リハビリその3 | 救急救命センター潜入レポート

リハビリその3

 主治医のH先生は端座位(ベッドに横向きで脚を投げ出して座ること)をとると、重力で脚が下に行くから膝が曲がるようになるチョキと言った。だから、端座位がとれるようになると、食事ナイフとフォークは横向きでベッドから脚を投げ出してとることにした。


 膝が曲がらないのは面白い。脚をブラブラさせている(救命救急センターのベッドは寝台面が高い)はずなのに、左足だけは前に突き出ている。なんだか可笑しかったニコニコが、食事ナイフとフォークの間、脚を下ろして座っているだけで左足はどす黒く浮腫んでいったガーン

 ここで、考えたひらめき電球。端座位だと脚も下りるが血も下がる。それで浮腫んで辛くなるしょぼん。これを90度回転させたらどうだろう?つまり、端座位の姿勢のまま後ろに倒れるのである。すると、脚は重力方向に下りるが、水平より高い位置で止まる。それなら、血は下がらないから浮腫まない。浮腫まないなら辛くないから長時間できるチョキ。足を動かす練習と一緒にこの方法でヒマさえあれば膝を曲げる練習をした。

 この先、当分の間は右足と腕の力で身体を支えていかなければならない。ベッドで動かないで居たら、肝心な右足も腕も筋力が落ちて、なかなか動けないだろうむっ。だから、筋トレあせるもした。500ミリリットルのペットボトルに水汗を入れてきてもらい、それをタオルで右脚に巻きつけて上げたり、下ろしたり。さらに、ベッド上でプッシュアップを繰り返した。

 主治医のH先生曰く、「そこまでやるのはレスリングの選手で手術の次の日からスクワットを始めた人以来だロケット。」

 練習の甲斐があり、約1週間で90度近くまで曲がるようになったチョキ。異例の早さだったらしく、看護師さんからは口々に「普通は痛がって、自分からリハビリをやろうとはしないんですよ。」とか、「自分でやる気になってやるとこんなに早いんですね。」と言った。


 リハビリは工夫と継続ですよ!