初ムートン
最後の夏休みをとって一泊で旅行に行ってきました。
今回の旅の目的は、以前から行ってみたかった安土城跡と、
安土城の5層と6層を再現した、 安土城天主 信長の館 に行くことでした。
信長ファンの私にとっては同じ日に行った国宝の彦根城より、
城跡しか残っていない安土城跡の方が感動しました。
それにしても、頂上の天主跡まではちょっとした登山で、
正直かなりきつかったです(笑)。
一泊二日で、安土城跡、彦根城、比叡山延暦寺、大原三千院をまわる強行スケジュールでしたが、
日本の歴史が好きな私にとっては有意義な二日間でした。
関西も暑かったですが、東京は一段と暑いですね。
一向に涼しくなる気配がないですが、真冬にしか着ないこのコートを先日予約しました。
”ＥＭＭＥＴＩ” のＭＯＵＴＯＮコートです。
昨年展開した ”ＳＡＬＦＲＡ” のムートンのコートが、30万円以上したにも関わらず、
顧客の方を中心に大変評判が良く、あっと言う間に完売しました。
そのムートンのコートがこれです。
定番のランチコートタイプで、早い時期から多くのご予約をいただき、
入荷後すぐに完売したので、2012年秋冬も継続して展開しようと思ったのですが…
なんと、1月のＰＩＴＴＩ ＵＯＭＯ後にＳＡＬＦＲＡが廃業してしまいました。
ＳＡＬＦＲＡをオーダーできなくなった事で、その後色々とムートンのコートを探したのですが、
あまりピンとくるものがなく、2012年の秋冬は展開を諦めていた時に、
このＥＭＭＥＴＩのムートンを見つけました。
ファーストサンプルは、襟型やベルトの位置、袖の太さ、ポケットの仕様など、
バランスが悪く気にいらない部分も多かったのですが、
そこは我々がオーダーするものですので、いつものように何度もモディファイを重ね
完成度を高めました。
これは修正後のサンプルで、実際に着用するとこんな感じです。
ムートンとは思えないキレイなシェイプと、絶妙な着丈の長さ、
襟を立ててもバランスの良い襟型がが特徴です。
ムートンのハーフコートと言えば、これまでランチコートタイプがほとんどで、
このようなテーラードコートタイプは見たことがありませんでした。
それもこのコートをオーダーした理由の一つです。
ファーの質感も素晴らしいです。
カールしたファーはカジュアル過ぎて個人的にも好きではないので、
手触りの良いストレートのファーのものでオーダーすることが大前提でした。
このコート、値段も￥２２０，５００－（税込）と魅力的です。
安くないと思われる方も多いと思いますが、実物を見ていただき、
ムートンのクオリティーとシルエットの良さを感じていただき、
他のブランドのプライスを比べていただければ、納得いただけるプライスだと思います。
実は、私にとっては初のムートンです。
自分自身モディファイに関わったこともあり、
思い入れもあるので、この時期に予約を入れました。
因みに、ダークブラウンも展開していますので、
落ち着いたカラーをお好みの方はこちらがお勧めです。
そして、今シーズンのＥＭＭＥＴＩはムートンだけでなく、
こんなスエードのコートも展開しています。
ＬＥＯＮ に掲載されている、このスエードのトレンチや
ムートン同様、シルエットのこだわったスエードのチェスターコートなど、
他のブランドには無いオリジナリティーのあるスエードコートも展開します。
ムートンもコートも９月中旬に入荷予定です。
ご興味がありましたら、是非店頭でご試着してみてください。
本日から恒例の ”ORDER FAIR” が始まりました。
毎シーズン新作の生地は全てチェックしますが、
今回はこれにやられました。
ネイビーのハウンドトゥースにイエローのウインドウペン、
柄物ジャケット好きの私にはたまりません。
コーディネートは難しそうですがオーダーします。
どう料理するかは後で考えます(笑)。