このブログの読者はMCSやシックスクール症候群、慢性有機リン中毒のお子さんをお持ちの方が多いと思います。
幼稚園から小学校、小学校から中学は申し送りがあり、中学校から高校、高校から大学。
学校が変わる度に、要望書を学校側に提出されることと思います。
初めて受け入れる学校の場合、その要求項目の多さに学校側がびっくりされると思います。
それを読んで、心配性なお母さんだ、これ全部やらなくて良いだろう、と思われる教職員もいます。
しかし、そのお母さんは本当に心配性なのでしょうか?
要望項目、それぞれについて、過去に実際に体調不良を起こしたことがあるのか、家族が反応する物質なのか、多くの患者さんが反応する物質なのか、それぞれ、1個ずつ確かめたのでしょうか?
化学物質過敏症に対応するには、化学の知識が必要です。
どういった支援が必要か検討する先生が化学に明るい場合は良いですが、化学が苦手な方の場合、自分が理解し易い所だけ、実践して、なんだかよく解らない部分は、これ全部できないから、いいや~他の患者さんが反応したという例も余り聞かないし、と切り捨てられることもあります。
柔軟剤、整髪料、香水、石油ストーブ、排気ガス、そこら辺は比較的にスムーズに理解して貰えます。
しかし、プラスチック製品から揮発するフタル酸エステル、壁紙から揮発する接着剤の酢酸エチル、集積材から上塗りの塗装膜をすり抜けて揮発するホルムアルデヒド等は、文系の職員には、取っつきが悪く、柔軟剤や石油の話ばかり話をして来ます。
そのうち、全部の要望を通せないように言って来る方もいます。
でも、その時に、どの物質が重症化を招きやすいか、臭いだけでは避けられず連絡が必要か、優先順位をちゃんと付けられているかと言えば、どうしても理解に難しく、担当者が理解できる部分を対策して、理解できない部分を切り捨てる傾向にあります。
私は早いうちに理系の方、中学なら理科担当、高校なら化学担当、大学なら化学、建築、バイオ担当等に代わって欲しいと言っています。
いくら、一生懸命やろうとしても、余りにも専門知識が難解で、無理な部分も多く、どうしようもなくなるまで抱え込まないで欲しいと、どこの学校でも思います。
しかし、自分は担当だから、文系の人にも解るように書いて欲しいとか、事務にも解るように書いて欲しいとか言われても、書いても解っているように思えません。
文系でも、事務でも、解らないことを、解るまで質問してくれる人はいいのですが、解ったふりをされるのが、とても困るのです。
典型的な理系技術者の私にはうまく書けないのかもしれません。
そこへ、電磁波過敏症が合併していたらどうでしょう。
もう、どうしようもありません。
この1~2年は、この手の問題に頭を悩まされることが多いです。