、その良さを皆さんにもお伝えしたくて展開したスーツです。

 

 

まだ入荷していませんが、ご興味のある方は最寄りの店舗にお問い合わせのうえ、是非ご試着してみてください。

 

 

 

 

 

 

 

 

因みに、インポートブランドでも似たものを展開しています。

 

 

 

 

 

 

DEPETRILLOのコットン×リネンのデニム。

http://www.beams.co.jp/item/beamsf/suit/21170143380/


こちらは2インプリーのサイドアジャスターです。

 

 

このスーツは既に入荷済みです。

 

 

合わせて是非お試しください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2018年春夏 トレンド解説動画 VOL.2 アップしました。

http://www.beams.co.jp/feature/180126/

 

 

 

 

今回はカジュアル編です。

 

 

今シーズンのカジュアルコーディネートに役立つアイテムを紹介しています。

 

 

是非ご覧ください。