PITTI UOMO 91 初日
PITTI UOMOが始まりました。
フィレンツェも午前中は零下で、日中の気温も5度以下という寒さ。
さすがにメイン会場のエントランス前の広場も人が少なかったです。
スナップ撮られたい人も寒さには敵わなかったようです。(笑)
初日はメイン会場を中心に下見も兼ねて見て回りましたので、掻い摘んでレポートします。
ALTEA
チェック、ストライプともに色柄の提案も良く、アルテアのジャケットのウィークポイントであったパターンも見直され、完成度の高いシルエットと着用感になっているというスタッフのコメントでした。
この手のジャケットはフィッティングが重要で、サンプルは大きいサイズしか無かったので、日本で再チェックのうえ検討という感じです。
LARDINI
仕立ての良さもさることながら、コーディネートも抜群に洒落ていました。
イタリア版ラルフローレン パープルレーベルと言った感じでしょうか。
最近の流れであるサルトリア テイストをラルディーニ風に表現した素晴らしい提案でした。
来週ミラノのショールームで生地コレクションも含めて再度チェックしようと思います。
TAGLIATORE
いつもよりトーンを落とした打ち出しですが、流れ的には正しい方向性で、シックでありながらも地味にならない色柄とコーディネート提案はさすがタリアトーレと言った感じです。
ジャケットだけでなく、コート生地のコレクションも素晴らしかったです。
SIMPSON
イタリア的なツヤ感のあるバッグでなく、こんなアップデートされたクラシックな英国のバッグが今新鮮です。
イタリアのバッグブランドも英国的なこなしのデザインが増えて来ているので、このようなバッグが今後注目されて来るのではないかと思います。
PALTO
ビンテージ テイストを打ち出しながら、臭くなりすぎない色柄の提案が絶妙です。
日本でフルコレクションを見るのが楽しみです。
初日を見た印象は英国感がより強まっている感じを受けました。
チェンジポケット付きのジャケットやサイドアジャスターのパンツ、着丈の長いテーラードコートなど、2016年秋冬の流れがさらに加速して広がっている印象です。
柄もヘリンボーンやグレンプレイド、ハウンドトゥースと言った英国調の柄が多く、特にコートでそれら柄が多く使われていたのが印象的でした。
ツヤ感の強いコテコテのイタリアンテイストは更に少なくなっている印象です。
深夜2時を過ぎました。
そろそろ限界です。
今日はここまで、またレポートします。
おやすみなさい。