地獄の土曜日があけた日曜日。

レッスンは午後1時から。

 

土曜日のレッスンで全身筋肉痛でして・・・ 満身創痍です(汗)

Mちゃんは丸っこい形なので、騎乗姿勢としてはお相撲さんの四股を踏んだ状態に近いかも。

写真の左上のお相撲さんみたいな感じ?

本来の乗馬だと、ここまで脚を開くとカカトの扶助を出す姿勢なんだけど、この状態が騎乗姿勢。

(太ももは180度まで行かないにしても、およ150度ぐらいは開いていると思う)

この姿勢で正反撞するのをイメージすると・・・

力士の股割りまでは行かないにしても、下馬したあと、足が超ガニ股状態から戻らなくなると言う。

マジで情けなや・・・です。

ストレッチして腰、足を柔らかくしないとダメだ。

土曜日の夜、普通に足を伸ばして寝ようとしたら攣りました(笑)

 

 

 

日曜日になっても、肉体的に厳しい状況だったけど、夜、お風呂とかでマッサージをして50%ぐらいは回復したかな?

腹筋も背筋も下半身も筋肉痛、でもやるっきゃない!

10時過ぎにクラブに到着をして、愛馬Mちゃんを撫で撫でしに行ったり、レッスンの様子を眺めたり、

外で鳥のさえずりを聞いたりして心を落ち着かせます(汗)

乗馬歴15年の方がA先生の馬装を開始!

嗚呼… A先生じゃないとなると誰だろう。

Kちゃんか? それとも最近加入をしたサラブレッドの若馬、Rちゃんか?(最近クラブに来られた方がよく乗ってる)

 

 

今日もMちゃんで。 この頃じゃないと出来ない事があるらしいので頑張って下さい。 (ボスの奥様)

 

 

とのこと。

緊張感MAXと言うか爆発です。

愛馬Mちゃんも洗い場に連れてこられ、少し不安げな表情。

昨日の今日だもんな・・・ 昨日はビシバシ相当厳しく怒られたもんな。

馬装をやっていくと・・・

 

今日はこの腹帯でやって、そっちじゃダメ。

 

とボスが来られて腹帯チェンジ。

一般的な伸び縮みしない腹帯に変更! 1つクリアか?

これでグラつき無しで乗れるようになるのか!?

ちょっとワクワクでもあります。

馬場へ連れて行き、調馬索10分弱。

今日は調馬索でも結構暴れて、綺麗に回らない事も多々。

そしてその後、ボスが騎乗をして常歩、速歩、駈歩を。

Mちゃんは手綱のコンタクトを取りに行けない段階だから、ボスが騎乗しても顔をフラつかせたりして、真っ直ぐ走らない事もしばしば。

ただ顔を振る仕草や、わき見をしようとした瞬間に、手綱や舌鼓で合図をしたり脚を入れて集中させるボスの手腕は本当に凄まじい。

 

○さん、どうぞ。

 

来てしまったか・・・

乗る台がもう死刑執行台に見えてくる(汗)

 

少し待っててください、何もしなければ動かないから。

 

と言われ、手綱も脚も何も動かさず待つ!

下手に、それこそ少しカカトを動かしただけでも扶助だと思って動いてしまう。

(他の馬ではこんなことは言われない。 Mちゃんはそれだけ動く可能性を秘めている・・・のをボスは見抜いている)

調馬索を繋げて、常歩からスタート。

手綱ユルユルだから、少しずつ詰めて詰めて・・・ と、いつもA先生でやるように詰めていこうとすると、

 

そんな手綱動かさない。 いい? この馬はこれぐらいでもコンタクトが取れるの。 

 

ボスは手綱の中間あたりを握り、少し弛んだ状態の手綱を親指と人差し指で摘む。

僕が持つ手綱にも、その動きが伝わってくるのがわかる。

あー・・・ A先生に乗り始めた頃にも教わったなぁ。 

そうだ、調馬索のときはこれぐらいでも十分コンタクト、馬に情報は伝わるんだ。

思い出したら、手綱の長さを適正に決めて、常歩から速歩へ。

 

真っ直ぐだよ、真っ直ぐ。 曲がるのは調馬索でやるから、とにかく真っ直ぐ速歩。

 

真っ直ぐ前を見て、姿勢も真っ直ぐ。

手綱も曲げないのだれど、Mちゃんが外を見たりしようとしたら、即反対の手綱でコンタクトを取る。

おおよそ2周に1回は余所見するから、その都度、反対の手綱でコンタクトを取って、前向けや!と扶助を出す。

そして速歩の脚、扶助も出すのを忘れずに。

気を抜くと常歩しようとするから、そうならないように脚を出す!

 

出来るイメージを植えつけてあげて、速歩~、そう。 リズムに乗って、出来るイメージを!

 

そう、昨日あれだけ怒られまくって速歩で回る事が出来なかったから、その出来ないイメージが残っている可能性があったのかな、と。

それは愛馬Mちゃんにも、そして僕にも。

出来る出来る! 速歩できる!!

 

この子はまだ速歩しか出来ない。 これしか出来ないからとにかく乗ってあげて。

 

時折、やはり多少の鞍のグラつきは出るものの、鐙をきちんと踏めば踏ん張れる。

落ちる心配は無いから大丈夫、速歩出来る!

 

よし、今日はこれまで、いいでしょう。 愛撫してあげて~

 

Mちゃんの首筋をバンバン叩いてあげて、常歩で1周歩いて下馬。

たぶんお互いに苦手意識を払拭出来たレッスンになったと思います。

でもまだ、やっぱ調馬索無しだと怖いかもしれないので、ここは練習して様子を見てだな~。

手綱のコンタクトがシビア過ぎる馬なので、左右方向のコントロールを出来る自信が正直無い。

A先生は大会に向けたコンディション、レッスン継続だと思うので、来週もたぶんMちゃんのはず。

愛馬と頑張ろう!と前向きに思ったのでした。

レッスン後、Mちゃんの汗拭きをしてあげて、顔や脚を水拭き。

綺麗にしてあげてから馬房へ戻してもらって、バナナあげて終わり!

 

いやぁー・・・ 異様に長い土日となりました。

5歳、乗馬調教 4ヶ月目の馬に乗ってレッスンを受けるのは、貴重な体験かなって思います。

サラブレッド引退馬だと2歳ぐらいまでにJRA専属の調教師がビシバシ鍛えて、競走馬引退してから乗馬クラブに来るので、

乗馬のことならだいたい何でも出来る状態だと思う。

Mちゃんは本当に何もわからない状態からスタートで、そこに騎乗出来るのは、僕のライダーとしての教育にも・・・

いやぁ~考えれば考えるほど、本当に貴重な体験をさせてもらえている気がしてきた(笑)

 

たぶんMちゃん相手の駈歩は、コブシの随伴がまだまだ難しいから、とても僕では出来ないのだと思う。

手綱のコンタクトを取り過ぎると駈歩中に首を下げたりして、落とされる危険性を秘めているかもしれないし。

 

 

 

Mちゃんに騎乗するときはエアバッグベスト着た方が良い気がしてきたな・・・