土曜日、乗馬レッスンを受けてきました。

午前はクラブで所用があったので午後イチがレッスンです。

午前も他の方々が受けているレッスンを見学し、じーっと見ておきます。

 

停止は単なる「止まれ」ではなく、動作の1つと認識して!

 

と仰られていた。

あとレッスン開始前のウォーミングアップ中で、レッスンを受ける方は速歩から停止をしていた。

馬もウォーミングアップで体の血流を動かしている所なので、停止を入れるのは体に良くないこと。

それも速歩から停止だからかなりの負荷がかかってしまうとのことで、ウォーミングアップ中にやるもんじゃないようです。

確かに体重を考えると、そこそこの速度から停止するには、かなりの負荷をかけてしまうね。

ほんと、考えて乗らないとダメだわ・・・

 

そして乗馬歴15年の方がA先生を連れて馬房に登場!

今日はA先生を使われてしまったか。 僕はサラブレッドのKちゃんかしら?

そんな心配より先に、どのようにして乗られるのかをしっかり見ておく!

ウォーミングアップは手綱緩めでゆっくりと、馬であるA先生の好きなペースで。

ただ常歩なんだけれど、きちんと随伴でA先生の邪魔をなるべくしないスムーズな動きで乗っている。

あれはA先生も歩くの楽そうだなー・・・ と自分の出来なさを思い知らされて悔しいね(汗)

手綱をすこーし詰めつつも、馬場内で手前変換も入れて定期的に扶助を出す事も忘れない。

馬も扶助が無さ過ぎるとライダーの事を一時的に忘れてしまうこともあるようで、それだと寝てしまうんだろう。

定期的に扶助を入れて、きちんと目を覚まさせる。

ライダーが乗っているんだぞと教え込んでいるんだと思う。

A先生の頭が前後に動き始め、前進気勢も高まったあたりでスムーズに速歩に移行。

最初は動きを妨げないよう軽速歩。

そう、軽速歩は馬のウォーミングアップ中、馬の動きを妨げないようにするテクニック!

やばいな、僕もこれは出来るようにしないとヤバイと痛感。

そしてボスが登場し、A先生と乗馬歴15年の方の凄さをきっちりと見せつけられるのです。

駈歩のスムーズさもさることながら、駈歩の手前変換でフライングチェンジを綺麗にこなす。

A先生凄すぎねぇか!? そしてその扶助をきちっと出せれるライダーも凄い。

ハタから見ていたらスムーズ過ぎて、どこで手前変換したか一瞬わからなかった!

いやぁ~・・・ A先生格好良いな。

その後、たぶん「斜め横足(レッグイールディング)」か何かのレッスンを受けているようだった・・・ たぶん。

本当にA先生は何でも出来るんだな、格好良いな~としみじみして午前中終わり。

 

 

 

所用も終わった午後、Kちゃん登場。

久しぶりのKちゃん、前回乗ったのは9鞍目で速歩での横棒通過と駈歩のレッスンだった。

15鞍目はA先生で速歩から駈歩への移行だったから、今日もそのレッスンかしら?と思いながら馬装終わり。

少し緊張したのか頭絡の着け方でミスっててクラブの方に注意を受ける。

いかん・・・ 反省。

馬場へKちゃんを連れていき、鐙革の長さ調整して頂いて常歩でウォーミングアップスタート。

外は土砂降りの大雨で、少し天候改善の兆候が見られる感じ?

屋根ありの馬場だから雨でもレッスンを受けられるので大変ありがたい。

 

いつも通り常歩で歩いていると、外が見える場所が近付くと顔を背けて急に走って逃げ出そうとするKちゃん。

 

あ~・・・ オーナーの方が仰ってた暴走する事があるってこのことか!

襲歩(全力ダッシュ)で外から入る光なのか、音から逃げようとするKちゃん。

だいぶびっくりしたけど、襲歩は振動がほぼ無いと言っても差し支えなく、落ちるような心配は無い。

ただ自分のコントロール下に一切入っていないという恐怖感は凄いな。

と冷静に考えても仕方が無いので、「ホーッ ホーッ」と落ち着かせる声掛けをしてあげる。

覚えておいてよかった、落ち着かせる声掛け(汗)

効果があったのかはわからないけど、馬場の端のほう、光とは逆方向の壁付近で止まってくれた。

 

ふぅ~

 

と少し気分を落ち着かせて、常歩再開。

だいじょうぶだいじょうぶと声掛けをしてあげると、耳をこちらに向けてくれるし、声は届いている様子。

ゆっくり歩きながら馬場の反対側、つまり光の方へ向かっていくと、やはり相当怖いみたいで、馬場の隅角は歩けない。

ショートカットするように、光を避けて歩いて行くも、前を向きながら意識を光の方へ向けっぱなしのKちゃんがありありとわかる。

そして急に走り出そうとする素振りを見せるから、走るなよ!とコブシと腹に力を入れる。

 

ううーむ、今日のレッスンはかなり緊張するな…

 

心の中でそう思いつつ、手綱のコンタクトを意識して常歩継続。

そこへボスが登場です。

 

速歩!

 

Kちゃんは軽い脚の扶助でも速歩移行をしてくれるので、カカトを押し付けつつ、グッと持ち上げると速歩が出る。

いいねいいねぇ~、でもやっぱり怖い場所はショートカットするようにして走r・・・ うわあああ!

急に180度方向転換をして襲歩で逃げ出すKちゃん、落馬しないようKちゃんに乗っていく僕。

そしてやはり反対側の壁付近で落ち着きを取り戻して、常歩に。

 

何やってるの! 速歩だよ!

 

そうだ、速歩中だった。

勝手に馬にやらせていいことは何も無い!

ライダーの命令にはきちんと聞いてもらわなければならぬ。

速歩、速歩・・・!

 

手前変換!

 

左手前だと苦手なのかもしれないので、右手前に変換。

でもやはり光の近くに行くと、顔を右に背けていくKちゃん。

手綱で左に引っ張って向けようとするも、ダメだあああ!

襲歩で中央の柱に向かおうとするKちゃん、うおお当たる!の手前で停止。 ホッ・・・

 

馬が苦手とする場所がわかってて、何で対処できない!

 

くぅ・・・ 顔を背けていた時点で苦手な場所だったし、そこに意識を向けさせてしまっているのも僕のせいだ。

内方姿勢で顔を馬場中央へ向けさせるとか、そういった工夫をとれていなかったのが敗因なのかも。

 

これではレッスンにならないので調馬索に切り替えます。

 

と。 精神的に負けた気分。

調馬索だとボスが中央にいるのでKちゃんも安心するのか、常歩、速歩を普通にやってくれる。

いう事を聞いてくれるという事は、ライダーの扶助にも従っているという事だ。

 

足はもっと前、後ろいきすぎ、それだと扶助出す時に伝わらないよ!

脚を使いたい時に股関節から使うの!

 

基礎が出来て無い、すっかり変な癖がついてしまっていたのか、たくさんの注意を受けまして・・・

調馬索で見てくれるのって本当に凄いね。

目の前でプロが見てくれて、指摘してくれるんだから、本当にありがたい。

 

そのまま真っ直ぐ速歩で行って~

 

調馬索を繋げながら、Kちゃんが苦手とする馬場の端の光を通過。

Kちゃんが苦手意識を持ったままで放置しておくほうが問題なのだろう、その調教も兼ねての周回です。

数周して、今日はここまで!

となり、レッスン終わり。

Kちゃんの馬装をといてあげ、ブラッシング、水やり、蹄油塗りなどなどしてあげ、馬着をきせてバナナプレゼント。

落ち着いて、落ち着いて、いい子いい子~と撫でてあげ、馬房に戻していただきました。

 

「基本」を忘れぬようにしよう・・・

 

久しぶりの調馬索で崩れてしまっていた基本を指摘頂いた訳で、忘れぬよう忘れぬよう。

次回乗馬に生かしていこう!

と言う事で・・・