日帰りバカンス
6月の出張時にERRICO FORMICOLAの招きで、イスキアへ日帰りで行ってきました。
PITTI UOMOの最終日の午後にナポリに移動して、ナポリの街をリサーチ。
夜はエリッコの家族と食事会でした。
食事会の席で、エリッコとエリッコの奥さんのエスターと娘のエンリカが
翌日のイスキア行の計画を立てているのですが、
エリッコが何か言うと奥さんと娘に反対され、なかなか話がまとまらない様子…
イタリアは女性が強いので、普段は強気のエリッコもタジタジです(笑)。
結局、翌朝9時にホテルを出発して、ナポリのBeverello港(ベベレッロ港)に行き、
そこからイスキア行の船に乗って、エリッコのボートが停泊しているイスキアのForio港(フォリオ港)
に向うことになりました。
船は週末イスキアで過ごす人たちで満席です。
ベベレッロ港から出航して40~50分で、イスキアのフォリオ港に到着します。
港に着くと、目の前にこんな光景が広がっています。
北イタリアとは全く違う、南イタリアの風景です。
エリッコがランチの食材を買い出しに行く間、エリッコの奥さんのエスターと娘のエンリカが、
港の近くに綺麗な教会があると言って、案内してくれました。
真っ青な空に映える白い教会です。
この教会は、地元の漁師たちの為の教会だそうです。
丁度この日は結婚式の準備をしていました。
このくらいの大きさのボートでも、9人乗っても余裕があります。
ボートの中にはベッドルームとキッチンが付いています。
因みに、ボートの名前は奥さんの名前と同じエスター号です。
とても絵になる夫婦です。
エリッコは車と同様、ボートでもかなり飛ばします(笑)。
南イタリアのリゾートらしい素晴らしい景色です。
しばらく行くと、エリッコが温泉に入ると言って、ボートを小さな湾の沖に停泊させました。
ここがイスキアでも有名な、
La Baia di Sorgeto (ラ バイア ディ ソルジェート 海水温泉)です。
イスキアは温泉がたくさんあるのことでも有名です。
「温泉ってどこ?」 と聞くと、「ここから泳いで行くぞ」と、エリッコがボートから海へ飛び込みます。
ボートから100mくらい泳ぐと、レストランの目の前のビーチから90度の温泉が湧き出ていて、
石で囲って暖かくなった海の中で温泉につかります。
これは経験したことのない温泉です。
土曜日だったので、たくさんの観光客でにぎわっていました。
表情がまるで風呂上がりのオッサンです(笑)。
ソルジェートからしばらく行った見晴らしの良い湾でボートを停泊して泳ぐことになりました。
当然ですが、ボートを持っている人はボートから飛び込んで泳ぎます。
深くて足はつきませんが、小さな子供も浮き輪をしてボートから飛び込みます。
6月はまだトップシーズンではないので、ボートもまばらですが、
バカンスシーズンになると、沖を埋め尽くすくらい多くのボートが停泊するそうです。
ヨーロッパでは、ボートを持っているかいないかで海での過ごし方も随分違います。
ボートを持っている人たちにとって、ビーチで泳ぐことは無縁のようです。
昼食はエリッコが、ボートの中のキッチンで用意してくれました。
パンの上にトマトとオリーブを乗せた、シンプルなブルスケッタとモッツァレラです。
もちろん、冷やしたスプマンテが用意されています。
できた娘です(笑)。
エリッコの親戚のボートでした。
我々とはチョット世界が違いすぎます(笑)。
エリッコの姪っ子は、17歳の双子でモデルをやっているそうです。
父親の膝のうえに座り、iphoneを見ながら会話をしています。
イタリアは家族の絆が強いので、年ごろになっても休日は家族で過ごすのが普通です。
日本であれば17歳の娘が、休日に家族と海に行くなどという光景はまず見られないです。
父親とは話もしたくないという娘も多いと思います(笑)。
どうやらジェラート売りのようです。
こんな商売があるとは驚きです。
絵になります(笑)。
ジェラートと言っても、スーパーで売っているような”ジャイアントコーン”
みたいなジェラートですが、海の上で食べるジェラートは最高でした(笑)。
こんな元気でカッコいい65歳は、日本にはなかなかいません(笑)。
この後、娘のエンリカは友達がボートで迎えに来て、そのボートに乗ってカプリに行きました。
なんという世界でしょうか(笑)。
6時間ほど海の上で過ごし、ナポリ行の船に間に合うように港に向いました。
日本人はみんな真っ赤です(笑)。
今回は3年前にイスキアに行った時よりも更に色々な事が体験できました。
普通の旅行では体験できない、現地の人達のリアルなライフスタイルを知ることは、
私にとって、たいへん有意義な時間でした。
日曜日からミラノで仕事だったので、日焼けした私の顔を見て
イタリア人は皆「どこへ行ってきたんだ?」 と聞きましたが、
「日帰りでイスキアに行ってきた」 と言うと、皆「日帰りか?」と聞き直します。
日帰りでイスキアに行くイタリア人など絶対にいないので当然です(笑)。
ナポリに近い島と言うと、カプリが有名ですが、
取引先のイタリア人の殆どが、カプリよりイスキアの方がいいと言います。
カプリは外国人の観光客が多く、イタリア人にとっては観光地化した島という印象が強いようです。
一方イスキアは、海も山もあり、温泉も多く、豪華で大きな4つ星や5つ星のホテルはないですが、
3つ星の小さなホテルでも充分レベルが高く、どのホテルもプールが付いていてリラックスできる
そうです。
物価はカプリに比べれば安く、過ごしやすいというのも
イタリア人に支持されている理由のひとつです。
8月はバカンスシーズンなので、かなり混雑するようですが、
6月は週末でもそれほど混雑しないので、旅行に行ってもゆっくりリラックスできると思います。
もちろん平日であれば、更にゆったりとした時間が過ごせると思います。
私は6月や7月にバカンスでイスキアに行くことはできませんが、
皆さんも機会があれば、是非イスキアに行ってみてください。
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