お気に入りのデニムシャツ。
MEN’S EX 4月号 ”EDITORS EXPRESS”で紹介されているデニムシャツ。
”ご意見番の太鼓判” というタイトルがついていますが・・・
私的には少し気恥ずかしい感じで・・・
でも、本当に相当気に入ってオーダーしたシャツです。
そのシャツがコレです。

”BOLZONELLA”(ボルゾネッラ)のデニムシャツです。
ボルゾネッラは、1950年代に北イタリアのパドヴァで
高級な仕立てシャツを作る工房からスタートしたシャツメーカーです。
本誌でも解説されていますが、
さらに詳しくディティールをご紹介します。

自然に着込んだような加工が特徴です。
特にステッチ部分のアタリ感はかなり良い雰囲気です。
襟型は台襟高さと襟の開きのバランスがとても良く、
ドレスシャツ工房の技術が活かされています。

前立てが上前と下前両方に付いています。
最近はカジュアルシャツでも前立てがないシャツが多いですが、
これだけ加工が入っていると、
前立てがあった方が見た目のバランスも良いです。
ボタンを開けた時に前立てが二重に見えるのもお気に入りのディティールです。

カフスの種類は何パターンかあったのですが、
あえて特徴のある形状のカフスをチョイスしました。
カフスボタンを外した時に綺麗に開くように考えられた形状です。
ガントレットボタンもかなりカフス寄りに付けられています。
これもカフスボタンを外した時に手首で止まるように考えられた仕様です。
こう言ったところにオーダーシャツを作っていた経験が活かされています。

ボタンはアメリカのワークシャツのようなマーブルボタン。
ビンテージっぽい加工が良い雰囲気です。
加工の雰囲気とディティールとの相性が良く考えられています。

背中のヨークはウエスタン調のヨークです。
このディティールも刺さりました。
夏場にシャツ一枚で着るときにもアクセントになるディティールです。
デニムシャツはイタリアでは定番ですが、
ここ数年はチェックシャツやプリントシャツが注目されていることもあり、
以前ほど目立つ存在ではありませんでした。
昨年あたりからツイードのような素朴な素材感のものが注目される中、
少しづつデニムのシャツを打ち出すシャツブランドが多くなってきています。
この傾向は来秋冬にはさらに強くなると思います。
同じく4月号の私の連載でサマーツイードを紹介していますが、
デニムのシャツはサマーツイードのジャケットとの相性も抜群です。
”デニムシャツがまた来る” と思っていた時に
ミラノのショールームの片隅にひっそりと置かれていたこのシャツを見つけ、
イタリアのシャツにアメリカ的なディティールをうまく融合さているところがかなり刺さり、
ボディースペックの修整を何度も重ね、やっと完成した自信作です。
もちろん、これだけ気に入ってオーダーした思い入れの強いシャツですから、
先週購入してすでに3回も着ました。(笑)
あまりにも気に入ったので、他の生地のものも購入しようと思っています。
因みに、同じモデルでこんな生地のものがあります。

少し濃いめのブルーのコットンリネンのデニム。
真夏にはリネン混の素材がいいですね。

ブルーのトーンのカモフラージュ。
あえてホワイトパンツと合わせると良いと思います。
以前購入したLARDINIのデニムジャケットと合わせていい感じですね。
実はこのシャツ、スタッフのうけも良いこともあり、
MEN’S EXが出る前からお得意様を中心に人気があり、
既にたくさんご購入いただいています。
因みに、かなりタイトなシルエットなので、
必ずご試着をお願いします。
私は他のシャツブランドは37サイズ(XS)を着用しますが、
ボルゾネッラに関しては、38(S)サイズを購入しました。
ご参考まで。
イタリアのシャツとアメリカのシャツを融合させたようなデニムシャツ。
秋冬も継続して着られるので、
もしご興味があれば、是非店頭でご覧いただければと思います。
今日はパシフィコ横浜でトークショーでした。

JAPAN BOATSHOW 2014で、
プロセーラーの伊藝徳雄さんとのトークショーでした。
トークショーと言えば・・・
3月29日(土)の ”東京ミッドタウン×MEN’S EX” のスペシャルイベント。
ゲストは秘密でしたが・・・
このブログの読者の皆様だけに、こっそり?お知らせします。(笑)

普段もお話させていただいているので、
リラックスした雰囲気で面白いトークショーになりそうです。