アットホームタイムNo.506(2024年2月号)の私の家。
「私のいえ、まち、くらし。」は、プロフリークライマー野口啓代さん。
ロッククライミングなるものを知っているし、壁を登る競技があることも知っているが、「プロ」であり「フリー」で職業として存在しているのか。そんなにクライミングって普及しているんだ。
そのおうちは、こだわり満載で羨ましいぐらいだが、若い時のこだわりで建てて、老後はどうするのか?家族構成やライフスタイルが変わったら、どうするのか?お金があるんだな、羨ましい。
多くの場合、人は家を建てたり買ったりするのは、人生に1度。せいぜい2度。そのコストを考えると、人生の場面場面でふさわしい場所、間取り、費用を選べる賃貸が有効な気もする。高度成長期、それぞれが家を持つ、どんどん開発される住宅団地、あれはあれで、一つの幻だったんだなあ。
とはいえ、人に迷惑をかけないで自分のお金でするなら、自由なのだ。おばさんの、感想など、どうでもいいのだ。
私は、登る、ということが楽しいのかどうかわからない。でも、自分の心と体に向き合い、しっかりコントロールできるかどうかが、クライミングの魅力と聞くと、なかなか面白いものだな。
そこに山があるから登るようなものなのだろうか。 (3月記)