MEN’S EX 連載12月号 | ELEMENTS OF STYLE

MEN’S EX 連載12月号


MEN’EX 12月号が発売されました。

  

12月号はコート特集です。



私の連載 ”中村達也の今、買いのアイテム”
 
 

 

今回のテーマは ”大柄入りのテーラードコート” です。




今シーズンのテーラードコートは、
大きい柄のモノが注目されています。
PITTI UOMOやミラノのショールームでも、
ほとんどのサプライヤーが大きい柄のコートを打ち出していました。

 

  

  

 

  

  

  
 
このように、チェックやヘリンボーンやジャガードなど、
大きい柄の生地を使ったコートが多く見られました。




もちろん、トレンドに敏感な業界人たちも
大柄のテーラードコートに注目していて、
PITTI UOMO の会場でも大柄のテーラードコートを多く見かけました。

 

  

  

  

  

  

  

 ご覧のように、スナップ本やスナップサイトの常連の方々も
既に大柄のコートを着ていることからも注目度の高さがうかがえます。

テーラードコートと言うと、スーツやジャケットの上に着るコートという
イメージを持たれている方も多いと思いますが、
ヨーロッパではカジュアルなスタイルにテーラードコートを合わせるのは、
ファッションに敏感な人達の間では、すでに定番的なスタイルになっています。

ただ、ここ数年はダウンを中心とする中綿のアウターの勢いに押され、
そのようなスタイルの人が少なくなっていましたが、
昨年あたりからカジュアルなスタイルもエレガントな方向にシフトしていることもあり、
テーラードコートをカジュアルに着るスタイルが戻ってきています。

例えば、休みの日にローゲージのタートルやZANONEのKYOTOのようなニットに
デニムのファイブポケットを合わせるようなスタイルであれば、
昨年までは中綿のアウターを合わせる人が多かったと思いますが、
今シーズンは大柄のテーラードコートを合わせた方が今の気分だと思います。
その場合、足元はスニーカーでも良いと思います。

簡単に言ってしまえば、
柄物のジャケットを着る感覚でテーラードコートを着るという事です。

もちろん、大柄であっても色や柄が派手でなければ、
ジャケットやスーツと合わせてビジネス スタイルに着ても良いと思います。

因みに、私も大柄のヘリンボーンのコートを持っていますが、
既に昨年からジャケットスタイルだけでなく、
カジュアルスタイルにも合わせて着ています。

今でこそ、このような着こなしはお洒落な人たちのスタイルになっていますが、
私がテーラードコートをカジュアルなスタイルに合わせているのを初めて見たのは
90年代のロンドン。

当時、お洒落に無頓着そうな学生がシェットランドのニットにデニムを合わせ、
足元は黒のストレートチップ、コートは上衿がベルベットのチェスターというような、
どう考えても取りあえず持っているものを着ただけと思えるスタイルの若者達を
ロンドンの街で良く見かけたものです。

そんなこともあり、イタリアやフランスでテーラードコートをカジュアルに着るスタイルを
見るまでは、自分の中ではファッションに興味のない英国の学生スタイルというイメージでした。

私はローゲージのタートルに大柄のテーラードコートを着ようと思っています。
カジュアルに着る時は、パンツはむしろデニムのファイブポケットの方がいいと思っています。

実は、この大柄のテーラードコート、
今シーズンBEAMSでもお勧めのアイテムですが、
シーズンの初めから好評で、既に完売やサイズ切れも続出しています。

難易度が高いと言われるかと思いましたが、
私たちの提案を受け入れていただけるお客様が多く、
大変うれしく思います。

今シーズン、新しいアウターのご購入を検討されている方は、
是非大柄のテーラードコートをご検討ください。

もちろん、私も真冬に向けて大柄のチェックのテーラードコートをスタンバイさせています。
どんなコートかは、何かの機会にコーディネートと一緒にお見せしたいと思います。










1回目が好評だったB.R.CHANNEL

昨日2回目がアップされました。

 

今回は、短い足でも細く長く見せるコツ” がテーマです。

是非ご覧ください。


 B.R.CHANNEL
http://www.bronline.jp/feature_entry/?entry=104#.VGRlyTSsVyx