どこでも寝れる? ブログネタ:どこでも寝れる? 参加中


私は、だめね、電車の中とか車の中では眠れない。友達のうちでも。と思っていたが、年をとるに従って、だんだんどこでも寝られる人になってきた。仕事で出張が多くて、ホテル泊りになれたこともあるのかなあ。

そんな私が忘れられない、「どこでも寝られる」人の思い出。


ある学会で。

私は仕事でその学会との付き合いがあって、年に2回の大きな大会や、年に数回の研修会には出席(ていうか、営業)することが多かった。


春うららの筑波大学での大会。

多くの研究発表がされる中、ある発表は結構面白そうだと話題になっていて、見に行った。

話題の研究テーマだけに、広いきれいな会場で、アメリカドラマの学会発表みたいなホールだったよ。

席には、この業界の高名な先生、若手のやり手先生、私のようなこの業界がらみの業者がびっしり。知っている顔ばかり。

そんな中発表が始まり、映像を使う発表のため、ホールの照明が落とされた。


うーん、これは確かに面白いかも、と思いながら発表を聞いている私の耳に、そのうち不審な音が。

なんか、ごーごーという変な音がする。


照明が再びついて、気になって見回すと、私と同じように気になった人々がきょろきょろ。

そして犯人はすぐに分かった。

なんと、業界の最長老、紫綬褒章も受章した先生が大いびきをかいてねているではないか!(=◇=;)

この時すでに、その先生は90は超えていたはず!


あまりも偉い先生で、あまりにも高齢なため、誰も先生を揺り起こす勇気が出ず、そのまま最後まで、ホール全員で、先生の大いびきを聞いていた。(;´▽`A``


そうして無事発表が終わり、発表者も含めて全員、何事もなかったようにホールを立ち去った。伝説の発表であった。


私は気になって、10分後ぐらいにもう一度ホールに戻ると、まだ寝ていた。

高齢の先生には、いつも誰かが付き添っていたのだが、その人は困ったように横に座っていた。

その人も、先生を揺り起こせないのね!( ´艸`)


その先生は背が高く、体も大きく、だから余計いびきが大きかったんだろうね。私は初めてお会いした時に、「え?この人って、まだ生きている人だったんだ!」と思ったくらい、初期の功労者で高名な方だったので、誰も彼の眠りを覚ますことはできないのよ~。


この学会後、この先生の周りの人たちは、先生がこういう場に行きたがっても、行かせないようになったらしい。どこでも寝ちゃうんだってさ。

あまりに偉大な業績に、いびきの伝説を重ねるのは周囲の者にとって辛いことだろうからね。(≧▽≦) ぶーぶー




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