MEN’S EX 3月号 連載 | ELEMENTS OF STYLE

MEN’S EX 3月号 連載


MEN’S EX 3月号 もうご覧になられましたか。






私の連載、”中村達也の今、買いのアイテム”




今回のテーマは、”プリントタイ”です。




ここ数年、ドレスクロージングのカジュアル化の影響もあり、

多くのサプライヤーがスーツのコレクションを全盛期の半分以下に縮小している状況の中、

なかなかスーツの新しいトレンドが生まれにくい状況が続いています。


それでも小さな変化は毎シーズンあり、

それを見逃さないのことが我々にとっては重要です。


今シーズンはVゾーンに変化が見られ、

明るい色柄のプリントタイがPITTI UOMOでも積極的に打ち出されていました。




















このように、ネクタイブランドのブースを見ても、

スーツブランドもディスプレイを見ても、

明るく発色の良いプリントタイが多く見られました。


数年前までのスーツスタイルは、

無地のシャツに無地のタイという、

どちらかと言えばストイックな感じのコーディネートが主流でしたが、

ここ数年は様々なアイテムで色や柄が打ち出されているなか、

ネクタイに関しても無地や小柄のシックなネクタイから、

ペイズリーのような大柄のネクタイが注目されてきました。


これは特に新しいトレンドではなく、

90年代のイタリアンクラシックブームの時も

ナポリテイストの明るい色柄のネクタイが流行ったこともあり、

ある意味、リバイバル的な流れであると言えます。





既に店頭も春夏の新規のネクタイが入荷していますが、

こんなに明るい色柄のプリントタイが充実しています。










ご覧のように、BEAMSでも明るい色柄のプリントタイは、

今シーズン外せないアイテムとして、

バリエーション豊富に展開しています。





これまでレジメンタルタイや無地のタイをしてきた人は、

難易度が高いと感じる方も多いと思いますが、

コーディネートに関してはそれほど難しいことはありません。

手持ちのスーツで少しだけVゾーンに変化をつければ、

今シーズンらしいVゾーンになると思います。



多くの方が持っていると思われるベーシックなスーツで、

今シーズンらしいプリントタイを使った、

ビジネスで使えるコーディネートの一例をお見せします。



ネイビー無地のスーツにオーソドックスなストライプシャツ。

明るいベージュにブルーの小紋のプリントタイ。







ミディアムグレーのストライプスーツにブルーの細かいチェックのシャツ。

ブラウンにグリーンのペイズリーのプリントタイ。







ネイビーのストタイプスーツにサックスブルーのシャツ。

サックスにホワイトとイエローの小紋のプリントタイ。




ご覧のとおり、特に難しいテクニックはいりません。

しいて言えば、無地のシャツよりもストライプやミニチェックのような、

ベーシックな柄のシャツを合わせるとこなれた感じになります。


一方、注意しなければならないのはホワイトシャツ。

合わないことはないのですが、

かなり野暮ったい印象になるので、

ライトグレーやベージュのような淡い色のスーツ以外は

合わせない方が良いでしょう。


プリントタイは、今シーズンのスーツコーディネートに欠かせないアイテムです。

BEAMSでも顧客様を中心に好評で、

既に売り切れ間近の柄もあります。


今購入されてもすぐに使えるアイテムですので、

お早めに店頭をチェックして、

お気に入りの柄をチョイスしてください。












BEAMS F オリジナルのシルバーメタルボタンのブレザーが入荷しました。





ボタンはアンティーク調のシルバーメタル。

なかなか雰囲気の良いボタンです。

イタリアのCANONICOの生地を使って、

¥55,000-(税抜)とお求めやすい価格です。


インポートのジャケットが高いと感じられる方は、

是非ご試着ください。




ネイビー以外のブレザーが着たいという方は、

オーダーすることもできます。

もちろん、シルバーのメタルボタンも用意しています。





個人的にはベージュやタータンチェックにシルバーメタルのボタンが気分です。