高崎フリモ1月号(vol.314)のハウジング特集。
空き家のままにしておく一つの要因が、解体すると固定資産税が6倍になるということ。で、自分の所有する(あるいは共有持ち分を持っている)空き家の固定資産税が6倍になるか、物件がある市町村の資産税課に電話して聞いてみて。所有者なら教えてくれる。4倍かもしれないし、同じ敷地に2軒建っているようなケースでは、解体しても庭が広がるということで、金額が変わらないこともある。
とはいえ、大方固定資産税はあがある。だが、解体費もあがっている。そしてなにより、5年後10年後、15年後20年後に、解体する資産(100万、200万、300万)がない、負担しきれないってことはあるよ。
とはいえ、解体すると草むしりが大変・・・・シルバー人材センターに頼んでも、年に2回、3回必要だったりするからねえ。その費用も馬鹿にならない。
わかるよ・・・空き家のままにする気持ち。
なお、特定空き家が騒がれて、結構空き家相談が増えたが、多くの方は特定空き家のことを忘れたと思う。私も忘れかけてた。だって、特定空き家に認定するかどうか、市町村ごとの温度差もあるし、そもそも強制執行にまで持って行くのも大変だし、税金を使ってまでする場所にあるかどうか。本当に、ごく少数の迷惑空き家のための法律って感じだった。
そしてこの度、「管理不全空き家」を設定。シランかった・・・
このあたりで、空き家と言えば、私、のはずが・・・
最近、ぜんぜん勉強してなかった。生きているだけで大変だったから。
ま、早めに不動産業者に相談する、ですね。
不動産屋も、物件代金が1000万円前後にならないと動いてくれないかもしれない。
物件代金が100万円でも、1000万円でも、やることは同じだし、仲介手数料は物件代金によるからね。
でも、きっと真剣に相談を受け止めてくれる業者はいるよ。
そして・・・そもそも、相続登記をしていないことがおおい。
上に、共有持ち分と書きましたが、相続登記していないと、相続人全員がもっている状態になっています(とみなされます)。
(それに対する、新しいルールも出来ましたが、また別の機会に。)
まず、相続登記を。生きている人の名義にしないと、売れません。売る手続きができません。
相続登記をすると、そういう記録を一括でゲットしてDMを送る不動産業者がいます。コンサルにそうしろって言われているのだ。だから、物件状況を詳しく確認してDMしているわけではないのだ。返事が来たら、調査開始するのじゃ。
そういう会社に売却以来をして、3、4年経っても売れない場合は、勇気を出して「ほかの不動産屋にも相談したい」と言ってみよう。媒介契約は、3ヶ月で、3ヶ月ごとの更新みたいな内容になっているはずじゃ。
それは、適正価格で無かったり、不動産流通で売れる物件じゃなかったり、物件そのものの問題があったり(再建築不可など)する可能性があるので、その対策が必要です。それらを分析検討して、引き受け手を探すしかない。
早い方がいいです。