PITTI UOMO 93 初日
悪い予感は当たるもので、フィレンツェの空港に着いたらなんとロストバゲージ。
私以外もおそらく20人以上の日本人がロストバゲージでした。
長蛇の列に並び手続きを済ませると、明日の夕方にはホテルに届けると言う女性スタッフの言う事を半信半疑で聞いて今日夕方にホテルに戻ると予想通りスーツケースは届いていません。(苦笑)
エールフランスに問い合わせても今調べていますと言うだけで特にフォローは無し。
最初から期待はしていませんが、もう少ししっかり対応してもらいたいものです。
と言う事で、しばらく下着とシャツを変えるだけの格好でPITTIに行くしかないと言う残念な状況です。
初日はいつもの通り下見を兼ねながら会場を隈なく回りました。
その中で特に印象的だったブランドを紹介します。
LARDINI
ニューモデルのワンボタンのダブルブレストやベルベットのピークドラペルのブレザー、ショールカラーのニットとのレイヤードコーディネート等など、新たな提案が多くLARDINIの勢いを感じるプレゼンテーションでした。
あまりにも刺さるものが多かったので、またミラノのショールでチェックして再度ご報告します。
CIRCOLO
特に英国調の柄を充実させているのが今回のコレクションの特徴。
オーナー曰く、BEAMSのイメージで柄を作ったと言う事ですが、まさにBEAMSのお客様が好きなイメージの柄です。
個人的にもかなり刺さるコレクションでした。
TAGLIATORE
英国調と言う流れは更に加速していますがタリアトーレもしかり。
今までの艶っぽいテイストは継続しながらも、英国調のテイストを強めたモデルや色柄が増えているのが来秋冬の傾向です。
BARBA
マルチストライプやタッターソールやギンガムチェックなど、今までのバルバのイメージとは違う英国色の強い柄の提案が増えています。
タッターソールは英国のイメージ強い柄なので、多くのシャツブランドが来秋冬のコレクションに入れています。
初日を終えて感じたのは、どこのブランドのブースに行っても英国と言うキーワードが聞かれた事です。
ここ数年言われ続けて来たキーワードですが、来秋冬はその流れが更に強まっているように感じます。
イタリア的な色気の強いブランドでさえも、もはや英国と言うキーワードを無視できなくなって来ている、そんな印象を受けた初日でした。
3:30過ぎました。
そろそろ限界です。
初日のレポートはここまで。
またレポートします。
おやすみなさい。