重労働 | 救急救命センター潜入レポート

重労働

救急救命センターの看護師さんたちは重労働だと思う。


毎日のようにベッドの移動。それも患者の異動がある度に、パズルのようにベッドの配置を変更し、新たに重症の患者が入るとなると、その前にベッドの移し変えのシミュレーションまでやっている。1人か2人が新しいベッドの上にしゃがみこみ、「せぇのぉっ」の掛け声とともに、下から押し上げる人と上から引き上げる人で移すのだ。

ベッドの移動も大変だ。ベッドの大きさに比して通路が狭く、病室の入り口が小さいのだ。通路は何も置いていなければ結構広いのだが、様々な機器が置かれていたりして、場所をとっている。そんなこんなで狭くなった通路を大きなベッドを患者を乗せたまま引きずって移動するのは大変なことだ。


たまたま私は12月に居住?していたので、珍しい光景を目にした

病室のカーテン交換だ。病室はカーテンだらけだ。大きな窓にかかるカーテンと各ベッドを隔てるカーテン・・・。


ある日、看護師さんがカーテンを手に病室にやってきた。かかっているカーテンを外して洗いたてのカーテンに替えるのだとか。他にすることもなし、ベッドから動けないので見ていると、だんだん気の毒になってきた。

12月だというのに、額には汗、そのうちに息遣いまで聞こえてきた。よく見ると、病室のカーテンはかなり厚いようだ。それに、長いこれを台に乗って、上を向いたまま外して着けるという動作を繰り返すのは、華奢な看護師さんには大変な重労働なのだろう。学校で教室の暗幕のつけ外しをした経験からも容易に推測できる

思わず、「できることなら代わってあげたい。」と言うと、すかさず、「その状態になるのはイヤです。」と返事が返ってきた。なるほど、確かに・・・