Tぴょんとご飯を食べていて、話は私の愚痴から始まったのだが、そこから発展して「今も、新宿駅の地下西口に、私の詩集を買ってくださいという札を下げた女性が、詩集を売っているのだろうか」と。

Tぴょん、びっくり。

「え?」

それに、Tぴょん、新宿駅ほぼ使わないそうだ。さらに、Tぴょんは、ギターを持っていう歌っている人なら見るというが、それとは別系統の詩人なんだよ!!

 

私が大学生か、それ以前から、新宿の西口に、貧しい身なり(個人の主観的な意見です)をしたやせた女性が、首から札を下げて詩集を売っていた。不幸そうな若い女性が。

買っている人を見たことはない。

 

そうだよ、私が高校生のころから、いるよ。

私が社会人になってもいたよ。

そう思うと、同じ女性ではないかもしれない。また、駅構内の販売許可を取っていたのかも、今思うと不明である。そうだ、そうだ、あの頃私は、詩人はデビュー(?)したら、まず新宿駅で自分の詩集を手売りすると思っていたよ。

 

Tぴょんが信じないので、帰宅して主人に聞いたら、「えー」っていう。そうだよ、主人も都民だった頃、割と新宿駅を使わない圏内で生きていた。私はめっちゃ新宿駅を使う生活だったから。ってことは、新宿駅限定なのか?

 

「それって、あれ、あれ、今だと、コミケみたいなもんだろう」と主人は言ったが、そういう感じはなかった。自費出版した本を、自分で売っているっていうけど、そういう感じでもないんだなあ~。

 

今思うと、あれって、どこかの宗教が修行のためにさせていたのかなあって気もする。それとも、新宿駅は詩人の登竜門なのか(と思っていた)。

 

いや、絶対にいた。私の詩集を買ってください、という女性が新宿駅の西口地下に!!

彼女は今どうしているのだろう。一人なのか、複数なのかわからないが。いずれも幸せになっていてほしい。もしかして、今はコミケで詩集を売っているのか?びっくり豚 (3月記)