母がまじめな顔をして、私に言った。

「高島屋の地下に片原饅頭が入ったんだって。」

「へ?」

「Yちゃんが、○○さんに教えてもらったって。」

「あー、○○さんは仕事でよく高崎にくるんだよね。」

「そうなのよ。だからM山さんに、高島屋の地下に片原饅頭が入ったらしいよ、って言ったら、あそこの御主人は自分の子供にも教えないくらいだったから、絶対あれより美味しいはずがない。元のお店よりまずいはずだっていうのよ。そこまで言わなくてもいいじゃないねえ。」

「そ、そうだね。」


とうわけで、今日私は母を高島屋に連れて行った。

「あったわよ!あそこ!」

というわけで、片原饅頭を買ってきた。


ぷっくりぶーの忙しい毎日-45

で、一体片原饅頭とはなんなのか?酒饅頭なのよ。


昔、前橋にあったお饅頭屋さんで、前橋に行ったら絶対そこでおまんじゅうを買ってくる、というお店だったらしい。(=◇=;)

そういえば、母とYちゃんの昔話で、前橋のお饅頭屋さんのことが何回か出てきたことがあるような気がする。

渋川の××は、片原饅頭ほどではないが美味しい、とか。なんか、そんな感じで。


そのお店は、閉店。

それを、長い月日がたった今、あるお饅頭屋さんが苦労に苦労を重ねて再現して、味を「復元」(とお店の説明文にあった)したらしい。(=◇=;)

ぷっくりぶーの忙しい毎日-47 ぷっくりぶーの忙しい毎日-48

お饅頭に入っていた説明文には「160年間の歴史を誇る前橋名物だった片原饅頭店で60年間、糀元菌作りと独特の餡の作り方の秘法を守ってきた最後の職人頭に秘伝を伝授してもらったので」とある。

60年間勤めた最後の職人頭、生きていたのか。( ̄□ ̄;)

だって、母が若い頃、前橋に行ったら買ってきたもの、らしいよ。母は70代前半だよ、今。


っていうか、160年もやっていた饅頭屋なのか。




ぷっくりぶーの忙しい毎日-49

食べてみたけど、あっさりした酒饅頭。

お店ではふかしたての熱々を包んでくれた。


M山さん情報では最後の御主人は、その秘伝を誰にも教えなかった、たとえ自分の子供でも、ということだが、職人頭が漏洩させたのね!これ「24」のジャック・バウアーだったら、大騒ぎするよ!(`∀´)


母でさえ、片原饅頭のことでこれだけ大騒ぎしているのだから、今、高崎市民&前橋市民は大変なことになっているだろう。(≧▽≦)

母は、うちの主人と義母も絶対知っているはずだ、と断言していた。義母は、今日はぼんやりしていたので、知っていたかどうかわからなかったが、食べた。そして主人は知っていた。しかも彼は、片原饅頭店というお店であることを知らず、片原饅頭が酒饅頭だと、つまり種類だと思っていた!( ̄□ ̄;)

そこまで浸透していたのか、片原饅頭!


あー、今日は全前橋市民と全高崎市民に、片原饅頭についてインタビューしたい気持ちだよ。(≧▽≦) ぶーぶー






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