MEN’S EX 連載 5月号
"MEN’S EX 5月号" が発売されました。

私の連載 ”中村達也の今、買いのアイテム”

今回のテーマは "”フラワープリント” です。
ここ数年、プリントは幾何学模様やカモフラージュ柄を中心に
様々なアイテムで使われてきました。
一昨年あたりから、少しずつフラワープリントを提案するサプラーヤーが増えてきましたが、
昨年の6月のPITTI UOMOでは、
フラワープリントを打ち出すサプラーヤーが急激に増えたこともあり、
今シーズンのトレンドの柄として一気に広がりました。
昨年の6月にPITTI UOMOやミラノのショールームでは、
こんなに多くのフラワープリントが提案されていました。
もっとも多く見られたのがフラワープリントのシャツ。








フラワープリントのシャツを展開していないブランドはないと言えるほど、
ほとんどのシャツブランドがプリントシャツを展開しており、
カジュアルシャツの明確なトレンド柄であると言えます。
特に小花柄の ”リバティー風のプリント” は、
もっとも今シーズンを象徴するフラワープリントで、
本物のリバティープリントからリバティー調のプリントまで、
とにかく幅広く展開されていました。
PITTI UOMO の会場でも、
フラワープリントのシャツを着た人たちを見かけました。



(GLOVER Snap)
こんな風にジャケットに合わせたり、カラーパンツと合わせて着たりと、
様々なコーディネートでフラワープリントのシャツが着られていました。
パンツに関しても、ほとんどのパンツブランドが
プリントのパンツやショーツを展開していました。



画像は2色使いのフラワープリントですが、
もちろん、もっと派手な多色使いのプリントパンツもあります。
PITTI UOMO の会場でも、こんな派手なパンツやショーツを
穿いた人が見られました。

(GLOVER Snap)

(GLOVER Snap)

(GLOVER Snap)
この辺りはME世代の人たちにとっては難しそうですね。
パンツで取り入れる場合は、
2色づかいのものが取り入れやすいと思います。
もっとも取り入れやすいのがスカーフやネクタイ。







スカーフは単体で見ると色柄が派手でも、
首に巻いてしまうと柄がハッキリと分からなくなるので、
もっとも取り入れやすいアイテムだと思います。
ネクタイに関しても小花柄を選べば、
遠目には小紋柄とほとんど変わらないので、
小紋柄のタイをする人にとっては難しいことはないと思います。
これ以外にも、ジャケット、ジレ、ポロシャツ、ポケットチーフ、スニーカーなど、
様々なアイテムで今シーズンはフラワープリントが提案されています。
今シーズンもっとも注目されるトレンドの柄と言っても、
フラワープリントはハードルが高いと感じる方も多いと思います。
取り入れるポイントは、最初は小さな面積で挿し柄的に取り入れて、
慣れてきたら少しずつ柄の大きいモノにチャレンジしていくと良いと思います。
また、ネイビーやベージュなどの定番的なカラーと合わせると
取り入れやすいと思います。
ということで、
私の今日のスタイルは・・・

ベージュのサマーツイードのジャケットに
ベージュ系のフラワープリントのスカーフ。
ポケットチーフもフラワープリントです。
私のように無理のないところから取り入れてみてはいかがでしょうか。
確実に手持ちのアイテムが新鮮な印象に見えると思います。
ご興味のある方は、今シーズン是非フラワープリントにチャレンジしてみてください。