PITTI UOMO 93 3日目 最終日
昨日の夕方やっとスーツケースが届きました。
PITTI 3日目の夕方なので、結局まともに服が着られたのは最終日の3時間くらいと言う事ですね。(苦笑)
イタリアは44サイズを展開している店はほとんど無いので、私のように体が小さいと、こういう時はどうにもなりません。
どんな服を着ていようが仕事はできますが、服を着るのも仕事なので、そう言った意味では仕事道具が無いまま仕事をしているのと同然です。
ひとつだけ救いだったのが、STILE LATINOのグレンプレイドのコートを着ていたこと。
このコートが現地でも凄く評判が良かったので、ジャケットがわりのずっと着て仕事をしていました。
STILE LATINOを着ていると褒められ事が本当に多いです。
そんな服なかなか無いものです。
今回はPITTI UOMO 3日目と最終日のレポートです。
FINAMORE
タータンチェックやハリスツイードなど、かなり英国色の強い打ち出しでした。
おそらく日本のフィナモーレ ファンの嗜好とは真逆の方向性かもしれませんが、これが彼らの考える今の方向性であることは間違いありません。
襟腰の高いカッタウェイのシャツがフィナモーレのイメージという人も多いと思いますが、それはもはや日本だけでのイメージです。
GIABS
もともとは日本からのリクエストで作られたモデルですが、イタリアを始め欧米のバイヤーからの評判も良く、セールスが好調なこともあってバリエーションを増やしたということです。
最近こういうパターンが非常に多くなっています。
ある意味、日本の方が進んでいるという面も結構あるという事ですね。
事実、最近はイタリアのブランドやショールームやセレクトショップの人達が日本にリサーチに来るのが一番参考になると言っています。
もうひとつのGBSラインは、少し太めのシルエットを打ち出していました。
他のパンツブランドもそうですが、シルエットは確実に太めの方向に進んでいるのは明らかです。
LUIGI BORRELI
ツイード調のガンクラブのバルカラーやダウンベスト、太畝のコーデュロイのピーコート、タッターソールのシャツなど、明らかに英国色を強めたコレクションになっていました。
フィナモーレもそうですが、今まであまり英国調のイメージのなかったブランドも英国テイストを積極的に打ち出しでしているというのが、今回のPITTIの明らかな傾向です。
HERNO
ヘリンボーンやガンクラブ、タータンなどの英国柄やトグルの付いたショートダッフルなど、英国テイストを取り入れたモデルがかなり増えていました。
これも今までのHERNOのイメージにはあまりなかっテイストです。
HERNOは更に良いコレクションになっていました。
ミラノのショールで再度時間をかけてチェックしますので、またレポートします。
夜中の2:30を超えました。
そろそろ限界です。
今日は朝イチ コモに行って仕事をして、午後ミラノに戻ってショールーム周りです。
土日も休みなしです。
おやすみなさい。