手術の日その1
入院して6日目、いよいよ手術となった。
手術は朝1番だった。朝食は抜き、座薬を入れられ、排泄を済ませた後、輸血もできるようにと手術前に点滴の針の交換があった。その針は成分献血をする時に刺されるのと同じくらいの太さ(つま楊枝くらいの太さ)
だった。
滑車につけたおもりが外され、病衣も脱がされ、T字帯も外され、上から病衣とタオルケットを掛けられただけの状態で6日ぶりに病棟から出た。残念ながら、ベッドに寝たまま全く動けない状態だったが。
救命救急センターを出て、長い廊下を抜けると、そこは人でごった返していた。これが本館らしい。そのまま大きなエレベーターに乗せられ、手術室に運び込まれた。
すごい数の人、10人以上居るように感じた。手術室を見渡そうとしていると、ベッドの柵が取り外され、その横に黒い板が伸びてきて、身体の下に入っていった。普通なら、なんでもないことなのだろうが、脚がグラグラ
の人間にとってはこれがとんでもなく痛い
のである。全身の筋肉が中心部に向かって収縮していく。全身から汗
が噴出す。「イーッ!
」痛いという言葉も出ない。
すると、頭のほうから手が伸びてきて、透明なマスクが顔にあてられた。「麻酔だ
これで痛くなくなる。早く意識をとばそう
」と、必死でマスクからガスを吸った。
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つづきは次回