老舗の安定感 | ELEMENTS OF STYLE

老舗の安定感


最近よく行くイタリアンがあります。


その店は恵比寿の IL BOCCALONE


イタリア料理が好きな人であれば知らない人がいないほど有名な店です。



あまりにも有名でメジャーすぎるので、


しばらく足が遠のいていたのですが、


知人に誘われて久しぶりに訪れたら、


以前と変わらず何を食べても美味しく、


安定感のある料理は健在。



日曜日に営業しているのも私にとっては嬉しく、


最近イタリアンのローテーションに加わりました。



ということで、今日は本場の味に限りなく近い老舗の味を


ご紹介したいと思います。





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タコとジャガイモの温製サラダ


イタリアでもよくオーダーする前菜です。


タコがとても柔らかく、ジャガイモの茹で加減も絶妙。


現地で食べるものと変わらないか


それ以上の美味しさです。


イルボッカローネに行くと必ずオーダーする一品です。






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スカモルツァ チーズのグリル


フミカータと言われるスモークしたスカモルツァをグリルして、


表面に焦げ目をつけたシンプルな前菜。


焦げ目をつけた表面の香ばしさと


溶けて柔らかくなったチーズのコクがたまりません。


白ワインにとても合います。


家でもたまに真似て焼いてみますが、


チーズが流れてしまい、なかなかうまくいきません。


コレかモッツアレラとトマトのカプレーゼは必ずオーダーします。







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ポルチーニのグリル


季節ものでちょっとお高いですが・・・


すすめられたらオーダーしないわけにはいきません。(笑)


素材を活かしたシンプルなグリルですが、


香りが良くとても美味しいです。


パスタで食べてもいいですね。






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”少し重めで樽香がする白” というリクエストですすめられたワインは、


BORTOLUZZI のソーヴィニヨン。


重厚感がありながらフレッシュな味わいの白。


ハーブの香りが印象的なワインです。


ワインは種類も値段も幅広く、


リクエストに対する対応も的確で、


ワインに詳しくない人も安心してオーダーできます。






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アサリとカラスミのスパゲッティー。


私の好物でもあるボンゴレ ボッタルガ。


ボンゴレボッタルガにはうるさい私ですが、


味は申し分なく美味しいです。


パスタの茹で加減も完璧。


毎回必ずオーダーするパスタです。






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ペンネアラビアータ。


シンプルな料理ほど真価が問われますが、


トマトソースはとても美味しく、


ペンネの茹で加減も絶妙です。


シンプルなトマトソースは、


店によってはオリーブオイルの量が多すぎて


しつこくて飽きてしまうこともありますが、


ここのトマトソースは酸味と甘さのバランスが良く、


とても美味しいです。


しいて言えば、ちょっと辛いので、


個人的にはもう少し唐辛子が少ない方が良いと思います。





イル ボッカローネの名物メニューと言えばコレです。


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パルミジャーノのリゾット。


パルミジャーノの塊をくりぬいて、


そこでチーズと絡ませてからサーブされるリゾット。


かなり濃厚なリゾットです。


美味しいですが、私には味が濃すぎるので、


プライベートで行く時はオーダーしません。


濃い味が好みの方にはたまらないと思います。






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ミラノ風カツレツ。


イル ボッカローネは肉のグリルが美味しいですが、


2日前に食べたばかりなので、


この日はコトレッタ アッラ ミラネーゼ。


ミラノで食べるものに比べると少し肉が厚いのが気になりますが、


味はとても美味しいです。


肉の大きさと盛り付けも現地のトラットリアと同じです。






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ヘーゼルナッツのティラミス。


ヘーゼルナッツの食感と口の中に広がる


マスカルポーネの風味が一体となって、


何とも言えない美味しさです。


おすすめのドルチェです。



デザートは種類も多いですが、どれも美味しい。


ボリュームも現地で食べるのと同じ。


ドルチェ好きな女性にはたまらないと思います。




イル ボッカローネのオープンは1987年。


当時日本では高級なイタリアレストランか


ピザやスパゲッティーを食べさせるような店しかなかった時代です。


そんな時代に現地のトラットリアのようなカジュアルで気軽な雰囲気で


食事を楽しむ店を再現しようというコンセプトでこの店はスタートしました。



そして、当時イル ボッカローネをプロデュースしたのが赤峰幸生氏。


赤峰さんは、イタリアのトラットリアを作るからには、


味も雰囲気もイタリア人がイタリアにいると錯覚するような


レベルの店にしようと考えたそうです。



そして、そのコンセプトは大当たり。


開店から数年は、現地の味に慣れひたしんだイタリア通の人達や


在日のイタリア人達から圧倒的な支持を集め、


予約の取れないレストランとなりました。



因みに、私がこの店を初めて訪れたのは、


赤峰さんとの食事会でした。



オープンから26年、今は現地の味や雰囲気を再現する店も多くなり。


その中には現地の味をしのぐ店も増えました。



イル ボッカローネは日本での本格的なトラットリアの草分け的な存在として、


今も変わらずオープン当初のコンセプトと味を守り、


老舗の底力と安定感は今も健在です。



取引先のイタリア人たちが来日すると


色々な店でイタリアンを食べさせますが、


イル ボッカローネが一番美味しいという人も多く、


これこそがこの店の底力を物語っていると思います。



最近何度かfacebookで紹介したこともあり、


同世代や先輩方々から「昔よく通ったな~」と話題になり、


再訪をすすめています。


そして、イタリア料理に詳しくない方には、


メニューがわかりやすく、何を食べても美味しく、値段も適正なので、


安心して行ける店として紹介しています。



イル ボッカローネに行ったことのない方は、


是非一度、現地と変わらぬ味と雰囲気を感じに行ってみてください。



ただし・・・


ここは食事を楽しみに行く店なので、


ムーディーな雰囲気を望む方には向きません。(笑)


たまにそのような方もいらっしゃいますが、


明らかに場違いな感じになるのでご注意を。(笑)



イル ボッカローネ

http://www.ilboccalone.com/









今シーズンはプリントタイがマイブーム。


先日こんなタイを購入しました。


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ブラウンに濃いピンクの小紋。


今シーズンらしいカラーコンビネーション。




初めて買ったブランドですが・・・


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デザイナーとは長い付き合い。





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カンヌキはイタリアンカラー。



プリントのタイは表地と芯地のマッチングが重要。


これがダメだと締めにくいタイになります。


このタイは締めやすくノットもキレイにまとまります。



早速こんな感じでコーディネートしました。


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今シーズンは、こんなトーンのスーツコーディネートが


お気に入りです。