SECOND WALLET
私は普段長財布を使っていますが、パーティー、出張、結婚式など、なるべく手ぶらでいたいときは、
財布も中身を入れ替えて、普段使う財布とは違う ”SECOND WALLET” を持つようにしています。
パーティーや結婚式の時は、手ぶらかクロークにバッグを預けるので、貴重品は最小限にして
ジャケットやスーツの内ポケットに小さなセカンドウォレットをいつも入れています。
出張時は、イタリアはスリが多いので、必要最小限の現金といつも使っているカードをセカンドウォレット
に入れて、長財布はホテルのセーフティーボックスに預けます。
私にとって、スーツやジャケットの内ポケットに入る小さなセカンドウォレットは、
今やなくてはならない大変重要なアイテムです。
ここ数年使い続けてきたセカンドウォレットがこれです。
このセカンドウォレット、実は今から10年前、ある会社の創立10周年の記念にいただいたノベルティーです。
その会社とは、DANIEL&BOBやBRIEFINGの代理店である ”セルツ リミテッド”の
創立10周年のノベルティーです。
ノベルティーと言っても、”こだわりのものづくり集団” であるセルツ リミテッドの創立10周年の
記念品ですから、ノベルティーと言うには失礼なくらい上質なものです。
革は、今はなき ”CARL FREUDENBERG” のボックスカーフをつかい、
日本の職人が一点一点手作業で作る ”ベタ張り” と言われる伝統的な手法で作られています。
私はこのコンパクトな財布と名刺入れとブックカバーをいただきましたが、
全て画像のように桐箱に入れられて、一点一点シリアルナンバーが入れられていました。
この財布、10年前にいただいたものですが、当時でもおそらく商品として売られていれば
2万円以上するものです。
カールフロイデンベルグのボックスカーフの素材感と、ベタ張りで作られた薄くコンパクトな
つくりが気に入って、セカンドウォレットとしてずっと愛用していたのですが、
6月のイタリア出張の際に、とうとうカード入れのステッチのところから裂けてしまいました。
出張後、この財布の代わりになるものを探していたのですが、
結局同じレベルで作られている、このセカンド ウォレットを購入しました。
セルツ リミテッドがプロデュースする ”FARO” の ”AMARO” というモデルの財布です。
札とカードが脇から差し込む感じで2枚だけ入るような作りです。
ベタ張りの薄づくりで作られているので、札とカードを入れてもこんなに薄いです。
薄い上、サイズは折りたたむと、縦9㎝×横9.5㎝と非常にコンパクトなので、
ジャケットの内ポケットに入れても胸のシルエットが崩れません。
セカンド ウォレットは、ここが重要です。
ノベルティーでいただいた財布を使っていて、職人が一点一点丁寧に作ったベタ張りの薄づくりの財布が
気に入ってしまった私は、数年前から同じ手法で作られているFAROの長財布を使っています。
因みに、私はコインケースは使わないので、レシートや貴重品入れとして使っています。
FIN CALFという職人が手でなめしたカーフを外装と内装に使っています。
私は結構使い方が粗いのですが、角シボが入っているので傷が目立たず、
使いこむと非常にいい味が出ます。
ベタ貼りや革の薀蓄は書くと長くなるので、FAROの正規オンラインショップ、
”SELTS online” でチェックしてみてください。
アドレスはこちらです。http://shop.sellts.com/faro/?af=sellts_farotop
因みに、BEAMSではこのFAROの最高級素材のクロコダイルを展開しています。
値段は勿論高いですが、実物を手にとってもらえばご納得いただけるクオリティーです。
海外ブランドのクロコダイルの財布よりも遥かにクオリティーが高いです。
私も余裕があれば、このクロコダイルでレザーグッズを揃えたいです(笑)。
シボが無く、カラフルなカラーがある ”ATENA” というカーフレザーのものも展開しています。
特に赤は他のブランドには無い、かなりいい色だしの赤です。
最近はセカンド ウォレットとして使えるミニ ウォレットが、FAROだけでなく様々なブランドから出ています。
確かに財布をTPOで変えるというのは面倒ですが、内ポケットに収まり、ジャケットのシルエットを崩さない
ミニ ウォレットは、ジャケットやスーツを着る私にとっては非常に重要なアイテムです。
私の考えに賛同いただける方は、色々なセカンド ウォレットをご覧になって、ご自分に合うものを
使っていただき、それをもっと多くの人達に広めていただければと思います。