一生に一度のディナー 2
前回に続き、ミラノのFOUR SEASENS HOTELの”シェフズテーブル”
今回はそのコースメニューの紹介です。
一皿目は、リコッタチーズとアンチョビ、クレソンの芽、
ジンジャーとローストしたペッパーのフレーバーオイルソース。
新鮮なリコッタチーズとアンチョビ、ソースのマッチングが素晴らしい前菜です。
一皿目から全員が唸っています(笑)。
二皿目は、クリスピーシュリンプ、
ほうれん草と玉ねぎのソテー、トマトソース添え。
クリスピーな食感のシュリンプは、そのまま食べても充分に美味しいですが、
上品な味の二種類のソースをからめて食べると更に美味しさが増します。
三皿目は、オレンジとスイバ、小イカ、ウニ、アーモンドのリゾット。
これは複雑な味のリゾットです。
初めはオレンジの香りが口の中に広がり、
後からウニや小イカの海の香りが広がります。
普段食べているリゾットと明らかにテイストの違う
高尚な味がします。
四皿目は、カサゴ、ブロッコリー、トマト、バジル、レモンのスープ添え。
カリッと焼いた新鮮なカサゴに少し酸味のあるスープがさっぱりとしていて、
濃厚なリゾットの後にとても食べやすく美味しい一品です。
肉料理前の口直しは、赤ワインのグラニータ、ヌガー添え。
濃厚な赤ワインのグラニータは、かなりアルコールの香りも強く、
オトナなグラニータです。
アルコールに弱い私は、少しだけ食べてギブアップ、
シェフにお願いして、普通のジェラートを用意してもらいました(笑)。
ワイン好きの方にはたまらないグラニータだと思います。
肉料理は、地中海のハーブを使った、サルデーニャの子羊串焼き、
ポテトのムースとアーティチョーク添え。
当然ですが、肉は柔らかくとても美味しいです。
ポーションも美味しく味わえる絶妙なポーションです。
肉料理を食べていると、目の前の厨房から甘い香りが漂ってきました。
パティシエが、シェフにチェックされながらデザートの仕上げをしています。
こころなしか肩に力が入っているように見えます(笑)。
タイム、レモン、ラズベリーソースのスフレとホワイトコーヒーのジェラート。
焼きたてのスフレの中に果実のソースが入っていて、
甘さと酸味と食感のバランスが素晴らしい。
これは女性にはたまらないドルチェだと思います。
最後にシェフと記念撮影。
エグゼクティブシェフのSERGIO MEI氏本人の著書である、
”PESCE FUOR D’ACQUA” を
記念として8人全員にいただきました。
なぜか私だけ直筆のサインをチャッカリといただき(笑)、
これで終りかと思いきや…
厨房を出て通常のレストランフロアーへ行くと、
レストランのスタッフから特別な部屋があると案内された部屋が、
なんと壁の絵や置物まで全てチョコレートでできた、
”チョコレートの部屋”
これには驚きました。
隠し部屋のような、外からは絶対にわからない特別な部屋です。
”シェフズテーブル”の客だけが入られる部屋だそうです。
カカオの香りが漂う、ヨーロッパの童話に出てくるような空間です。
さすがに壁の絵や置物のチョコレートは食べられませんが(笑)、
置物の横にガラスのボールがあって、
そのチョコレートは好きなだけ食べられます。
これは女性にはたまらないかもしれません。
これまで何百回とイタリアのレストランで食事をして、
星付きのレストランも何度か経験しましたが、
今回のような特別なディナーは初めてでした。
この”シェフズテーブル”は、
フォーシーズンズ ホテル ミラノのホームページにも紹介されていますが、
予約はかなり困難なようです。
いつものとおり、”ご興味がある方は是非”と言いたいところですが…
仮に予約が取れたとしても、この特別なディナーは一体いくらなのか…
そんな現実的な事を考える庶民の私にとって、
この特別なディナーは、まさに”一生に一度のディナー”。
皆さんも”一生に一度の特別な日”に是非チャレンジ?してみてください。
その際は宿泊とセットをおすすめします(笑)。
FOUR SEASONS HOTEL MILANO
http://www.1.fourseasons.com/jp/milan/dining/il_teatro/
MEN’S EX 特別編集
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是非ご覧になってください。
















