MEN'S EX 10月号 連載 | ELEMENTS OF STYLE

MEN'S EX 10月号 連載


MEN'S EX
10月号が発売されました。




私の連載、”中村達也の今、買いのアイテム”



今回のテーマは、チェックのドレスシャツです。


ここ数年、ドレスシャツは白とブルーを中心に、
無地系のシャツが圧倒的に人気がありました。

昨年あたりからドレスクロージングのトレンドが英国調ということもあり、
久々にストライプのドレスシャツが洋服好きの人たちを中心に
注目されるようになりました。

私も昨年はストライプのシャツにペイズリーのタイを合わせ、
少し英国調を意識したコーディネートを取り入れていましたが、
今シーズンは英国調の流れが更に広がっていることもあり、
ストライプに加え、チェックのドレスシャツにも注目しています。

1月のPITTI UOMOでもチェックのドレスシャツを使ったコーディネートが
多くみられました。



 

 

 
 
このように、ジャケットもスーツもチェックのドレスシャツを使った
コーディネートが多くみられました。


このチェックのドレスシャツ、90年代にも流行した時期がありました。
その当時の画像をお見せします。

 

 

 



ご覧のように、当時はミラノでもパリでもロンドンでも、
チェックのドレスシャツはポピュラーなもので、
ショップのディスプレイにも積極的に使われていました。

グラフチェック、ハウンドトゥース、ギンガムチェック、タッターソール、
グレンプレイドといった、さまざまなチェックのドレスシャツが存在したのも
今シーズンの流れと似ています。

そして、ストライプと共に柄モノのドレスシャツが注目されていたというのも
今シーズンの流れと似ています。

このチェックシャツ、コーディネートが難しいと感しる方もいらっしゃると思いますが、
そのような方は、まず小柄のチェックシャツをチョイスしてください。
柄が小さいものは遠目には無地に見えますので、
ネクタイの柄が細かくなければ、無地感覚でコーディネートできます。
柄の大きいモノは無地のネクタイとコーディネートすると良いでしょう。

とにかく、無理をして柄×柄のような上級者的なコーディネートに
いきなりチャレンジする必要はまったくありません。
まずは手持ちのスーツやジャケットやネクタイとコーディネートしてみてください。
それぞれの柄の大きさが喧嘩しないように注意をすれば、
チェックのドレスシャツは、それほど難易度の高いものではありません。


1月のPITTI UOMOでのジャケットコーディネートです。

 

ウインドウペンのジャケットに大柄のギンガムチェックを合わせ、
ネクタイはカシミアのソリッドタイを合わせています。
この場合、柄のジャケットに柄のシャツを合わせたので、
ネクタイはあえて無地にしました。
柄のジャケットにチェックのドレスシャツを合わせる場合の
基本的なコーディネートです。


こちらはBR ONLINEの連載の画像から、
http://www.bronline.jp/feature_entry/?entry=10#.UirjcdK-2So


ブルーの無地のスーツに柄の小さなギンガムチェックのシャツを合わせています。
画像でもチェックは目立たないので、無地感覚のチェックシャツです。
この場合、スーツはストライプでもウインドウペンでも、グレンチェックでも
合わせられます。
画像のスーツの場合は、チェックがもう少し大きくても大丈夫です。
このコーディネートはチェックのドレスシャツを取り入れる際の
最も基本的なコーディネートです。


ご覧のように、私も特に難しいコーディネートをしている訳ではありません。
手持ちのアイテムにチェックのドレスシャツを合わせる簡単なテクニックだと思います。

もっとプロっぽいコーディネートもありますが(笑)、
まずは、このくらいから取り入れてみてはいかがでしょうか。

私も新調したブラウン系のスーツにピンクやパープルのチェックシャツを
コーディネートしようと思っています。

皆さんも今シーズンは是非チェックのドレスシャツをワードローブに
加えてください。





今シーズンの1着目のジャケット、
これに決めました。



かなり大柄・・・
コーディネートは買ってから考えます(笑)。

このジャケットのお話は、
また後日。