ミラノ ショールーム 続報
出張から帰ってきて、2ヶ月くらいはイタリアンは食べられないなと思っていたのですが、先週の土曜日に不覚ながら? 食べてしまいました。(笑)
それでも、さすがに肉は辛かったので、赤坂のシーフードの名店へ。
東京でシーフードのイタリアンといえばラ スコリエーラ。
そして、ラ スコリエーラと言えば、このツブツブパスタ、魚介のフレーグラです。
食べたことがない人にはどんな味か想像できないと思いますが、日本人もイタリア人も、これを食べて美味しいと言わなかった人は今まで一人もいません。
そして、ラ スコリエーラと言えば、このツブツブパスタ、魚介のフレーグラです。
食べたことがない人にはどんな味か想像できないと思いますが、日本人もイタリア人も、これを食べて美味しいと言わなかった人は今まで一人もいません。
今回はミラノ ショールームの続報です。
DRUMOHR
ドルモアは、いつにも増してジャケットやコートとニットのコーディネートを提案していました。
他のブランドでも多く見られた、ピークドラペルのジャケットにタートルやモックネックを合わせるコーディネートも提案していました。
他のブランドでも多く見られた、ピークドラペルのジャケットにタートルやモックネックを合わせるコーディネートも提案していました。
ピークドラペルのジャケットやスーツがちょっと来ている印象です。
色は生成りからキャメルのバリエーションが多いのは他のブランドと同じです。
挿し色に今回はコバルトブルーのような綺麗なブルーを挿していました。
ナチュラルなトーンが多くなると、どうしても色が単調になるので挿し色が重要になります。
そして、モノトーンの提案もありました。
今回のPITTIでもミラノのショールームでもニットブランドでよく見られたシャギードック。
本来はシェットランドのニットで多く見られる手法ですが、ドルモアはジーロンラムのシャギードックを展開していました。
フワフワでメチャクチャ肌触りがいいですね。
シャギードックのニットは、私が入社した80年代のBEAMSの定番でもあるので、個人的には展開したいのですが、毛玉になるので一般的には難しいニットと言えます。
毛玉もアジなのですが、なかなか日本では理解されません。
因みに、BEAMS PLUSではシェットランドのシャギードッグが毎年定番として展開されています。
プラスのお客様は毛玉を気にしないのでしょうね。
プラスのお客様は毛玉を気にしないのでしょうね。
SLOWEAR
INCOTEX もプリーツパンツのバリエーションが更に増えていました。
洗いざらしでプレスをかけないようなカジュアルなパンツもプリーツ入りのモデルが増えていました。
洗いざらしでプレスをかけないようなカジュアルなパンツもプリーツ入りのモデルが増えていました。
ノープリーツは新しい提案として太目のシルエットのモデルが出ていました。
ファイブポケットも少し太めのラインのモデルが出ていました。

簡単に言ってしまえば、リーバイスの501のようなシルエットのファイブポケット。
シヴィリアでも同じようなモデルがありましたが、ファイブポケットに関しても徐々に脱スーパースリムの流れが来ています。
昔風に言えば、”リーバイスの505が主流だったのが、501のようなシルエットが見直されるようになった” という感じでしょうか。
おそらく、私くらいの世代からシブカジ世代くらいの方は、これでピンと来るかもしれません。
モンテドーロはジレのバリエーションが更に増えていました。
ツイードやコーデュロイなど、しっかりと流れをおさえた素材や色柄のバリエーションです。
2016秋冬のモデルはボタンがメタルだったので、それを敬遠されるお客様も多かったのですが、来秋冬はそれも改善されていました。
ジレは来秋冬も重要なアイテムであることは変わらないので、日本の展示会で再度チェックします。
ジレは来秋冬も重要なアイテムであることは変わらないので、日本の展示会で再度チェックします。
ザノーネも他のブランドと同様にボルドーをしっかり提案していました。
こうやって見ると、ボルドーとグリーンは近年 毎年提案されているカラーですが、なかなか日本では広まらないカラーとも言えます。
ボルドーやグリーンだけでなく、ザノーネのイメージ自体が色モノのイメージがあまりないので、ザノーネでこのようなカラーを提案しても日本人のバイヤーにはピンとこないかもしれません。
ボルドーやグリーンだけでなく、ザノーネのイメージ自体が色モノのイメージがあまりないので、ザノーネでこのようなカラーを提案しても日本人のバイヤーにはピンとこないかもしれません。
ザノーネでもシャギードッグを展開していました。
パンツはプリーツパンツが更に増え、流れの中心になっていることは、もはや否定する要素は何もないと言ってもよいでしょう。
新たな流れとしては、ゆったりしたシルエットのノープリーツのパンツの提案が増えたことも間違いありません。
ピタピタのノープリーツのパンツを穿いた人はまだいますが、さすがにかなり減ったなと言うのが正直な印象です。
ピタピタのノープリーツのパンツを穿いた人はまだいますが、さすがにかなり減ったなと言うのが正直な印象です。
全体を通して広く流れを見れば、変わるものと変わらないものがあるのですが、変わるものに関しては、その速さが非常に早いと言うのが昨今の傾向です。
色々な意味で、ここ数年は転換期と言えるので、その流れを懐疑的に見ている人も多いとは思いますが、以前にもお話したように、新しい流れと言っても以前流行していた流れやモノがアップデートされてリバイバルしているだけなので、私のように30年以上この業界で流れを見ていると、トレンドと言うほど大げさなものではないと思っています。
ただ、その時代を経験していない人にとっては見たこともないモノや、変わったモノに見えてしまうのは仕方がないので、それを否定する人がいるのも当然だと思います。
色々な意味で、ここ数年は転換期と言えるので、その流れを懐疑的に見ている人も多いとは思いますが、以前にもお話したように、新しい流れと言っても以前流行していた流れやモノがアップデートされてリバイバルしているだけなので、私のように30年以上この業界で流れを見ていると、トレンドと言うほど大げさなものではないと思っています。
ただ、その時代を経験していない人にとっては見たこともないモノや、変わったモノに見えてしまうのは仕方がないので、それを否定する人がいるのも当然だと思います。
ですので、今後も私の言っていることを信用していただけるように、しっかりと流れを見極めて皆さんにお伝えして行こうと思っています。
ピタピタ スリムのノープリーツがトレードマークで、一年前は ”プリーツパンツなんか穿かない” と言っていたスナップの常連のこの人も、今やプリーツパンツです。

何故そうなったかは、それが一過性の流行でないことを本人もやっと納得したからです。
現地の業界人でもそういう人が多いのが実情です。
だから、モノを見るだけでなく、人も見て、そして人の話を聞くことが大事なのです。

















