間違えやすい try to〜 と try〜ingの違いについて | 山田暢彦 直伝![英語って、本当はこんなに簡単]

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TOEIC連続満点、国連英検特A級、英検1級。
英会話コーチ・山田暢彦(やまだのぶひこ)のバイリンガル・ブログ

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NOBU YAMADA NEWSLETTER 2016_7_3 Vol.3
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Hello, everybody! Nobu here with today’s Q&A! 今日のQ&Aです!

Question:
先日のブログに、「高校の入試問題で try to~と try ~ing が間違って使われていた」という投稿がありましたが、実は、私もよく理解できていません・・・。どちらも「~しようとする」と覚えています。

Answer:
ちょっとトリッキーですよね!例文を比べて意味の違いを確認してみましょう。

1. I tried to get up early.
2. I tried getting up early. ※get up early: 早起きする

どちらも「早起きしようとした」と取れそうですね。しかし、この2文には大きな違いがあります。

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1.のtry to~の場合は、「早起きしようとした」(→だけど、結果的にはできなかった)
2.のtry ~ingの場合は、「(試しに)早起きしてみた」(→実際に早起きした)

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try to ~は、やってみたけど実際には成功しなかった、というのがポイントですね。

to~はよく「未来志向」と言いますね。tried to get up earlyは、get up earlyという未来に向けてtryしてみた、ということです。(→「だけどできなかった」をほのめかしている)

一方で、~ingはすでにやっていることや、実際にやったことを表すときに使いますね。tried getting up earlyは、実際にget up earlyということをtryしてみた、ということです。

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try to ~とtry ~ing、一見どちらも「~しようとする」という和訳で処理できそうですが、こうして見ると、使い方は全然違うのがわかりますね。あえて和訳で表すならば、try to ~は「(できないかもしれないけど)~しようとする」、try ~ingは「(実際に)試しに~してみる」という感じでしょうか。

ちなみに、僕が見た入試問題では、try ~ingとするべきところを、try to~としていました。僕の経験だと、日本人はこのパターンのミスが多いですね。try to ~の方が、try ~ingよりも何となく言いやすい(馴染みがある)のかもしれません。

try to~ とtry ~ing、今度見かけたらぜひ意識してみてくださいね!

Hope today’s Q&A helped!! Have a great day!!

NOBU

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