書店員が私のカゴにそっと(本は大きいので実際はどどーんと)入れておいてくれた本。
出先で読んでいたが、涙が止まらないさ。
外で読んじゃだめさ。
89歳の痴呆の母との交流。それを通して見えてくる、母の過去。
いまさ、義母と暮らしているでしょう?
毎日、義母のわがままにてこずっているけれど、それから見える義母の不幸な結婚生活。
でも、それはそれで、義母は幸せだった一面もあるんだろうな、と思いたい。
ペコロスの父のように、義父はお酒を飲む人だったそうだ。そして、酔いつぶれた義父を義母が探しに行くっていうこともあったそうだ。
義母は娘と息子に「あなたたちがいるからおとうちゃんと別れないで暮らしている」といっていたそうだ。自分の子供にそういうことを言う人生って、どうなんだろうと思うよ。別れないという選択をし続けていることを、子供のせいにしてはいけないよ。
でも、そういいたい生活だったんだろうな、と。
義父も、義母の前に現れて「苦労かけました」って言ってくれれば、義母も安心するだろうか。
でも、義母の前に義父はまだ現れないようだ。
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