サングラス
サングラスにあまり縁がなかった私。
20歳の誕生日に新潟のメガネ屋で姉が御祝に買ってくれたもので、まだレイバンがアメリカ製だった頃の、通称 ”ボシュロム レイバン” です。
当時は雑誌のPOPEYE でレイバンンのウェイファーラ―が頻繁に取り上げられたことで空前のウェイファーラ―ブームでした。
今は使っていませんが、20歳の誕生日に買ってもらったモノなので、大切に保管してあります。
アメリカ製のレイバンがどれほど価値があるのかはわかりません。
その後、80年代後半にBEAMSでかなり推していたCUTLER & GROSS(カトラー & グロス)ボストンタイプのサングラスを購入しましたが、あまり使うことはありませんでした。
そして、数年前に眼の調子が悪くなり眼科に診てもらったところ、サングラスをするように勧められられ、20数年ぶりに購入したサングラスがコレです。
RAYBAN NEW WAYFARER
アジアンフィットと呼ばれるアジア人の顔の骨格に合わせたモデルです。
サングラスと言えば、すぐにレイバンかペルソールをイメージしてしまうのが我々の世代、しばらくサングラスから遠のいているうちに、レイバンも随分いろいろなバリエーションが増えました。
完全に浦島太郎状態です。(笑)
80年代のアメリカ製のレイバンと現行のイタリア製のものを比べると細かい仕様は違いがありますが、そこはマニアではないのであまり気になりません。
若い頃は、なんとなくスカしているようで気恥ずかしかったサングラス。
イタリアに仕事で行くようになってから、クラシックなスーツスタイルにサングラスをする欧米人がかなり多いのを目の当たりにしても、やはり日頃サングラスをするのは抵抗があったのですが、必要性にかられサングラスをするようになると手放せなくなり、今や必需品となりました。
50歳を過ぎて、なんとなくサングラスがサマになる歳になったのかなと、鏡を見て思えるようになったのも、サングラスをすることに抵抗がなくなった理由のひとつです。
そうなると、服に合わせてバリエーションを増やしたくなるのが私の性分。
BEAMSだけでもかなりのブランドのサングラスを展開しているのですが、街のメガネ屋でも色々なブランドのサングラスもチェックし、結果的に購入したのがこの2本。
まずは、BEAMS PLUS で展開しているアメリカのメガネブランド MOSCOT(モスコット)のサングラス。 http://shop.beams.co.jp/item/beams_plus/fashiongoods/11422792490/
少しブラウンがかったクリア グレーのフレームというのが珍しく、初めて見たときから刺さりました。
スタッフから薀蓄を聞くと、セルフレームの材質がデットストックで、それで作ったフレームだということ。
見たことがない微妙なトーンのクリア グレーで、現行品なのにデットストックのような趣があるのは、今では手に入らない材質を使っているからだというのも納得です。
サングラスには薀蓄を求めない私ですが、結果的にイメージどおりりの一本が手に入りました。
もう一本はドレスの店舗で展開しているイタリアのブランド SPEKTRE(スペクトレ)。
ブラウンの艶消しのフレームを探していたのですが、なかなか気に入ったものがなく、偶然見つけたのがBEAMSでも展開しているイタリアのブランド スペクトレ。
早速、ブリッラのディレクター無籐にお願いしてオーダーしてもらいました。
スペクトレは2009年にスタートした比較的新しいブランドですが、既にイタリアでは知名度が高く、特にファッション業界の人たちに愛用者が多いブランドです。
実際に私の知人のイタリア人達にもかなり多くの愛用者がいます。
控え目なブランドロゴと絶妙なトーンの艶消しブラウン、そして軽くてかけ心地も良い。
まさにイメージしていた通りのものが手に入りました。
因みに、もう一本迷ったのが同じスペクトレのこのモデル。
http://shop.beams.co.jp/item/brilla_per_il_gusto/fashiongoods/24670004289/
独特なオリーブグリーンのフレームがかなり刺さりましたが、結果的に艶消しのセルフレームに。
ですが、正直まだ迷っています・・・
こんな微妙なオリーブグリーンのフレームはなかなかないです。
今回サングラスを購入するにあたり、シェイプはウエリントンかボストン型と決めていたのですが、色々探しているうちにウエリントンとボストンの中間のようなボスリントン という型があることを知りました。
メガネ業界ではトレンドのシェイプとして既に定番となっているようです。
メガネのトレンドには疎かった私・・・
ダメですね。
ちゃんと勉強しないと・・・
ボスリントンという型に対してのコダワリはなかったのですが、色々試着しているなかで丸すぎるフレームは少しナードに見えてイメージと違い、スクエアなフレームもしっくりこなかったので、結果的に選んだこの2本は偶然ボスリントン型になりました。
ご覧のとおり。
ボストンやウエリントンのセルフレームでミラーレンズというのが、ここ数年イタリアのサングラスのトレンドというのは、現地で見ていればいくらサングラスのトレンドに疎い私が見ても明白です。
ですが、自分のイメージとは違うので、度付きのレンズを入れる際も普通のカラーレンズを入れました。
50歳を過ぎてサングラスに目覚めてしまった私。
来年の春夏はBEAMS のサングラスのバリエーションが増えるかもしれません。
展示会も真面目に見に行くことにします。
あくまで仕事です。
2016年秋冬のカタログが完成しました。
今回は私とBEAMS Fのディレクター西口がチョイスしたお勧めアイテムを紹介するページが6ページ組まれています。
8月27日から店頭で配布します。
是非ご覧ください。