お土産に、自分も栽培をボランティアで手伝っていると言う、何らかの公益目的の果樹園で収穫したと言うジョナゴールドをたくさんいただいた。

函館に来て2日目の夜。飛行機で来ている私たち。これ、持って帰るのだろうか。いやいや、気持ちはありがたい。

 

それで思い出したのだが、ずっと昔の事。長野の出張で、長野市から入ったのだろうか。長野県をぐるっと回って松本から帰ってくるようなルートだったと思う。とある大学で、私はお土産で、カゴいっぱいに入ったキラキラとしたりんごをいただいた。大変ありがたく、ホテルに持ち帰ったが、それは出張初日か2日目か3日目位。1週間位の旅程だった。この後の出張予定で、お客様のところで見せる資料一式を持って、このリンゴを持って移動し続けるのだろうかと呆然とした。さらに、私は馬鹿なことをしていた。途中の横川駅で釜飯を買ったのだ。峠の釜飯だ。まだ横川駅が現役だった時代。そして東京に住んでいた私には、峠の釜飯がとても特別なものだったので、食べた後のオカマを持って移動していたのであった。峠の釜めしのオカマと、りんご。私はやむなく出張の途中で峠の釜飯のオカマを捨てたのであった。

 

今考えれば、レンタカーで移動すればよかったのに。確かにレンタカーも所々で使ったんだけどね。

 

そしてこのジョナゴールドは、私が持ち歩くのではなく、空輸されて、我が家の食卓で消費された。特別な味がした。それは、りんごとして特別な味と言うより、かかった経費について思いを馳せる特別な味であった。いや感謝してますよ。もうほんとに、お酒はこぼさないでね。爆  笑爆  笑爆  笑豚