”ウニ” という名のトラットリア | ELEMENTS OF STYLE

”ウニ” という名のトラットリア


このところタイミングが悪く ”ドンチッチョ” の予約が3連敗。


それでもシチリア料理が食べたい時は最近この店に行きます。



そのトラットリアが西麻布にある ”Riccio di Mare”(リッチョ ディ マーレ)。


イタリア語で ”ウニ” という名のトラットリアです。



ある有名なスタイリストさんに教えてもらったトラットリアですが、コースの充実ぶりはちょっと驚きです。


この店のコースは小皿の前菜が11品、パスタ、セコンド、デザート、コーヒーという、


男性でも完食するのがたいへんなくらい充実しています。



普段イタリア料理はアラカルトでしかオーダーしないのですが、この店のコースは少しづつ


多くの種類の料理が食べられるので、いつもコースでオーダーします。



今日はそのリッチョ ディ マーレのバリューあるコースをご紹介します。




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                     タコのカルパッチョ

                    

                     薄造りのようにかなり薄くスライスしています。

                     ボリュームがあるように見えますが、

                     かなり薄くスライスしているので、

                     あっという間に食べてしまいます。

                     スタートからかなりおいしいです。

               


               

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                   茄子のカポナータ

                   

                   シチリア料理の定番なので毎回必ずコースメニュー

                   に入っている前菜です。




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                 イワシのマリネ

                 

                 南イタリアの代表的な前菜です。

                 ナポリでも良く出る前菜ですが、私はナポリでは食べません。

                 鮮度が日本で食べるのに比べると落ちるので、なんとなく食べる

                 気になれません。

                 イワシのマリネは日本で食べるのが一番おいしいです。




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                     甘エビとオレンジのマリネ

                     

                     すし屋ででるような鮮度の高い甘エビです。

                     醤油で食べてもかなりおいしいはずです(笑)。




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                 カプレーゼ

               

                 これも南イタリアの定番です。

                 水牛のモッツアレラとセミドライトマトのカプレーゼです。

                 ドライプチトマトのカプレーゼはこの店が初めてです。




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              タラバガニのグラティナート

              

              タラバガニにパン粉を付けてオーブンで焼いたシンプルな料理です。

              パン粉の焼けた香ばしさと焼いた蟹の香ばしさがマッチしています。




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                      アランチーニ

                      

                      シチリアの代表的な前菜です。

                      簡単に言えばライスコロッケですが、

                      牛筋の出汁で炊いたライスを使っています。




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                  マグロの生ハム

                  

                  生ハムのように塩味が強いので、白ワインに合います。




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                   トラーパニ風 魚介のクスクス

                   

                   シチリアの伝統料理です。

                   以前ご紹介した魚介のフレーグラに少し似ています。

                   魚介の旨みがたっぷり出ています。




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                    沖縄アグー豚の自家製ソーセージ

                    

                    沖縄のブランド豚アグーを贅沢に使っています。

                    クセがまったくありません。


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                     野菜のグリル

                     

                     シンプルに茄子やピーマンをグリルした前菜です。




ここまで11品が全て前菜です。


画像は全て二人分で少しづつのように見えますが、パンもおいしいのでパンをセーブしないと


前菜でおなかいっぱいになってしまいます。


酒飲みにはこの前菜はワインが進むツマミになるようです。



そしてセコンドの前にパスタです。




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            海の幸のリングイネ

            

            新鮮な海の幸がたっぷりなトマトソースのパスタです。

            因みに、¥800プラスすると、この店の名物の生ウニのスパゲッティー二

            が食べられます。

            残念ですが、私は生ウニが苦手で食べられません...




パスタを食べてもうお腹がいっぱいというところで、更にセコンドが出てきます。


セコンドは肉と魚が選べますが、今回は魚を選びました。




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           マグロのカマのグリル

           

           ”もう食べられない” というところでこのボリュームです(笑)。

           二人分とはいえ、ビステッカ フィオレンティーナのような大きさのカマです。

           お腹がいっぱいでしたが、脂がのっていておいしかったので半分だけ食べました。

           残すのがもったいないくらいのおいしさです。




この後、しっかりデザートの盛り合わせがでます。



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                     デザート盛り合わせ

                     

                     これだけ食べた後にこのデザートです(笑)。

                     デザートも抜かりなしです。

                     全部おいしいです。

                     デザートは別腹です(笑)。




この後に食後の飲みものが出てコース終了です。


かなり充実していて完食するのも大変ですが、驚くのはこのコースの値段です。


なんと、たったの¥4,000-です。



西麻布でレベルの高い本格的なシチリア料理を食べきれないくらい食べて、一人¥4,000-です。



余計なお世話かもしれませんが、この値段でやっていけるのか心配になります。


コースが安い店はワインが高い店も多いですが、ここはワインも適正価格です。


余程高いワインをオーダーしなければ、高くても一人¥7,000-~¥8,000-です。


因みに、私はアルコールが飲めないので、この日の会計が二人で¥10,600-でした。


シェフはシチリアのレストランで修行し、帰国してから魚を極めるために一年間すし屋で働いていた


そうです。


味は日本風にアレンジしていない本格的なシチリア料理です。


本場の味が好みの方には、この味とコストパフォーマンスは驚きだと思います。



お店には失礼ですが... こんなにおいしい本格的なシチリア料理を出して


値段も良心的なのにいつも空いています。



個人的にも応援したい店なので、もう少し混んで欲しいなと思います。



ご興味があれば是非リッチョ ディ マーレで一度このコースを食べてみてください。



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Trattoria Riccio di Mare

東京都港区西麻布1-11-13

TEL 03-6863-3675



ブログを書きながら、自分の撮った画像を見ていたらお腹が空いてきました(笑)。