「ぶーちゃん、こたつのない家見てる?」って聞かれた。私は見ていないので、ごめんね。見てないよーと言い、どんな話って聞くと、そういうところがポイントじゃなくて、小池栄子の髪型が内巻きですごく良いと言う話であった。私は、あっそうなん、小池栄子の髪型がいいんだ、と。

 

彼女は先日美容院に行った時に、小池栄子の髪型が良いから、それにしてくださいって美容師さんに頼んだそうだ。ずっと同じ人に頼んでいるので、その人はスマホで検索してみてくれて、ああこれねって確認してくれた。そしてその人は言った。これはカットしてそういう髪型になるんじゃなくて、こういう風にセットしてるんだよって。爆  笑

 

つまり、彼女もセットすれば小池栄子になれるのである。

 

その日は美容師さんがセットしてくれたので、憧れの小池栄子の髪型になったが、仕事終わった後だし、行くところがなかった。行くところもないので、誰にもこれ見てもらえないなぁと。それで、しょうがないので、ハローワークに行って、今書店で勤めているけれど、ダブルワークしたいんですって言ったら、職員さんがすぐに自宅近くの病院を見つけてくれて、電話してくれて、面接が決まったそうだ。

 

私はてっきりそのまま面接に行って、小池栄子の髪型を見てもらえたのかと思ったら、まぁ当然だが、面接は数日後、まぁ、小池栄子の髪型になって、彼女はダブルワーク先を見事射止めたということでよかった。よかった。

ただし、職安の職員さんは、彼女の髪型を見て、心の中で小池栄子の髪型で素敵と思ったとしても、当然、それは口にしなかったであろう。全然見てないかも。爆  笑

 

というわけで、この後、ダブルワーク書店員の冒険がつづく。キラキラキラキラ豚