寝不足気味で睡魔と戦う

 

警察署で。

とある警察署で、まぁいろいろありまして、私が連行されたとかではありませんが、普通はいかないような奥の方に通されました。そちらでお待ちくださいと言われて、ずんずん中に入っていったら、テーブルの上にたくさんの大根が並べてあった。大根は土付きの状態で、私はとっさに、これは農作物窃盗団の証拠物件だなって思った。私は、案内してくれたおまわりさんにこの大根のことを聞こうとしたが、まぁそもそもその事件の全容について無関係な私に話してくれるはずもないし、おまわりさんには「違う、違う、そっちじゃない、こっちで待ってください」と言われたので、私ったら、入ってはいけないところに入ってしまったのね。

で、先程の大量の大根について、どんな事件なのだろうか考えた。外国人の窃盗団が、農作物や豚を盗むとか、そういう事件もあったからね。

私は、簡単な聴取をされた後、廊下に設置してある待合の椅子で待っていた。

すると警察の一団が、捜査の後なのか、だだだーと入ってきて、その奥の部屋に行った。そして、「あれ、なーに、これ」と大根について声を上げているのが聞こえた。もしや、これは大根窃盗団について聞けるのではないかと思い、私は耳をそばだてた。すると、奥にいた人が、たくさんもらったんで、持ってってくださいねーと言っていた。私はがくっととなった。

 

差し入れだったのね。あせる

警察というシチュエーションが、すべてをドラマチックにさせるわね。大根ですら。笑い泣き豚(11月記)

 

 

 

 

 

 

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