土日、2レッスン受けてきた日記です。

 

土曜日、6鞍目。

前回5鞍目で乗った17歳サラブレッド種、Kちゃんかな?と思っていたが、やってきたA先生(笑)

A先生、何も出来ずに終わった失意の4鞍目を思い出す…

しかし僕も勉強をしてパワーアップしたのだ! そのスキルをA先生と共有する良いチャンス到来と思おう!

 

Youtubeを色々と見ていてジーンと来たのが、馬との関係は乗る前から始まっている、と言うもの。

馬装するとき、もしくは馬房から馬を出す時から関係性は始まるんじゃないか?と。

今日は僕が乗るんだぞー、よろしく頼むぞーと、乗る前から良好な関係を作り出したい。

そしてコレは乗った後の馬装を解くのもそうだし、ブラッシング等でお掃除してあげるのも同様。

今日はよろしくね・ありがとうね、と馬に伝えたい。

良好な関係を築く大事な儀式なんでは、と個人的に感じた訳です。

もちろん馬房清掃やご飯をくれる人たちに勝てっこ無いけど、少しでも良好でありたいじゃないですか。

なので、土曜日はレッスンの少し前に行ってブラッシングから馬装、きちんとやってからレッスンを受けました。

 

これが良かったのか?はわからないが、A先生との距離感がグッと近付いたような感じがした。

そして前回5鞍目でKちゃんに良い感じだった脚の使い分けも、A先生はきちんと受け取ってくれた!

4鞍目はひたすらカカトで強い扶助を出すばかりで、強弱使い分けをしなかったのが良くなかったんだな。

6鞍目の今回、ふくらはぎの扶助で並歩を。

少し強くするにはくるぶし(カカト)で挟む感じで・・・ だけれども、やっぱり速歩に移行するのは難しいです(汗)

 

A先生に乗る時は調馬索有りなので、強い扶助を出してもいいよとボスからは言われている。

それこそふとももを開くキック、いわゆるカエルキックも可とのこと。

わかっちゃいるけど・・・! 気持ちばかりあせってしまって上半身が前のめりになって速歩行けー!

と、変な癖がついてしまいそう。

都度ボスに叱られますが・・・ 扶助は脚で表せ! 上半身はブレさすな!と。

仰る通りであります。

 

で、このままではラチが開かない(乗馬だけにw)と判断をしたのか?

速歩の先の駈歩をやろう。

駈歩が出来れば強い扶助で駈歩が出ても大丈夫じゃないかって判断だったのかもしれない。

ちなみに駈歩は一度もやった事が無いのだけど、突然やってきた駈歩チャレンジであります(笑)

右回りでの駈歩扶助はこちら。 

左足を後ろにずらし、右足はそのままでカカトで扶助を出す(馬のお腹を挟む)。

するってぇと、A先生一発で駈歩に!!

さすが先生、競技に出てる現役馬だ!

 

この駈歩ですが、駈歩中もきちんと左足は後ろ、右足はそのままの位置で扶助を出し続けないと停まっちゃう。

おお、そういう事か・・・ 駈歩も難しいな・・・と思い知らされた。

ただ駈歩のタタターン、タタターンのリズムは速歩の跳ね上げられる感じに比べると小さめだから、大変乗りやすい。

難点は、片方の足を後ろ側にズラしての扶助なので、バランスを崩すと落馬する可能性があると思った。

(例えば右足に力が入っちゃって着地すると、左足は後ろにあるから、そのまま左側に落ちちゃうとか)

きちんとした騎座を維持して、脚は基本通りにフリーにしておかないと扶助が出せない。

 

初めての駈歩だったけれど、思っていた以上に気持ちが良いものだ!!

ずっと上級者の方々が駈歩しているのを指をくわえて眺めているだけだったから、自分もちょっと出来て嬉しい。

そんな具合で終わった6鞍目でした。

 

レッスン後、自馬(実は乗馬も出来ないのに個人馬を保有してしまっているw)の調教が入っていたからA先生の馬装解除などなど、クラブの方からやっておきますよーと提案されたのですが、

そこまで含めて乗馬レッスンだ、と個人的に思いますし、先述の通りで馬との関係性を良好に保ちたいから最後のブラッシングや蹄の油塗り、馬着を着せるところまできちんとやらせて頂きました。

ありがとうA先生!

今日もありがとうございました。

 

 

 

次の日。 日曜日、7鞍目。

デーンデーンデーン デデデーン デデデーン(ダースベーダーのテーマ

A先生降臨!

昨日と同じく、馬着を脱がして馬装を行います。

今日も頼むぜ相棒!と鼻を撫でたら噛まれた(笑)

ご飯前だから機嫌悪そうね~とクラブの方、談。

 

今日はダメかも・・・ 

とか思ってはいけない。 それは馬に何故か伝わってしまうから。

馬装も終わり、ラチへA先生を連れて行く。

調馬索繋げます?とクラブの方がボスに聞くと、今日は調馬索なし、並歩でラチ内歩いててとのこと。

マジか・・・ 調馬索無しと言うのは、これは大変なことなのです。

と言うのも本当の意味で馬のコントロールを全て自分でやらなければならないって事だから。

下手な扶助を出して駈歩をしだしても、それはライダーの指示だから。

下手な扶助を出して歩かなくても、それはライダーの指示だから。

 

空気を読んでくれる、ある意味賢い乗用馬だとインストラクターの声に反応をして並歩したりするんだけれど、

A先生は馬場馬術の馬なので、かなり正確にライダーの扶助に従ってくれる。

もちろん高齢だからってのもあって、楽をしたいからボスの声(速歩中に並歩して~とか)には即反応(笑)

なもんで、少し緊張気味のスタートです。

 

ふくらはぎをそっと閉じて軽い扶助を出す、A先生、歩き出す。

よしよしそうだぞー、並歩だぞー、とつい声をかけてしまう。

こちらの扶助をきちんと理解してくれてるか?確認するため、並歩→停止を何回か試す。

きちんと停止もしてくれる。 よしよしと首の付け根を愛撫してあげる。

A先生やっぱ良い子だな~

そしてボスは速歩出して~と指示。

僕は強い扶助(カカト)を出す! ・・・が、不発。

少し速い並歩停まり。 くっ・・・ ダメか。

と思ったのが運の尽きで、人の気持ちが馬に伝わり、ダメなもんはダメになっちまう。

自分のダメさを4鞍目同様に味わってしまったのだった・・・本当にダメだなあ。

ボスに停止を命じられ、扶助を出してるのに伝わらないのは弱いからだ!

キック! もっと強く! キック!! もっともっと!

とA先生の腹にキックを入れる練習をし、再び並歩からスタート。

並歩が始まった直後にキックを入れて速歩に入らないといけない。

ボスが言ってから3歩以内に速歩に移行しなければならない。

 

くぅー・・・(涙)

自分の無力さを噛み締めてレッスン終了・・・とはならず、先生に手渡されたものが1つ。

 

 

そう、ついに出させてしまった最強の扶助。 鞭。

馬場馬術では鞭を使わないので、これは私の恥ずべき行為である

本当に情けない。

日本馬術連盟のHP、スポーツ憲章にこう記載がある。

 

f) 扶助の誤用
馬に対して自然な扶助あるいは人工的な扶助(鞭や拍車など)を過剰に使うことは認められていない

 

そう。

過剰に使うことは認められないんです。

カカトにつける拍車にしても、使いすぎはダメ。

なので通っている乗馬クラブでは馬にあわせてボスは拍車外してと指示を出しているのを、よく見かけます。

拍車や鞭無しで、正しい脚の扶助で馬に乗らなければならない。

なので、今回鞭を使うに至ったのは、本当に私のバカさゆえ、本当に申し訳ない。

(その時は必死で感じなかったが、今になって悔しさ倍増中)

 

とは言え、過剰に使ってはいけないと言う事で、右手でピシッと鞭を1回当てると・・・

A先生はビクゥッ と強い反応を示し、鞭はボスに返却。

1回、鞭を入れるだけで終わりです。(埼玉の乗馬クラブでは鞭使いまくってたなぁ)

このあとA先生はくるぶしの扶助を出すだけで、かなり楽に速歩を出してくれるように!

鞭の効果が凄まじすぎる・・・

ボスからは速歩とは・・・ 速歩への移行の仕方を教わったのだが、やはり難しい。

頭ではわかっていてもー・・・であります。

 

刺激が入ったA先生はヤル気も十分で、すぐさま速歩に入ってくれるけれど、速歩の維持が難しい。

くるぶしでリズミカルに扶助を出すも、停まろうとするから扶助を連続で出したり・・・ しかし停まってしまう。

怒るボス、失意の僕、並歩をするA先生。

そう、並歩をしまうのはA先生が勝手にライダーの意見を無視してやっていること。

なのですぐさま速歩に戻してライダーの意思は速歩だ!と教え込まないといけない、修正をさせなければならない。

これを繰り返すと馬はライダーの指示を聞かなくなって行ってしまう。

 

で、忘れてはいけないのが調馬索が無いって事。

手綱できちんと行き先を指示しなければならない。

左回りのとき、ちょっとでも左手に力が入っていると、ラチの内側に寄って行ってしまう。

なんでルートを変えるの!と怒るボス、あわててラチの外側を歩くように指示を出す僕。

そして同時に、速歩もきちんと出さなければならない。

速歩~、並歩~・・・ 速歩! とボスからの命令が飛び、それを受けてA先生に扶助を出す。

ちょっとでも間違えた扶助を出すと変な方に向かっていったりするし、本当に難しい。

 

並歩中に半円(?)で手前を変えて~と言われ、手前を変えるんだな。

と、ラチの真ん中を歩いてしまい、ちがーう!と怒られる。

すんません、半円がわかんなかったッスと言うと、並歩中は小さく回る事が出来るから、

ラチの外側でくるっと半円を描いて手前を変えることだよと教えてくれました。

いやはや勉強不足、きちんと覚えておこう。

他にもあるはずだから勉強をしよう。

 

そうこうしているうちに時間切れでレッスン終了、ボス、A先生ありがとうございました。

A先生から降りた後で、鞍数を考えるとA先生を調馬索無しで動かすのは大変だし、よく頑張ってると思う。

だいぶ早いペースで進んでいるから、この調子で頑張るよーに。とありがたいお言葉を頂いた。

褒めて頂けるとすごく嬉しい。

レッスン後、A先生に感謝のブラッシング等々を終えて、本当の意味でレッスン終了。

馬の手入れとか教わる機会を得られるのは貴重な時間だと思う。

乗るだけでなく、馬に携わる時間を増やせて嬉しいなぁと感じた乗馬素人のおっさんでした。

 

 

 

で、乗馬クラブのボスも大変勉強熱心な方でして、外部から有名なトレーナーの方をお呼びしてレッスンを受けているらしいです。

そのトレーナーの方に興味が湧いて調べていると、このようなことを仰られていた。

(経歴を見たら本当に凄い方、名前を出したりすると通っている乗馬クラブがバレそうなので書けない)

 

「短期的目標、長期的目標を立てること」

 

僕の乗馬における目標は何なんだろう?と。

かみさんとアレコレ乗馬について話をする事が多いのだけど、明確に目標を立ててないなと思った。

先日の日記に馬場C級ライセンス(2/26 修正→日馬連の騎乗者資格C)が目指すべき目標だな!と書いたけど、これはきっと短期的目標なんだろう。

長期的と言うと・・・?

5歳になる愛馬がいて、ちょっと特殊な馬なんだけど、この子も縁があって馬場馬術方面に向かって頑張ってくれている。

この愛馬と馬場馬術大会に出場するのが長期的目標なのかもしれないな!

目標が明確になってくると、ヤル気も出てき始める。

そして圧倒的に知識が足りないんだなとも思うので、勉強をしなければと思ったのであった。

そんな乗馬レッスンでありました。