ミラノのシーフード トラットリア
以前ミラノオフィスのスタッフに 「ボンゴレ ボッタルガ がおいしいトラットリアがある」 と聞いて、
ランチに連れて行ってもらったことがあります。
その日は2週間の出張の最終日で、正直イタリアンも飽きていたのですが、
その店のボンゴレ ボッタルガはとてもおいしく、ボリュームのあるスパゲッティーをあっという間
食べてしまいました。
次回は夕飯を食べに行きたいと思いながら、なかなか機会に恵まれなかったのですが、
今回二年ぶりにそのトラットリアへ行く事ができました。
TRATTORIA DEL PESCATORE
その時に食べたボンゴレ ボッタルガをもう一度食べたくて、
一緒に夕食を共にするイタリア人にリクエストしたのですが、
この トラットリア デル ペスカトーレ は、忙しい時は電話にも出ないという
予約困難で有名な店です。
前日の予約は無理かなと思ったのですが、今回は運良く一発で予約が取れました。
もし予約が取れなかった場合は、いつもの リサッカ セイ になるところでした(笑)。
前菜は4種類、5人でシェアしたのですが、ボンゴレ ボッタルガのボリュームがあるのが分かっていたので、
パスタを堪能するために上の画像のように前菜は少なめに取り分けました。
日本のお洒落イタリアレストランの ”前菜盛り合わせ” のようになっています(笑)。
前菜は全ておいしく、パスタのことを考えなければもっと食べたかったというのが本音です。
これが今回この店に来た目的の一つ、 SPAGHETTI AL VONGOLE E BOTTARGA (スパゲッティー
ボンゴレ カラスミがけ) です。
あまりにも楽しみにしていたので、写真を撮る前に上にかかっていたカラスミを混ぜしまいました(笑)。
ご覧のとおり結構ボリュームがあります。
実は、ボンゴレ好きであらゆる店でボンゴレを食べてきましたが、
数年前にこの店でボンゴレ ボッタルガを食べてからこれにハマってしまい、
以来、イタリアでも日本でもボンゴレ ボッタルガをオーダーするようになりました。
このアサリは時期的なこともありますが、小さな身しか入っていない正直あまりいい
アサリとは言えないのですが、結構しっかり味が出ています。
パスタのゆで加減も丁度いいアルデンテです。
イタリア人が喋りまくるのを尻目に、会話もせずに黙々と集中して食べました(笑)。
このお店の名物の一つとして、テーブルの上に置かれた大きなパンがあります。
5人で食べてしまったので画像のようになっていますが、ラグビーボールくらいの大きさがあり、
それをみんなでちぎって食べます。
このパンがイタリアでは珍しく少し温かい状態で出てきて、見た目とは違いとてもおいしいです。
そして、メインは ASTICE E ARAGOSTA ALLA CATALANA (オマールエビとイセエビ
のカタラーナ)です。
パスタで満腹になると思ったので 「食べられたら食べる」 などと、ワガママな女性のような
ことを言ってオーダーしてもらったのですが、おいしそうだったので結局少しつまみました(笑)。
イセエビやオマールエビは、エビの甘みでたくさん食べると飽きてしまうこともあるのですが、
ここのカタラーナは飽きることなく食べられました。
というか、結構食べました(笑)。
そしてこの日、予約困難な店を予約してくれて夕食を共にしたイタリア人がこの人です。
以前もこのブログで紹介した ”PT-01” の マリオ マラン です。
あのうかい亭で暴れまわった ”トリノの暴れ馬” です(笑)。
上の画像、ヘンな顔をしていますが、デザートを食べている最中に急に 「足がつった!」 と騒ぎだしました。
ミラノにいても愉快なオトコです(笑)。
彼は日本のファッション誌にも度々登場しますが、最近ではこのファッション誌に登場しています。
LEON の3月号の81ページです。
前回のブログで紹介したラルディー二のエンリコは、マリオが INCOTEX にいた時の上司です。
そして、LEON3月号の80ページにエンリコ、81ページがマリオという見開きで二人が写っていて、
ラルディー二とPT-01という、今イタリアを代表する勢いあるブランドをこの二人が担っているというのは、
十数年前から彼らを知る私にとっては時代の流れを感じます。
ブログを書いていたら無性にイタリアンが食べたくなってきました(笑)。
明日のランチはイタリアンにします。
次回のイタリアレポートは、このブログでは始めてクルマのことに関して書こうと思っています。