オトナのスイムウェア
久しぶりの更新です。
イタリアは８月の一週目が終ると、８月末まで長いバカンスに入ります。
来年の春夏のオーダーも今週が締め切りのところも多く、
このところ朝から晩まで展示会まわりで、ブログを更新する時間が全くありませんでした。
毎年この時期は、猛暑のなかの展示会まわりなので、毎日汗だくになりながらショールームを
まわっています。
バイイングと言っても、この時期は忍耐も必要です(笑)。
そんな猛暑のなか歩き回るので、休日はプールに行ってリフレッシュするのが、
私の真夏の休日の過ごし方です。
先日も私が勝手に ”都会の楽園” と言っている、都内のあるホテルのプールに行ってきました。
土、日はかなり混雑すると思いますが、平日は人も少なく、リラックスできるプールです。
ということで、今回は私にとって欠かせない、オトナのスイムウエアに関して書きたいと思います。
ヨーロッパでホテルのプールやリゾートのビーチに行くと、
日本で良く見かけるような、膝下まであるブカブカのスイムウエアーを穿いている人を見ることは
ほとんどありません。
子供から今どきの若者、中年から老人まで、年代関わらず丈の短いスイムショーツを穿くのが
あたり前で、丈の長いブカブカのスイムショーツを売っている店もほとんどありません。
私も丈の長いスイムショーツを穿いたことはないですが、
それでもＢＥＡＭＳに入社した当時展開していた、イタリア製のスイムショーツはかなり丈が短く、
それを穿くのは少し抵抗があったのですが、先輩達に ”丈の短いスイムショーツを穿くのが
ヨーロッパのスタイルだ” と教え込まれて、股下１０㎝位しかないスイムショーツを穿いて
プールや海へ行ってました。
当時は今で言う ”チョイワルオヤジ系” の人たちは、まだ黒いビキニを穿いた人が多く、
プールや海に行っても派手な色柄の短い丈のスイムショーツを穿いた人は極少数だったので、
逆に黒いビキニの人達より目立っていたのかもしれません(笑)。
私がバイイングするようになってからも、ずっとこのような丈の短いスイムショーツを
バイイングしてきましたが、今でもご購入いただくお客様はヨーロッパのリゾートスタイルに
関しての理解があるお客様が大半で、一般的には、ほとんど理解されていないというのが
正直な印象です。
ここ数年、私が購入してきたスイムショーツをお見せします。
イタリア ナポリのブランド ”ＨＡＲＭＯＮＴ＆ＢＬＡＩＮＥ” のスイムショーツです。
ＨＡＲＭＯＮＴ＆ＢＬＡＩＮＥは、元々ビーチウエアを中心に展開するナポリのブランドでしたが、
ここ数年トータルブランドとして展開しているので、イタリア各地にショップ展開しています。
このストライプのスイムショーツも ＨＡＲＭＯＮＴ＆ＢＬＡＩＮＥ のものです。
私がこのブランドをバイイングし始めた１０数年前は、かなり丈の短いモデルしか展開されて
いませんでしたが、「もう少し丈の長いモノが欲しい」 とリクエストし続けて、
数年後に展開されたのが上のモデルです。
しばらく上の画像のスイムショーツを使いまわしてきましたが、
昨年新しいスイムショーツを購入しました。
”ＩＮＣＯＴＥＸ ＭＡＲＥ” のスイムショーツです。
生地はこんな感じのキレイなグリーンのプリントです。
イタリアのスイムウエアは、とにかく派手な色や大柄のものが多く、
日本人には難しいかなと思い、比較的落ち着いた色や柄のものをバイイングしてきましたが、
数年前からイタリアのリゾートスタイルを見る機会が増えたこともあり、
現地の人たちが穿いているスイムウエアーに触発されて、
発色が良く、キレイな色柄のＩＮＣＯＴＥＸ ＭＡＲＥのスイムショーツをバイイングしましたが、
いつもの通り ”わかる人にはわかる” という結果でした(笑)。
それでも私は綺麗な色柄のスイムショーツが欲しかったので迷わず購入しました。
因みに、このＩＮＣＯＴＥＸ ＭＡＲＥ、現在セールになっています。
これら以外にも、無地のタイプもあります。
ご興味のある方は店舗にお問合せください。
実際にイタリアの多くのブランドで、このような ”丈の短いキレイな色柄” のスイムショーツを
毎年必ず展開しています。
６月のイタリア出張の際に色々なショールームで撮ってきた画像があるのでお見せします。
こんな感じが当たり前の世界です。
ある意味”派手な方がお洒落” とも感じられますが、
イタリアの海や空の色、リゾートの景色を考えると、
このようなスイムウエアーでないと、逆に地味過ぎてういてしまうという印象です。
こんなところで穿くものですから、地味なスイムショーツは本当に合いません(笑)。
因みに、このＩＮＣＯＴＥＸ、来年の春夏はこんなスイムショーツを展開していました。
イタリアでは ”007モデル” と言われ、人気のあるモデルです。
ショーンコネリーが００７の中で穿いていた、６０年代のスイムショーツをモチーフに作られたモデルです。
このタイプは、イタリアでは以前から人気があり、多くのブランドがこのタイプのスイムショーツを
展開してきました。
ある意味ファッション好きの人にはたまらないモデルです。
もちろんオーダーしましたので、来年の春夏に店頭に並びます。
そして、今シーズン私が購入したスイムショーツがこれです。
”ＬＵＩＧＩ ＢＯＲＲＥＬＬＩ ” のスイムショーツです。
リネンのシャツ生地をモチーフにしたプリント生地のスイムショーツです。
ネイビーやピンク、グリーンもありますが、なんとも言えない絶妙なブラウンの色に惹かれて
この色を購入しました。
生地の風合いも良く、かなり気に入っています。
このモデルは、他にギンガムチェックとストライプも展開しています。
このようなイタリアブランドのスイムショーツは、
日本人の多くの人が穿いているモノに比べて丈も短く、
値段もアメリカのサーフブランドに比べると高いので一般的ではありません。
ＢＥＡＭＳでもヨーロッパのリゾートスタイルを理解している一部のお客様には支持されていますが、
正直に言えばそれほど売れるものではありません。
それでも、私たちははヨーロッパの服をこれだけ売っているのですから、
ライフスタイルを提案するという意味でも、このようなヨーロッパでポピュラーなスイムショーツを
品揃えし続けるのが使命だと思い、毎シーズン展開しています。
もし私たちの提案に賛同していただける方がいらっしゃれば、
このヨーロッパタイプのスイムショーツを日本でも広めていければと思います。
久しぶりにＳＷＡＴＣＨを買いました。
フライトの待ち時間に暇つぶしでＳＷＡＴＣＨショップをチェックすることがあります。
いつもはほとんど買わないのですが、今回はチョット惹かれるカラーのモデルがあり、
試着してみました。
ベージュとオレンジというカラーコンビネーションがサファリっぽく、
迷わず買ってしまいました(笑)。
イタリアの価格が８３ユーロ（約￥8,500-）、日本の価格が￥12,600-ですので、
イタリアで買った方が少し安いですね。
このモデル、クロノ・プラスティックというモデルで、全部で１０色展開です。
このカラーはクレイジー・ナッツというカラーです。
最近は携帯電話で時間がわかるので、腕時計をしない人も多いですが、
私は古いタイプの人間なので、どんな時も腕時計がないと落ち着きません。
ＳＷＡＴＣＨは気楽にできるので、休日に近所に買い物に行くときのカジュアルなスタイルに
ピッタリです。
それにしても久しぶりにすると、ＳＷＡＴＣＨは驚くくらい軽いです。